『意見』
(米受けメモ帳的なものなので適当。)
※中米注意、戦争賛美、政治的意図✕
戦争表現あり
めりかがアジアの国。(何故)
めりかは十歳設定
俺がまだ小さな国だった時のこと。
俺はとある事情で
中国の上海に来ていた。
俺の荷物入れの中には支援する為の
食料等と、自分の少ない生きていける物。
そんな事をぼんやりと考えながら、
ふと足を止めて周りを見渡す。
そこには兵隊の長い長い列や、
母らしき人に今日もご飯は
ないのかと、辛そうに問い掛ける小さな赤子や、
恐らく息子のだろう。
出撃した兵隊の遺書を見て、
そして、無くなった報告を聴きながら、
泣いている親らしき人。
俺はそれを見て、ぎゅっと着物の袖を握る。
俺はそんな残酷な世界の中で生き抜いている皆を、褒めながら食料、水などを渡して回る。
一先ず渡し終わり、次の目的地へと
足を動かそうとする。
俺は、何故かそこでふらっ…と倒れそうになった。
なんで?なんでだ。
確かに長い距離歩いてきたとはいえ、
辛いのは俺以外の皆なのに…
なんで…なんでっ、!…
いつも通り呼吸が出来ない。
いつも、なんで俺だけ
できないの?
いつも、なんで俺だけ
我慢できないの?
みんなしてるんだよ?
もうなにも聞こえない。
ノイズしか聞こえない。
赤子がご飯を欲しがる声も、
静かに泣く家族の声も…
視界が滲んで見えない。
何も見えないよ。
いつの間にか俺は、道の真ん中で
蹲っていた。
ノイズだけしか聞こえないし、
視界は未だ滲んでる。
立ち上がろうとしても、
力は入らないまま。
そんな俺を見て、嘲笑う通行人が何人も居る。
視界はよく滲んで見えないけれど、
それだけははっきりと見えた。
自分の荒い呼吸音だけが響く。
そうずっとそのままでいると、
誰かが走ってくる足音がする。
兵隊の格好をしてて、
茶髪の1つ結び。
なにか声をかけてるみたいだけど、
俺にはなんも聞こえないんだ。
なに…?きみも笑いに来たの…?
笑いたいなら笑えばいいよ。
貶したいなら貶せばいいよ。
そう思ってるうちに、
突然体に浮遊感が走る。
そこで俺は視界が真っ暗になった。
我はとある事情で上海に来ていた。
もう何回も、いや、何百回以上も
来ているここはもう見慣れた景色である。
そこには食料はないのかと泣きそうな目で言う 赤子。
それに息子の遺書らしき物を見ながら
亡くなった報告を聴き、嘘だと泣く母。
それに我の所の兵隊列。
道の真ん中には、いつも食料等を
配ってくれてる、着物に黒髪ポニーテールの
小さな子供。
その子供は一人一人に褒め言葉を渡しながら、一緒に食料を渡してくれる。
いつも偉いな、と思いながらゆっくりと足を進める。
すると、子供が次の目的地へと歩こうとした時、足がふらついたのだ。
我は慌てて通信機で仲間に知らせる。
どうやら子供はパニックになっている様で、
道の真ん中で蹲ってしまっている。
それを嘲笑う人間達を、
我は叱る。
(何が人を傷つけて楽しいあるか。)
そう思いながら叱った後、
全力で走りその子供へと近付く。
「大丈夫あるかっ!?」
大声で声を掛けてみるが、
応答はなし。
もう1回声をかけると、
「き…こえないの…
ごめ…ん…なさ…い…」
と途切れ途切れに声を出してくれた。
恐らくパニックになっているせいで、
ノイズしか聞こえず、人の声はあまり聞こえないのだろう。
我は急いでその身体を支え、
「ちょっと我慢するよろしっ!」
と言ったあと、ひょいっとその
軽い天使の羽みたいな重さの子供を
姫抱きで持ち上げた。
どうだったでしょうか、
長いですよねすいません…
では、さいならー
コメント
4件
前編ということは!!!中編と後編があるってことですか!!!???(中米あんまり見かけないから新鮮な気持ちでひゃっほい言ってました)