続きはVIPプランで読みましょう
10,000以上のストーリーが読み放題
VIP限定ストーリーが読める
広告表示なし
いつでもキャンセル可能。
続きはVIPプランで読みましょう
10,000以上のストーリーが読み放題
VIP限定ストーリーが読める
広告表示なし
いつでもキャンセル可能。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「ジークフリート殿下のお身体は、いま、どこにあるのです?」
首元のジャボを強く引き寄せたまま、間近から尋ねた。
公子様が息を呑む。
その切れ長の右目には、私の顔がくっきりと映り込んでいる。
ただでさえ、目当てのベネディクト公爵閣下を逃してしまったのだ。
ここでなにも聞きだせなければ、こんな分不相応なドレスを纏ってまで、公爵邸へ乗り込んできた意味がない。
しかもこの方は──ジークフリート殿下を陥れた、魔術師だ。
腹の底がふつりと煮える。
しかしいま優先すべきは、有益な情報を掴むことだ。
決して逃がすまいと手に力を込めれば、相手もまるで水面下で必死に抗っているような、そんな空白の時間が過ぎ去り、
「……、知らない」
公子様はやがて、ぽつりと零した。
まったくもって、期待外れな答えを。
「私は、知らな**********************
***********
*********************
***********************
*****
******
*****************
***********************