コメント
2件
うわっ…好きです
こんにちは、けるもです。
最近花粉が多くて外に出たくないです。
本編どーぞ!
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💙side
俺は最近、気づいたことがある。
というか、見てしまった。
-1週間前
💙「ごめん、ryoちゃん!そこの楽譜取ってくれる〜?」
💛「いーよ!ほいっ!」
ryoちゃんの右側にいた俺は、楽譜を渡してくれたryoちゃんの右腕に違和感を感じた。
ヒラヒラと動く袖で見え隠れしている手首から見えたのは、、、
無数の切り傷の痕。
💙「え、」
つい声が漏れる。
💛「ん?どうしたの?」
💙「んえ!や何でもないよ!ありがとう!」
💛「どーいたしまして!」
…リス…いや、ないか。
あの時、話を聞いていれば、と思った。
俺は今、部屋の前にいる。
中にはmtkとryoちゃんがいる。
不意にryoちゃんの怒鳴り声が聞こえた。
しばらくしてryoちゃんが出てきた。
ryoちゃんは俺を見たけどそれも一瞬で、
フイッと目を背け、行っちゃいそうになった。
俺はryoちゃんに無意識に声をかけていた。
💙「ryoちゃんっ!!」
ryoちゃんは振り向きはしなかったものの、歩みを止めた。
だけど、続ける言葉が出てこない。
ryoちゃんが困ってることは確かなのに
どう声をかけていいかわからない。
自分の無力感を突きつけられた気がした。
呼んだくせに黙りっきりの俺を置いて、ryoちゃんはまた歩き始めた。
こんどは止めることができなかった。
しばらくその場に立っていた俺は部屋に入ることにした。
何気なく開けたドアの向こうにいたのは
泣き腫らしたmtkだった。