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「 おっし!じゃあ一人ずつ自己紹介よろ! 」
「 お前はまた勝手なことを … 」
「 まぁまぁ、いいじゃない!梅らしくってあたしは好きよ!」
「 ふふっ、自己紹介なんてちょっと照れくさいけど … なんだかワクワクしますっ 」
「 はぁ … さっさと終わらせて仕事したいのだよ 」
次々と増えていく人に困惑しながらも姿勢を正した。
一人が名前や役員名を言っていく。
個性があって凄く賑やかで素敵だな。
「 桜花絃です … !今日転入してきたばかりで生徒会の皆さんにもご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願いしますっ 」
微笑んでからペコッと頭を下げた。
「 やだ何この子!ちょ ー いい子!しかも可愛い! 」
「 いえいえっ、椿野さんの方が … っ! 」
「 え ~ 、あたしのことは椿ちゃんって呼んでちょうだい! 」
椿野さん … 椿ちゃんは元気よくそう言って私のことを抱きしめてくれる。
「 椿ちゃんっ、私より何倍も可愛いです … ! 」
「 やだやだもう好きっ! 」
初対面でこんなにも仲良くなったのは椿ちゃんが初めてだ。
明るく優しく接してくれて凄くいい人だな。
「 てか肌綺麗ね!髪もサラサラ!ねぇ、どんなケアしてるの??良かったら私も参考にしたいわ! 」
「 え、えっと、 」
そういえば … ここに来たのは寮のお話を聞くためなのに、なんだか雑談ばかりしている気が … あはは。
「 こらこら ~ 、桜花が困ってるでしょうよ 」
「 てか話しに来たわけじゃねぇだろ! 」
柊さんは眉間に皺 ( シワ ) を寄せて怒った。
それ … 飲んでるの胃薬?
量大丈夫かな。
大量に手のひらにのせる胃薬の量を見て、苦笑いが漏れた。
「 はい、これ鍵な 」
梅宮さんは私の手のひらにポンッと鍵を置いた。
こ、これ … カ ー ドキ ー … ?
置かれたのはよくあるお家の鍵ではなく、カード型の鍵だった。
「 ちなみにオ ー トロックだからな 」
ニコッと満面な笑みを浮かべる梅宮さん。
当たり前かのように言ってるけど … カ ー ドキ ー もオ ー トロックも初めてだった。
梅宮さん曰 ( イワ ) く、学年ごとに階が分けられていて、全学年共有玄関と各学年の共有玄関にもオ ー トロックがある。
ただ、カ ー ドキ ー は共有玄関と自分の部屋にしか使えないらしい。
どこまですごいんだろ … この学校は。
私立だし … 偏差値も高いし … 私には合わないような学校。
ここに来れたのも特待生・推薦だったとしても、きっとまぐれだ。
お母さんやお父さんに申し訳ないよ … 。
ちなみに生徒会は生徒会専用の寮があるらしい。
「 桜花、改めて風鈴へようこそ! 」
「 … !ありがとうございますっ! 」
私は梅宮さんの言葉に答えるようにニコッと微笑んだ。