◇◇◇◇◇
森を抜けるまで、気は抜けないな。
おぶっている分、行きよりも速度は落ちてる。
「お頭〜♡だいたい道筋が見えたよ!
これなら、ゴブリン回避して森を抜けられそう!」
「サンキュ!このままノンストップでいこう!
森を抜けたら、休憩するからね!」
「「「承知!!♡」」」
出番ないんで、肩で寝てるよ。カグヤ様。
この状態で寝れるってすごいね。
おー、だいぶかかったけど、なんとか全回避で森を抜けられたよ。
「ふー、お疲れ様!早速休憩にするね!」
「お頭〜!エナジーチャージ!」
「お頭!エナジーチャージです!」
「お頭〜♡エナジーチャージして〜♡」
「承知!準備するから待っててね!
エマさんも、そこに座っててください!」
収納から大型テントを出して設置。
もう組み立ててあるんで、ペグを打つだけで完成。
中に入って、どこでもお風呂を取り出す。
あとは、魔力を通して、湯を溜める。
完璧や。簡易休憩室!
「あ、黒の軍団は外で待機!
エマさん、中にお風呂がありますので、お先にどーぞ!
これ石鹸と手ぬぐいです。
疲れてると思うんで、ゆっくり入って来てくださいね。」
「ありがとうございます。
私は後で結構ですので。申し訳ないです。」
やっぱり、謙虚な人やな。
王女ってもっと高飛車を想像してたけど、助けて良かった。
「いいんですよ!私たちは、やることありますから。ふふふ。」
「そうなんだよ!やることあるんだからね!」
「お頭〜♡頑張りました〜!早く〜♡」
「そういう訳なんで、気にせずどーぞw」
「え?はい、お言葉に甘えて。
ありがとうございます。」
エマさんは、テントに入って行ったが、こっちは、密着!幸福サンドウィッチです。
この辺は、誰もおらんし、みんな頑張ったし、エナジーチャージしとかんとね。
「帰ってからでも、お風呂に入れるけど、僕たちもここで一回入っとこっか?」
「「「賛成デス!!♡」」」
はい、メロイックいただきました。
あ、出て来た。
あれ?服が綺麗になってる。
胸元があいてるドレスのような。
やっぱり綺麗な人やなぁ。
お姫様って感じ出してるわー。
すらっと細いのにバインバイン!
「お先にありがとうございました。
すごく、安心しました。
もう、感謝です。ううー。」
わ、安心したのか、泣き出してしまった。
「責任持って、街までお送りしますので、もう大丈夫ですよ。着替え持ってたんですね?」
「はい、このマジックポーチにいろいろ入れてもらってたので。
あまり入らないので、食料は無くなりましたけど。」
「なるほど、それはよかったです。
じゃあ、僕たちもお風呂に入ってから帰りますので、ちょっと外で待っててもらえますか?
なんかあったら、呼んでくださいね!」
「あのー、みなさん一緒に入るんですか?」
「あ、そうなんです。すいません。
変態じゃないんです。
すべて同意の上なんです。
信じてください!」
「私たちが一緒がいいんですよ!」
「そうなんだよ!」
「お頭〜♡行きましょ♡」
「あ、はい、わかりました。
ただ、私も中で待たせてくれませんか?
外で待つのは、心細いんです。
見ないようにしますので。お願いします!」
それはそうだと思うんですけど……。
「いいですけど、衝撃の映像が流れると思いますけど、大丈夫ですか?」
「はい、それはもう。お願いします!」
「それじゃ、こちらこそ、よろしくお願いします。驚かないでくださいね!」
エマさんが中に入ると同時に、みんなも中に入って、即全裸祭り!
「「「お頭〜!!♡」」」
即、僕も全部剥がされる!
「きゃーーーーーーーーーー!」
エマさんが声を上げると同時にカグヤ様も起きてきた。
「おー、もうそんな時間かぁ?
ほな、エンジョイするでぇ!
ユメ!行くでぇ!」
あ、エマさんいるの忘れてるやろ!
「わーーーー!え?カラスが喋ってる?」
「あほー、カラスとちゃうわ!八咫烏や!霊鳥や!神の使いやぞ!もっと敬わんかい!」
このくだり、何回目やねん!
「カグヤ様!喋ったらあかんやろ!」
「あ、ついな。しゃーないやろ!
この嬢ちゃんが、カラスと間違うさかいに。
これは不可抗力や。あとはよろしゅう。」
「んー、もう。
エマさん、カグヤ様は神の使いなんで、話ができるんです。
これ内密にお願いします。ややこしいんで。」
「はい、わかりました。
ユメさんのおなかまなんで、ちょっとビックリしましたけど、いろいろ不思議なことがあるのは理解します。
いろいろ普通じゃないんでw」
あ、やっと笑顔になったな。良かったー。
でも、顔が赤いなって、僕全裸やったよ!
わー、もう、全部見られてるやん!
「すいません。殿方の裸を見るのは初めてだったんで、取り乱してしまって。
もう大丈夫です……。
そんなに大きいんですね。」
ちょっと!感想がおかしいからw
「はは、そうですね。
普段はもっと普通なんですけど、大きくなる時もありまして……。」
なんの説明してんねん!
まあ、元の世界にいる時よりだいぶと大きくなってるんで、ちょっと嬉しいけどね。
男は大きい方がいいんですよ。
わからないかなぁ。
もう見られても恥ずかしくない。
慣れって恐ろしい。
でも、エマさんは、笑顔が綺麗ですよね。
良かったー!
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