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#オリジナル小説
雨「作るのには数週間かかるから待っとけ」
「はい」
雨月さんに案内され売り場に戻る
たまたま商品が並べられている棚を見ると
綺麗な簪がいくつも置かれていた
藤の花や椿、葉牡丹もあった
月や椛、蝶もある
僕は少し悩み雨月さんに話しかけた
「あの、雨月さん」
雨「どぉした?」
「この簪、買います」
雨「この椛のか?」
「はい」
雨「わかった、ちょっと待ってろ」
「ありがとうございます」
数分すると雨月さんが簪を巾着に入れて持ってきてくれた
「これ、いくらですか?…足りるかな…」
雨「そいつはタダでやるよ」
「え?」
雨「実はな、その簪人気ないんだよ」
「え!?すごく意外…」
雨「だろ?お客様はな、この彼岸花とか」
雨「月の簪をご消耗らしいぜ」
「ほぅ…」
雨「それじゃあな、晴明さんと来てんだし」
「ありがとうございます!」
僕は雨月さんにお礼を言って晴明公様の所に戻った
晴明公様は僕の手元を見ると僕に問いかけた
晴「おや、何か買ったのかい?」
「はい!…と言うか貰いました」
晴「雨月が、かい?」
「はい、雨月さんが代金は要らないって」
晴「雨月にしては珍しいね」
麒「あとで沢山月影に謝っていそうだな」
晴明公様と会話をしていると突然
麒麟さんがどこからか出てきた
晴「確かにそうだね」
麒「さぁ、紡」
「はい」
麒「今週は酩酊街結界寮に帰れる日だぜ」
「本当ですか!?」
晴「嗚呼」
晴「鑪が言っていたふぃじかるめん?はあの子達に任せるよ」
「わかりました」
1度晴明公様の家に帰り
荷物の準備をした
準備が出来た頃晴明公様が僕の部屋にやってきた
晴「準備できたかい?」
「はい」
晴「じゃあ、土間へ行こう」
僕は案内され玄関まで晴明公様と一緒に行った
晴「残念だけど酩酊街まで共にすることは出来ないんだ」
晴「だから、僕の式神使い達に任せるよ」
晴明公様は和かに笑いながらそう言った
晴明公様が言う式神使い…
どういうことは霾伍さんや鑪さん達のような人達が
案内してくれるのだろうか
そんなことを考えながら簾を捲る
「今までありがとうございました!」
晴「嗚呼」
晴明公様に1礼をして外に出た
そこには10歳程の子供が2人と
なにか、黒く大きな鳥がいた
烏だろうか
それに子供は見た目のわりに少し派手な見た目だった
片方は赤髪で髪を1つ結びにし、蒼い瞳で
片目を隠した、男の子
もう1人は
青…と言うよりはみずいろの髪色で
髪は短かった、紅い瞳で片目を隠した男の子
恐らく双子だろうか
?「お前が紡か?」
高い声が聞こえたと思ったら僕は
赤髪の子に質問されていた
「そ、そうだよ」
?「スオの名前は蘇枋!クソ錦の連れなんだぞ!」
赤髪の子は蘇枋と名乗った
蘇枋くんの一人称がスオなのがかわいく思わずにやけてしまった
?「シオは潮!スオと一緒だよ!」
水色の髪の子は潮と言うらしい
蘇「クソ錦に言われてお前を迎えにきた!」
潮「烏天狗に乗せてあげるよ!おいで!」
2人に手を引かれ大きな鳥の前に来た
「烏天狗…これが…」
潮「なんかね〜もう暴走したり危害加えないように力が封印されてるらしいんだ!」
蘇「椛が言ってたぞ!」
「そうなんだ…」
烏「今はもう陰陽師の味方さ」
突然烏天狗が口を開いた
双子もびっくりしたようで
蘇「わー!鳥が喋った!!」
潮「え〜なんで!!」
烏「いいからちゃんと案内してあげなさい」
蘇「はーい」
蘇「シオ!松明丸呼んで!」
潮「スオりょーかい!」
すると潮くんが霊符を取り出した
潮「妖松明丸急急如律令」
そう唱えると何処からか火の鳥がやってきた
潮「シオが呼んだからシオ松明丸ね!」
蘇「はーい」
僕達は鳥、鴉に乗り酩酊街まで飛んだ
初めての経験だった
風が気持ちよく上から異境界の朝を眺めることができた
コメント
2件
スオシオ〜〜〜💖💖✨うちの子可愛いーーーーー←親バカか 紡くんわかるかい!?蘇芳のスオ呼び可愛いだろ!!!!!!((((殴