テラーノベル
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長い口付けの後、岩本は一度身体を離した。
「……何?」
岩本を見上げる阿部が、不思議そうに呟く。岩本はそんな阿部を見て微笑んだ。
「好きにしていいって言われたし、アレ使おうかな」
そして言うと、サイドボードからある道具を取り出した。
阿部の表情が強張る。それは、いつかも使われたバイブレータだった。
「それ、やだっ」
とっさに拒否が口をつく。
「大丈夫。今日は目隠しとかしないから」
岩本の口調は優しいが、有無を言わさない雰囲気があった。阿部は身体を起こしかけたが、その動きを利用してうつ伏せに転がされた。岩本に腰を掴まれ、そのまま引き上げられる。
「ひかる…っ」
「頑張ろ」
相変わらず優しく岩本は言う。
そんな口調とは裏腹に、問答無用でスウェットのズボンを下着ごと引き下げた。
「ちょっと冷たいよ」
ローションに塗れたバイブレータを後孔にあてがう。
そのままゆっくりと挿入した。
「っ、あ」
阿部が身体を震わせ息を吐く。異物が侵入してくる感触。以前コレを使われた時の記憶が蘇ってきた。
「じゃ。始めるよ」
岩本がスイッチを入れる。低いモーター音と共に、強めの振動が身体の奥に伝わりだす。阿部は反射的にシーツを握りしめた。
岩本はベッドの端、阿部の前に胡座をかいて座り、彼を眺める。
振動はまだ始まったばかりだが、強烈な刺激が体内の敏感な部分を直撃する。
阿部は顔を真っ赤に染め、歯を食いしばった。
「っ、ふ、ぅ…ん」
声を抑えようとしても、口の端から甘い吐息が漏れる。
「我慢しなくていいのに」
岩本が低く囁いて、額にかかる髪を指でそっと払った。
あくまでも甘い指先。下半身から送られる容赦ない刺激との落差に頭がどうにかなりそうだった。
視線が絡み合う。見ている。見られているー。岩本の視線は、熱っぽいがどこか冷静で、阿部の羞恥心を掻き立てた。
「んっ、は…あ…っ」
堪えきれず声が漏れる。鈍い快感が波のように何度も押し寄せた。
「ひかるぅ、あ、と、どれくらい…っ」
「まだ始まったばっかりだよ」
尋ねる阿部に、岩本は時計を見て目を細める。
彼は阿部の背後に移動する。そして中で振動している道具を一瞬抜くような素振りを見せた後、少し角度を変え、押し込んだ。
「っんあッ!」
阿部が声を上げる。
身体の奥。敏感な弱い部分に、ダイレクトに刺激が来た。
「あっ、や、そこ…っ、は、ぅ、やだぁ」
ビクビクと身体が痙攣する。もう声を我慢するどころではなかった。
「んぅ…っ、あ、んっ、きもちィ、ダメ…っ、抜いてッ」
混乱したように阿部は、抜いて、と懇願する。
「あと…10分くらいかな」
岩本は時計を確認して言った。あと10分もこれに耐えなければならないのかと、阿部は愕然とする。
直後、彼は一切自身に触れられないまま、1回目の絶頂を迎えた。
「イったの?早くない?」
「はあっ…ん、ふ…ぅ」
岩本に言葉を返す事もできず、阿部は余韻と続く快感に呼吸を乱す。
岩本は、そんな阿部の髪を労るように撫でた。阿部は潤んだ目で岩本を見上げる。
「物欲しそうな顔して」
指で唇をなぞる。
「気持ちいい?」
「は…っ、き、もちいい…」
阿部は素直に吐露した。半開きの唇が煽情的で、岩本は下腹部が疼くのを感じた。
「…俺の相手、してもらおうかな」
「っん、する…っ」
阿部は膝立ちになった岩本に這って近づくと、その下着を下ろした。
「あ…、は…ひかる…」
与えられ続ける刺激に悶えながら、どこか嬉しそうな顔で、震える手で岩本の強張った熱を包み込み、ゆっくりと唇を寄せる。
大好きな岩本を悦ばせたいという欲求が、彼を突き動かしていた。
「ん…っ、ん、ぅ…」
息を整えつつ、丁寧に先端から咥え込む。
岩本が短く息を吐いた。頭を撫でる手に一瞬力がこもると、その確かな反応が嬉しくて、阿部は更に深く咥え込んで、顔を動かした。
「っ…、なんか、上手になったな」
優しく頬を撫でて、岩本が呟いた。褒められて阿部は、嬉しそうに彼を見上げる。
「練習した?」
「っは…、勉強は、した…」
息を整えながらそう答えると、岩本は吹き出した。
「セックスも勉強すんの?可愛いな」
阿部らしい生真面目さが愛おしい。
岩本は髪を撫で、その手を後頭部に添えると、いきなり頭を引き寄せた。
「っん!っ…ぐ、ぅ」
突然、喉の奥まで届いた感触に、阿部が苦悶の表情で呻く。引っ張られた事により、体内のバイブレータの角度がズレ、抉るように奥を刺激しだした。
「んんっ…!」
もはや苦しいのか、気持ちいいのかわからない。
それでも阿部の自身は否応なく反応し、呆気なく再び果てた。
と、同時に岩本も阿部の喉奥に射精する。
