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小説「スクールINゲーム」
新しい小説開始…!
第1章「オープニング」
第1話【俺はプロゲーマー】
とある家の中からパソコンをうつ音がカチカチと聞こえる。
「クソが!また雑魚チームじゃねーかよ!」
その男は不登校。高校に行き始めた瞬間イジメをうけ、メンタルを壊した。そのまま家に引きもこり約2年が過ぎていた。部屋から出る時はトイレか風呂の時、外出はほとんどしない。
「あーあまた負けちゃったよ……しかし何でみんな学校なんて行くのか?あんなのただの人を集めて集中力を切れさせているだけじゃねーか。学校に面白い“ゲーム”とかあったら行くけどなぁ笑。」
そう言いながらもまたパソコンをカチカチ鳴らしゲームをした。
学校の方では間もなく昼休みになる頃だった。
そんな時学校裏でひっそりと1人でご飯を食べている少年がいた。
その少年の名は「赤名美琴(あかなみこと)」3年A組2番、成績は学年2位という微妙な順位で副会長をやっている。
「おーいまたこんな所で食べてるの?風邪ひくぞ〜♪」
近寄ってきたこの女子は「坂田陽菜(さかたひな)」3年C組12番、成績は学年1位…と思いきや158位という大バカ者。
「何だよ。ここで食べても校則には引っかからないだろ陽菜。しかもここは都市のほとんどど真ん中にある高校、愉快なわけないだろ。」
陽菜が美琴の言い訳を聞くと自信満々の顔で言葉を返してきた。
「何よ!いつも美琴がここで食べてるの見たんだからここに来ただけでしょ!確かに愉快じゃないし校則も厳しい!こんな学校変えたらいいのになぁ???」
すごく俺に返事を返して欲しい腹立つ顔をしてこちらを向いている。
「俺は副会長だぞ。変えれるわけない。」
美琴がそう言うと陽菜が残念そうな顔をして
「ちぇ…」
と言い弁当を食い始める。
「おい。誰がここで食べていいと言ったんだ。」
食べ始めた陽菜は口の中に食べ物を頬張ったまま
「ふぇ?ひぇふぅひぃへぇへぇひゃん。(え?別にいいやん。)」
と言いそのまま弁当を食い続ける。
「はぁ……勝手にしろ。」
そう言い美琴もそのまま食い始める。
そして随分食べ終わった頃陽菜が1つの“話題”を切り出す。
「そう言えばさここの学校ある“もの”を導入するらしいねぇ?副会長さん♪」
「え?そんなの知らないぞ?なんだよその“もの”って。」
「あれ?生徒会長から聞いてない?あ、そっか美琴は生徒会長と仲悪かったんだね〜ごめんね〜♪」
「なんかイラついてきた。おい陽菜ちょっと付き合え。」
「はいはーい♪」
そう言い美琴と陽菜は学校の中へと入っていった。
一方生徒会長室では何やら怪しい“話題”を話していた。
「なぁ生徒会長。ほんとに“あれ”を導入するのか?導入したら人がどんどん……」
もう1人の副会長3年C組26番「田中哲也(たなかてつや)」が心細そうに言う。
「あぁ大丈夫だ。全てはこの学校、ある1人の生徒のためだからな。」
生徒会長3年A組32番「花坂充(はなさかみつる)」。唯一の希望と呼ばれている。テストの順位は毎回1位。スポーツでも優秀な記録を残している。
「しかし生徒会執行部の「野中音生(のなかねお)」がいませんが……?」
「そんな奴はどうでもいい。」
「わ、分かりました。では明日実行ということで良いのか?」
敬語とタメ口がごっちゃごちゃになって哲也が言う。
「あぁ明日実行だ。今日の放課後実行委員を総集しろ。準備だ。」
そう言い生徒会長は生徒会長室から去った。
そして時間は経ち放課後。引きこもり少年の元に1つのGINEのメッセージが来た。
仲良し三人組のグループ:3人
6月22日
16:59「なぁなぁ引きこもり少年いい情報が手に入ったぞ!早く既読しろ!」
17:21「何だよ美琴。いい情報って何だよ」
17:21「既読おっそ!最低だなお前。まぁいいやいい情報っていうのはな…」
17:21「一旦区切るなよ」
17:22「お!なんか面白そうな話してる〜♪なんの話????」
17:22「うっわだるいやつ来た」
17:22「なんてこと言うのよ。部屋から出してやろうか??」
17:22「それは勘弁してくださいm(_ _)m」
17:23「いい情報というのはな…」
17:23「おい!まだ溜めるのかよ!はよ話せや!美琴!」
17:23「そうよ!最低!美琴!」
17:26「あぁすまんすまん洗濯物干てた💦そしていい情報とはな…何と学校が面白い“ゲーム”を導入するらしいぞ!」
17:36「未読スルー返し〜」
17:36「未読スルー返しすな陽菜」
17:37「どうだ?引きこもり少年、面白そうではないか?」
18:32「面白そうだな…久しぶりに学校行こうかな」
18:33「既読おっそ!最低👎〜でも学校行くキッカケになったのは良いんじゃない?」
18:33「そうだな陽菜。また君と会えるな」
18:34「え、きも来なくていいよ」
18:34「ごめんて」
18:34「じゃ!また明日!陽菜と引きこもり!」
18:35「引きこもりに略すなよ」
18:35「スタンプを送信しました」
18:35「スタンプを送信しました」
18:35「スタンプを送信しました」
6月23日
0:01「司会者がグループに入りました」
0:01「今回の“ゲーム”の参加者40500人…生き残りの可能性ありの者…「赤名美琴」…「坂田陽菜」…「引きこもり少年」…データダウンロード完了…明日の8時実行……」
0:03「司会者がグループから脱退しました」
第2話前編【久しぶり】
お楽しみに
この物語はフィクションです。