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「 梶裙っ、これってどうすればいいの? 」
「 あ、これは教科委員がテスト後に回収するから持っておいていいぞ 」
2限目以降になると、もうすっかりお互いお話できるようになっていた。
最初は緊張して中々話せなかったけど、今では緊張することも無くなった。
「 梶ぃ、もう仲良くなったのか? 」
【 梶裙あんまり人と絡まないのに凄いね 】
「 うっせ 」
梶裙とお話していると、梶裙の後ろの人と私の後ろの人が話しかけてきた。
「 梶裙のお友達 … ? 」
「 まぁ … 」
「 友達だるぉ? 」
【 ふふっ、梶裙はツンデレだね 】
お友達なんだ … !
3人の雰囲気からしてとっても仲が深い感じがする。
「 梶裙のお友達。仲良くなりたいな 」
「 おう!仲良くなるぁぜ! 」
【 よろしくね、桜花さん 】
「 うんっ 」
2人ともとってもいい子そう。
と思っていた矢先、チラッと梶裙の方を見ると、少しだけ顔が暗かった。
気のせい … かな、。
☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。
あっという間に放課後になった。
あれから梶裙は私の前では普通に接してくれるけど、時々暗い顔をするようになった。
他人の事情に深入りは出来ないし、ましてや私はそこまで仲の良い訳でもない。
だからこそ梶裙に 「 どうかしたの? 」 とすら聞くことが出来なかった。
もしそれを口にしてしまうと、今日できた関係が一瞬にして壊れてしまう気がしたから。
もう少し関係が良好になったタイミングで聞こうと思う。
ひとまず今日は放課後は生徒会室に行かないといけないから急いで荷物を手にして教室を出た __ 。
朝に案内してもらった道のりを歩いて行く。
生徒会室の扉の前に立つと楽しそうな声が聞こえてきた。
これ … 5人ぐらいかな。
一人は梅宮さん … あとの4人は誰だろう。
ドアノブに手を引っ掛けようとした瞬間。
ガチャッとドアノブが動いた。
「 おい梅宮ぁ!ちゃんと片付けとけよ! … あ?誰だ 」
「 へ … ? 」
中から出てきたのは金髪の背の高い男の人。
失礼だけど、強面で子供が泣いちゃいそうな圧力がある。
「 あ、あの … っ 」
男の人は暫く固まったあと、 私を見て察したのか、納得したように再び梅宮さんの名前を呼んだ。
「 客が来てんぞ ー 」
「 え?まじぃ? 」
ドタドタと音を立てて梅宮さんは顔を出した。
「 お?桜花!来てくれたのか ~ 、ちょっと寄ってくか! 」
「 えっ、で、でも … 私寮の … 」
「 まぁまぁ、寄っていきなさいっ! 」
「 わっ、! 」
グイッと腕を引っ張られ、そんな私を追いかけていくように男の人も着いてきた。
「 おい梅宮!勝手なことすんじゃねぇ! 」
す、凄く怒ってる … 。
梅宮さんと仲がいいのかな。
「 あら?梅っ、その子だぁれ?すっごく可愛い!! 」
一人の女の人 … ?いや、可愛い男の人が私の顔を覗き込んできた。
「 あ、そういや桜花は転入してきたばっかだし生徒会のことはわかんねぇか 」
てへっと眉毛を八の字にして笑う梅宮さん。
「 そんじゃ、一人ひとり紹介するな! 」