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縁側を飲み込み、椅子を後ろに向かって蹴っ飛ばした
潁原の足に直撃し、4秒ほどの時間稼ぎに成功するふと伊藤の方を見てみると応援を呼んでいるようだった
厨房の方に逃げ、しゃがんだら腰に差してあるP365を取り、深呼吸をして、立ち上がりトリガーを引いた
2,3発撃った弾を華麗に避けていく様を見て、格の違いを知った、負けを覚悟しそうになったがなんとか取り戻し、マガジンの数を見る
「3つ…撃ちまくるか」
深呼吸をし目標に向け銃口を向けようとする
「……いない?」
隠れた、の表現のが正しいのかもしれないが、さっきまでいたはず、なんなら今の今までいた所にヤツが消えている
銃を降ろし、突然の静寂を迎えた寿司屋の中に耳を澄ます
息が聞こえる、位置的にカウンターの下、チャンスかもしれない、あの位置からなら散弾銃は撃てない、流石の潁原も銃に対抗出来る拳は持ってないだろう
そう思うと安堵し、静かに厨房から出て、足音を殺して背後をついた
決まった、チェックメイトだ
P365で相手の頭を狙い、トリガーに手をかける
「なっ……!」
スライドにロックが掛かる、まずい、リロードを忘れていた、どうやら最初から残弾が少なかったようだ
音に気がついたのか、奴の腰から出てきたのはグロック19、まずい、完全に頭から抜けていた
そっとマガジンを抜き、降参の意を示す。
最後に見た光景は、掴んでいた手から離れて落ちてゆくP365だった
今更ながらちょくちょく出てくる武器の名前とかその辺の紹介〜!!
潁原がM870と呼んでいたのは「レミントンM870」という名前のポンプアクション式のショットガン(散弾銃)です
グロック19はオーストリアで製造が行われているグロック社のピストル、「グロック19」という名前の自動拳銃です
コンバットマスターとは、STI社がM1911を元に開発したM2011にTTI社のカスタムが施されたハイキャパ(弾数が多い)のピストルです
P365とは、SIG SAUER社が開発した、アメリカなどの警察にも使用されている小型の自動拳銃です
寿司職人の伊藤が投げてきた包丁は自分で作ったそうです。すごいですね