テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
そのままの君で
このままの距離感で
変わらない関係のままで
きっとそれが正解なのだろう。
ただの友達として
隣で笑っている君を見れるだけで
それだけできっと幸せなんだ
この気持ちを伝えられなくとも。
︎✧
「おはよ〜」
いつも通りの朝。
いつも通りの呑気な君の声
ただそれだけで嬉しくなった
「おはよ、舜太」
また起きれなかったのだろう
左側の髪の毛だけはねている
「舜太髪はねてるよ笑」
そう言って髪を撫でた
知らないのだろう。
俺がどんな気持ちなのか
どれだけ君のことが好きなのか
どうすれば触れることができるのか
話すことができるのか
一緒にいられるのか
そんなことばかりを考えていることを。
「柔?どしたん?」
「なんでもないよ。結構はねてるね」
「そお?なおしたんやけどなぁ」
そう言って少し膨れる舜太
かわいいなぁ
すぐ膨れて
すぐ笑って
すぐ泣いて
表情がコロコロ変わる舜太は見ていて飽きない
かわいくて
かっこよくて
頭が良くて
寝起きが悪くて
明るくて
どんな人でも照らしてくれそうな
そんな舜太が大好きだ
最もどんな舜太も大好きだが
君は知らなくていい。
俺のこんな気持ちなんて
何も知らないで
ずっと隣で笑っていて欲しい
ずっとずっと俺の隣で
いなくならないでね
これは君が俺の気持ちに気付いてしまうまでの物語。
そして俺が君を殺すまでの物語。
もりりん
54
自分夢の中
4,978
もちぷよ
46
夜久みんと
301
コメント
1件
うわあ……このラストの一文で全部が反転した感じがする。最初の「変わらない関係のままで」っていう切ない独白が、全部伏線だったんだね。朝の何気ないやりとりに、主人公の隠した想いがぎゅっと詰まってて、髪を撫でるシーンがもう切なくてたまらなかった。舜太くんがかわいすぎるのも、逆に怖いよ……。まだ1話なのに、この重くて甘やかな空気感、すごく引き込まれました。続き、気になります。もちぷよさん、素敵な話をありがとうございます🖤