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#絵
冷凍いちごN
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だんご丸🍡
WW1に敗戦したオスマン帝国
連合国に領土分割は悲惨なものだった。
オスマンは抵抗する気力もなく、連合国にされるがままの瀕死の操り人形のようで、かつて帝国を誇った面影など見えなかった。
ザッ…ザッ……
重い顔をあげたそこには…軍服を装った、かつての植民地、ギリシャだった。
「おーおー…随分とまあ弱々しくなったもんだね」
何をしにやってきたのか、挑発か、煽りか…
ジッっと睨みつける
だがその睨みはただの悔しみの顔にしか見えなかったようで
「わ〜こわ〜い………」
「……そんな怖い顔するなよ」
「…誇り高い帝国もやっと沈むな」
ギリシャはそう言って立ち去っていく
「………」
オスマンはそれを黙って睨みつけることしかできない
今すぐにでも腕を掴んで殴り飛ばしてやりたい
しかし、そんなことすらできない体と、連合国の圧力が背後にある気がしていた。
1920年8月10日。
「さて、オスマンくん、さっさとサインしてよ」
目の前の机にバンッと出された紙。セーヴル条約。
それは、その内容は読むまでもなく、不条約な文字が並んだただの紙切れに見えた
その紙を目の前にじっと見つめているオスマンを冷たい目で見下ろすフランスやイギリス、ギリシャ
「………」
オスマンは黙って万年筆を手に取り、名前の欄に腕を動かす。
自分でもわかるくらいに、手が震えていた。
カタカタと手が震えて、インクが紙に滲む。
「………っ……」
カタ…と万年筆を置き終えた。
あっという間に終わってしまった死刑宣告のような紙へのサイン。
フランスがおそおそとサインし終えた紙をバッっと取り上げると笑顔で扉を指す。
もちろん目は笑っているわけはない。
「さ、このあとレセプッションを開くからあっちの会場へ足を運んでもらって」
レセプッション、お茶会。
そう、オスマンの死刑宣告のサインをし終えたすぐ、メンタルボロッボロのオスマンを急かすようにお茶会。
「お疲れ様です。これで中央同盟国の対応はひと段落としますか」
イギリスとフランスが赤いワイングラスをカチンと鳴らして目の笑っていない笑顔でオスマンを横目にする。
「……」
完全に蝉の抜け殻のようになったオスマンはフランスのような目の笑っていない笑顔とは違う先の見えない遠い目。お茶菓子が喉を通るわけもなく早く終わらないかとどこかを見つめている。
目の前ではもぐもぐとお菓子を口に詰め込んでいるギリシャ。
あぁ……
こんなに世界が狭く見えるようになるなんて
思いたくもなかったのに
こんにちは♪かるぴすです。
最近トルコの本を3冊買ったらトルコの誕生について書きたくなってしまいました。妄想の詰め合わせです。
誤字の間違いがある時はごめんなさい🙏
コメント
1件
かるぴすさん、こんにちは🌷 「セーヴル条約」、読ませていただきました。オスマン帝国の無力さと、それを取り巻く連合国の冷ややかな空気が静かに、でも確かに伝わってきました。「手が震えてインクが滲む」という細かい描写に、胸が締め付けられました。蝉の抜け殻のようなオスマンと、お茶会を楽しむ面々の対比も印象的です。トルコの誕生に興味を持たれたとのこと、その情熱がしっかり反映されていて素敵だなと思います。続きも楽しみにしていますね📖