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BL注意⚠
竜春
竜胆side
過去(竜蘭要素あり)
俺は、いつも兄ちゃんとくっ付いていた
ご飯を食べる時も
風呂に入る時も
寝る時も
喧嘩する時も
何時でも何処でも一緒だった
俺は兄ちゃんが大好きだった
恋愛感情はなく、純粋に兄弟として
だから、兄ちゃんにありったけの愛を注いだ
兄ちゃんも、俺に有り余るほどの愛をくれた
でも、俺は空っぽだった
どれだけ兄ちゃんの愛を貰っても
俺の求めた愛より、遥かに下だった
だから、俺が求めたぐらいの愛を注いだ
俺のやり方で
でも、兄ちゃんは泣いちゃった
だから、本当に心の底から好きな人以外には
この愛は注がないようにした
俺は束縛が激しい
兄ちゃんにこう聞いた
驚いた
全くの無自覚、
友人にも言われた
「竜胆って束縛するタイプなんだな……」
俺の愛情表現は束縛、
俺は、一緒に居たいだけなのに
誰にも俺の気持ちは伝わらない
これはきっと、周りが俺を愛してくれないからだ
だから、春千夜と出会った時、
愛してもらった時、
俺の全てを捧げた
俺の全てを明かした
それでも、春千夜は離れなかった
だから添い遂げようと思った
この上ない愛を春千夜だけに注いだ
春千夜side
過去
俺は愛を知らない
兄貴からも、いつも叱られてばかり
妹がどうのこうのって……
俺の頑張りは認めて貰えない
マイキーや場地達といる時は、羽目を外して、ひたすらにはしゃいだ
それから何年かし、兄貴と妹から離れて、隊長に出会った
そこで初めて、愛を知った
どんな時も隊長に付いて周り、半年もすれば、信頼し合える存在となった
ここが俺の居場所
でも、そんな隊長も居なくなった
10年ほど経ち、裏社会の人間になった俺は、またマイキーと過ごした
そんな時、竜胆に出会った
竜胆に出会ったのは、天竺以来だった
一緒に仕事をしていくうちに、惚れていった
俺たちは離れられない
いつしか、そんな歪な存在になっていった
これが俺らの愛の形
これが俺らの出会いであり、世間との別れだった
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