熱い体液が流れ込むと、さらに息苦しくて、阿部の目から涙が溢れた。
全てを吐き出すと、岩本は彼を解放した。
「………っ」
阿部の喉が動く。
「飲んだの?」
尋ねると阿部は口を開け、舌を出してみせる。目の端に涙を浮かべながらも、その表情は恍惚としていた。
「…ダメじゃん。爽やかな朝の顔が、そんなビッチみたいな顔しちゃ」
岩本は言ったが、背筋をぞくりと震わせる高揚が身体を巡り、放出したばかりのものがまた鎌首をもたげた。
「は…っ、ん、あ…また」
阿部は目ざとくそれに気付き、再び顔を近づけた。
「待て待て。そんながっつかないで」
むしゃぶりついてくる阿部を制して、岩本は彼を仰向けに転がした。
「あっ!ん…っ!」
無理やり動かされたことで、再びバイブレータの刺激が変化した。
岩本は、小刻みに身体を震わせ悶える阿部の脚を持ち上げ、開かせる。
そして、バイブレータを抜きかけて、また奥へ差し込んだ。
「ぅあ゛っ!?」
阿部が背中をそり返らせる。一瞬、手が制止するように宙を彷徨った。
「あ、やっ、めて、動かさないっ…でぇ」
バイブレータを抜き差しされて、阿部が甘い吐息とともに言う。
「言葉と顔が合ってない」
岩本が攻めの手を緩めないまま言った。
「やめてって言いながら、めっちゃ嬉しそうな顔してる」
「はぁ…っぅ、だって、きもちっ、からあ、あぁっ!んッ」
阿部は身体を引き攣らせる。
精液ではない体液が迸った。
「潮吹いたね」
「んんっ、は…っふ、もう、やだっ、バイブいや…っ」
泣きながら阿部が訴えた。
「ひかるっ、ひかるが、欲しい…っ!」
その言葉に岩本は、少し微笑んだ。そして時計を見て、手を止める。
「…うん、もう時間も過ぎたし、いいかな」
彼はそう言って、阿部の中の無慈悲な機械をゆっくりと引き抜いた。
「は…、んッ」
抜かれる感触に阿部は身を震わせる。
完全にそれが抜け切ると、解放感と共に熱くなったローションが、どろりと溢れ出た。身体の奥がまだ振動しているような、そんな余韻を含んでいる。
岩本は阿部の脚を抱えて、自分の肩に掛けるようにすると、熱く脈打つものを阿部の奥深くへ突き刺した。
「ぅあっ、ひ、かるのっ、来た、あ…っ!」
阿部が蕩けた顔をして、嬉しそうに漏らす。
過敏になった粘膜を抉られると、たまらず嬌声を上げた。冷たい機械とは比べ物にならない、熱とその圧に、彼はすっかり思考を溶かされた。
「ひっ、んぅ、奥、もっと、来て…ッ」
岩本の腕を掴んで訴える。岩本は荒く息を吐きながら一度動きを止め、次に更に奥を目掛けて腰を打ちつけた。
「ッあ゛っ」
阿部は喉を反らして、シーツを固く握りしめる。
岩本は一切の容赦なく、狂ったような速さで腰を使い出した。
激しい肉音が寝室に響く。
それに呼応するように、阿部の恥も外聞もかなぐり捨てた喘ぎ声が重なった。
言葉もなく、さながら獣のように、快楽を貪る。
「っは…、イクっ、またイっちゃうっ、ひかるっ」
前を一切触られていないにもかかわらず、最奥の弱点を執拗に蹂躙され、阿部の自身は蜜を放ちながら果てていく。
「あぁっ、俺も…っ、もう無理」
岩本も苦しそうに呟いた。
阿部が手を伸ばす。
「…かけて…っ」
蕩けた顔で彼は言った。
「顔っ…に、かけて、汚して…っ」
被虐的な欲求が、思わず口をついて出た。
岩本が喉の奥で呻いて、最後の一撃をこれ以上ないほど深く突き刺した。
同時に、限界を迎えた自身を阿部の中から引き抜く。
次の瞬間、阿部の顔面に向けて、岩本の熱い質量が猛烈な勢いで迸った。
閉じた瞼、頬、半開きの唇に精液が浴びせられる。涙と汗と涎に塗れた阿部の顔が汚されていく。
「ん…は…っ」
鼻腔を突く男のにおい。
岩本の種で顔中をドロドロにされて、阿部はその背徳感に恍惚とした表情で脱力した。
「…本当に、ダメだろ。顔に出されて、そんな喜んじゃ」
口ではそう言いながら、岩本は暗い悦びを感じた。
知的で爽やかで、真面目な阿部が、自分の色に染まって、淫らに堕ちる様に独占欲が満たされる。
「たまんねえな…」
小さく呟いて、阿部の頬に残る体液を親指でそっと拭う。
阿部は潤んだ瞳でそれを見つめながら、顔を汚されたまま、ただ甘く、満足そうに微笑んでいた。
M_Yuzu
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コメント
14件

めちゃめちゃエロいのに、綺麗💛💚 にゅうひん✩さん最高! 💛💚最高🎉

やばい😍 めちゃくちゃ良いです💗 あべちゃんのエロさが色っぽすぎる😍😍😍
わああああああああ🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️ ぶっ倒れ案件です🤦🏻♀️💛💚