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𝕔𝕠𝕔𝕠
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あり
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ー逃げ道は君になった。ー
🩷佐野勇斗 攻
💛吉田仁人 受
🤍山中柔太朗
❤️曽野舜太
💙塩﨑太智
俺はあの後、山中さんに
フレンド申請を送ってもらい、
フレンドになった。
その日の夜、俺は少し勉強して
休憩をしていた。
その時に、
スマホからピコンと通知がなった。
🤍『今、ゲームできる?』
俺は少し悩んで答えた。
💛『はい。できます。』
と返した。
ゲームを起動して、
山中さんからの招待状に
OKボタンを押す。
ゲームが開始されると意外と会話が続く。
🤍「……仁人くん、そこ右。」
💛「こっちですか?」
🤍「うん。……あ、上手。」
💛「山中さんも上手いです。」
🤍「…ありがとう。…ねぇ仁人くん、俺のこと、山中さんじゃなくて柔太朗でいいよ。その方がゲームしやすいでしょ?」
💛「でも…さすがに悪いです。山中先輩はダメですか?」
🤍「ううん。柔太朗がいい。」
💛「……柔太朗…?」
🤍「うん。それがいい。あと、タメで話して?」
💛「……分かりました。」
🤍「うん。」
それから俺たちは、
しばらくゲームを続けた。
さっきまでよりも、
不思議と話しやすい。
ゲームのことだけじゃなくて、
学校のことや、好きなものの話までした。
気づけば、時計の針はかなり進んでいた。
💛「……もうこんな時間。」
🤍「ほんとだ。」
💛「楽しかった…」
🤍「……俺も。」
柔太朗が少し口をつくんだあと、言った。
🤍「……また、一緒にやってくれる?」
💛「うん。」
🤍「……よかった。」
柔太朗は、電話越しでも分かるくらい
嬉しそうに笑った。
俺はゲームを閉じながら思った。
――友達とゲームするって、
こんなに楽しいんだ。
〜次の日の昼休み〜
🩷「仁人ー!」
💛「……先輩!」
🩷「今日も屋上――」
🤍「仁人くん。」
🩷「……ん?」
後ろから柔太朗がやってきた。
🤍「昨日のゲーム、楽しかったね。」
💛「はい。すごく楽しかったです。山中さん、誘ってくれてありがとうございます。」
🤍「あー。また敬語だし…山中さんって言ったー笑」
💛「あっ…ごめん。柔太朗……?」
🩷「…………昨日?」
💛「あ。」
🤍「うん。昨日、仁人くんとゲームしてた。」
🩷「…………へぇ。」
なんだろう。
先輩の笑顔が、いつもより少しだけ怖い。
🩷「仁人。」
💛「はい?」
🩷「……俺のことは?」
💛「……え?」
🩷「俺のことは、なんて呼んでる?」
💛「……先輩。」
🩷「…………。」
🤍「……勇斗?」
🩷「いや、別に。」
そう言いながら、下を向いた。
💛「……?」
そのときの俺には、先輩が何を気にして
いるのか分からなかった。
ただ――
先輩が、少しだけ不機嫌そうだった。
🩷「……仁人。」
💛「はい?」
🩷「今日、屋上行く?」
💛「……行きますけど。」
🩷「じゃあ、一緒に行こ。」
💛「……はい。」
🤍「……俺も行っていい?」
🩷「……」
一瞬、先輩が黙った。
🩷「……ごめん。今日は二人で話したい。」
🤍「……そっか。」
柔太朗は特に気にした様子もなく、
笑った。
🤍「じゃあ、またゲームしようね。」
💛「はい。」
🩷「……」
先輩は何も言わず、俺の腕を軽く引いた。
💛「……先輩?」
🩷「ほら、行くよ。」
💙「おーい!俺は置いてくんかー?」
🩷「太智は柔太朗と一緒に来れば?」
💙「なんでやねん笑」
俺は二人のやり取りを見ながら、
少し笑った。
そして先輩と二人で、屋上へ向かった。
屋上に着くと、
先輩はフェンスにもたれた。
でも――
いつもみたいに笑っていない。
💛「……先輩?」
🩷「ん?」
💛「なんか、今日変ですよ。」
🩷「……そう?」
💛「はい。」
🩷「……。」
少しの沈黙。
そして先輩が、ぽつりと言った。
🩷「……仁人。」
💛「はい。」
🩷「俺のことも、名前で呼んでよ。」
💛「……え?」
🩷「……なんで柔太朗は名前で呼ぶのに、俺は先輩なの?」
💛「……それは。」
俺は少し考えた。
💛「先輩は、先輩だから……。」
🩷「それ、答えになってないじゃん。」
💛「……。」
🩷「俺も名前で呼んでほしい。」
💛「……なんでですか?」
🩷「……なんとなく。」
💛「……。」
先輩は少しだけ目を逸らした。
いつもなら、
冗談を言って笑っているはずなのに。
今日は、なんだか違う。
💛「……もしかして。」
🩷「ん?」
💛「柔太朗に名前で呼べって言われたからですか?」
🩷「…………。」
先輩が黙った。
💛「……図星?」
🩷「……違うし。」
💛「ふふ。」
🩷「笑うなよ!」
💛「だって……先輩、分かりやすいから。」
🩷「……じゃあ。」
先輩が俺を見る。
🩷「俺のことも、名前で呼んで。」
💛「……。」
俺は少しだけ恥ずかしくなって、
目を逸らした。
💛「……勇斗、先輩。」
🩷「……。」
💛「……?」
🩷「……もう一回。」
💛「え?」
🩷「今度は『先輩』なし。」
💛「……無理です。」
🩷「なんで!?」
俺は思わず笑った。
でも――
さっきまで不機嫌そうだった先輩の顔には、もう笑顔が戻っていた。
コメント
1件
あ〜、名前呼びの距離感、すごく丁寧に描かれててドキドキしました🥀🤍 柔太朗くんの自然な誘いと、勇斗くんの嫉妬っぽい不機嫌…対比が絶妙で、読んでて胸がぎゅっとなる。 「先輩」なしで呼んでほしいっておねだりする勇斗くん、可愛すぎるよ…!最後の笑顔にほっとした🕊 ヤンデレ気味な執着、しっかり感じました。次どうなるのかな…