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ゆ め ⑅
2,646
り お .
140
#星のつぶ
星空きらら
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第一話
ずっと一緒にいようね
──────────
ya「 jp ! おはよー ! 」
聞き慣れた声が 、 後ろから響いた 。
振り返ると 、 yaがいつもの笑顔で駆け寄ってくる 。
jp「 おはよ 、 yaくん ! 今日も元気だね 」
ya「 そりゃそうでしょ ! jpは朝から眠そうだけど ? 」
jp「 えー ? そんなことないって ! 」
ya「 いや 、 絶対眠いやん ! 」
二人で笑い合う 。
いつもと変わらない朝 。
いつもと変わらない会話 。
そして 、 いつもと変わらない大切な人 。
jpにとって 、 yaは特別だった 。
一緒にいるだけで楽しくて 、
声を聞くだけで嬉しくなる 。
何気ない一日も 、 yaがいれば特別なものになった 。
だからこそ 、 jpは願っていた 。
この時間がずっと続けばいいのに 、 と 。
ya「 ねぇ 、 jp ? 」
jp「 んー ? 」
ya「 俺らって 、 これからもずっと一緒にいられるよね ?」
突然の質問に 、 jpは目を丸くした 。
jp「 何それ 、 急にどうしたの ? 」
ya「 いや 、 なんとなく ! 」
yaは笑っていた 。
でも 、 その笑顔がほんの少しだけ寂しそうに見えた 。
jp「 … もちろんだよ 」
jpは 、 yaの頭にぽんと手を置いた 。
jp「 俺らはずっと一緒 。 約束ね ! 」
ya「 … ほんと ? 」
jp「 ほんと ! 」
ya「 絶対 ? 」
jp「 絶対 ! 」
yaは嬉しそうに笑った 。
ya「 じゃあ約束 ! 」
小指を差し出してくる 。
jpも小指を絡めた 。
ya「 指切りげんまん 、 嘘ついたら … 」
jpya「 針千本飲ます ! 」
2人の声が重なった 。
その瞬間 、 yaがふっと笑った 。
ya「 … よかった 」
jp「 ん ? 何が ? 」
ya「 ううん 、 なんでもない ! 」
yaはjpの手を引いた 。
ya「 ほら 、 早く行こ ! 」
jp「 ちょ 、 待ってってば ! 」
二人は並んで歩き出した 。
この約束が 、 いつか二人を苦しめることになるなんて
このときのjpは 、 まだ知らなかった 。
──────────
それから数日後 。
jp「 … え ? 」
jpは 、 スマホの画面を見つめたまま固まっていた 。
yaから届いたメッセージ 。
そこには 、 短くこう書かれていた 。
ya『 ごめん 、 jp 。 しばらく会えない 』
たった1行 。
それだけだった 。
jp「 … なんで ? 」
何度読み返しても 、 文章は変わらない 。
何かあったのだろうか 。
体調が悪いのかもしれない 。
それとも 、 何か悩んでるのかもしれない 。
すぐに返信を打った 。
jp『 どうしたの ? 』
jp『 何かあった ? 』
jp『 俺でよければ話聞くよ 』
既読はつかなかった 。
電話をかけても繋がらない 。
次の日も 、 その次の日も 。
yaは姿を見せなかった 。
いつもなら 、 朝一番に声をかけてくれるのに 。
いつもなら 、 くだらないことで笑い合えるのに 。
いつもなら 。
jp「 … yaくん 」
名前を呼んでも 、 返事はない 。
jpは何度もスマホを確認した 。
連絡が来ていないか 。
既読がついていないか 。
自分の知らないところで 、 何か起きていないか 。
考えれば考えるほど不安になった 。
そして 、 1週間が過ぎた 。
ようやく 、 yaから連絡が来た 。
ya『 ごめん 。 明日 、 会える ? 』
jpはすぐに返信した 。
jp『 もちろん ! どこで会う ? 』
待ち合わせ場所を決めると 、 スマホを胸に抱えた 。
よかった 。
嫌われたわけじゃなかった 。
ちゃんと会える 。
そう思っただけで 、 少し安心できた 。
けれど翌日 。
待ち合わせ場所に現れたyaを見て 、 jpは言葉を失った 。
jp「 … yaくん ? 」
ya「 … あ 、 jp ! 」
yaはいつも通り笑った 。
でも 。
その笑顔を見た瞬間 、 jpは違和感を覚えた 。
何かが違う 。
いつもと同じ声 。
いつもと同じ顔 。
なのに 、 何かが決定的に違っていた 。
jp「 … 久しぶり 」
ya「 うん ! 久しぶりだね ! 」
yaは笑っている 。
けれどその目は 、
まるで初めて会った人を見るような目だった 。
jp「 … ねぇ 、 yaくん 」
ya「 ん ? 」
jp「 俺のこと … 覚えてる ? 」
yaは不思議そうに首を傾げた 。
ya「 … え ? 」
そして 、 困ったように笑った 。
ya「 もちろん 、 覚えてるよ ? 」
jpはほっと息をついた 。
けれど 、
ya「 jp 、 でしょ ? 」
その一言で 、 心臓が止まりそうになった 。
jp「 … え ? 」
まるでyaはjpの名前を確認するように
言っているみたいだった 。
ya「 どうしたの ? 」
yaは笑っている 。
ya「 俺たち 、 そんなに仲良かったっけ ? 」
世界が 、 音を失った 。
jpの頭の中に 、 何度も同じ言葉が響く 。
そんなに仲良かったっけ ?
ずっと一緒にいようって
約束したじゃないか 。
指切りまでしたじゃないか 。
なのに 、
jp「 … yaくん 」
声が震えた 。
jp「 … あの約束 、 覚えてないの ?」
yaは少し考えた 。
そして 、
ya「 … ごめん 。 何のこと ? 」
そう言って 、 笑った 。
──────────
その夜 。
jpは 、 一人でスマホの写真を見つめていた 。
二人で笑っている写真 。
ふざけて撮った写真 。
眠そうな顔をしているyaの写真 。
どれも 、 かけがえのない思い出だった 。
jp「 … なんでだよ 」
指先が震えた 。
jp「 … なんで 、 忘れちゃったの ? 」
画面の中のyaは 、 楽しそうに笑っている 。
まるで 、 何も知らないみたいに 。
jpはスマホを抱きしめた 。
jp「 … 俺は 、 まだ覚えてるのに 」
涙が頬を伝った 。
jp「 … ずっと一緒って 、 言ったじゃん 」
返事はない 。
部屋は静まり返っていた 。
そのとき 、 スマホが震えた 。
yaからのメッセージだった 。
ya『 今日はごめんね 。 また会おうね ! 』
jpは 、 何度もその文章を読み返した 。
また会おうね 。
その言葉だけが 、 かすかな希望に思えた 。
jp「 … うん 」
小さく呟く 。
jp「 … また会おうね 、 ya 」
たとえ 、 yaが自分を忘れてしまっても 。
たとえ 、 あの約束を覚えていなくても 。
jpだけは 、 忘れない 。
二人で交わした約束を 。
二人で過ごした時間を 。
そして 、
yaを好きになったあの日のことを 。
──────────
第一話
完
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第二話 ― 知らない君と知っている僕