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いろはす
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パピコォォォ
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ゴートゥー大都会
※ネットでの出会いの危険性を描いたフィクションです
※不快な表現があります
英「」
イム『』
仏英
ネットで知り合った人がいた。
俺は別に男なんて恋愛対象ですらなかったが。
彼だけは違った
気がする
趣味が合う
年齢が近い
優しい
声もいい
少し変態
ただ。
顔は一回も見たことはなかった
そんな彼と、俺は会うことになった
ある日のこと、
ピコン
『来週の土曜日、一緒に飲まない?』
と、彼から連絡が来た。
正直言うと、嬉しかった。
ピコン
「わかった、何時に集合だ?」
ピコン
『じゃあ夜の9時とかどうよ?オールしよ?』
…
ピコン
「仕方ねぇな、今住んでるのってどこだっけ」
ピコン
『結構近いよ?今住んでるのって君東京でしょ?俺千葉だから』
ピコン
「なんで知ってるんだ?」
ピコン
『さぁね、でも写真を載せるときは周りに気おつけたほうがいいよ。』
…なんだこいつ。
ピコン
「意味わかんねぇ、でも分かった、次から気おつける」
ピコン
『朝ちゃんはいい子だねぇ〜!』
ピコン
「うるせぇ。」
ピコン
『集合場所なんだけど、有名なあそこで待ち合わせしない?』
ピコン
「東京で有名な待ち合わせといえば…ハチ公前か?」
ピコン
『流石!ご明察だよ朝、そこに9時集合ね!』
ピコン
「おいまて飲む場所は決まってるのか?」
ピコン
『俺結構飲み歩くタイプだから色んなとこ知ってるよ』
ピコン
「なら安心だな」
ピコン
『そういえばさ』
ピコン
「なんだよ」
ピコン
『前朝が送ってくれたあの女装、また見たいなぁ。』
ピコン
「…」
彼はたまに、こいうところがある。
送らないことはきっとわかってるだろう。
…あ、今月の生活費危うんだった…
あ。
ピコン
「写真より、生で見たくないか?」
ピコン
『え?』
ピコン
『そりゃ見たいよ!!!』
ピコン
「わかった、じゃあ見せる代わりにお前全部奢りな」
ピコン
『たっっっか。わかったいいよ』
俺はスマホを前にガッツポーズをした。
ピコン
『じゃあ俺残りの仕事やってくるから、楽しみにしてるね〜!』
…
俺はスマホをベットに放り投げ、お気に入りのテディベアを抱きしめながら、そのまま眠りについた。
1週間後
今日があいつと会う日。
緊張で手が汗ばんで気持ち悪い。
お互い顔も見たことないのに、会えるのだろうか?
ハチ公はいつものように人が多い。
『君が朝くん?』
「?!」
顔をあげると、見知らぬひげの生えた男がいた
『やっほー?誰かわかる?』
「あ、えっとどうも…イムさん…」
緊張して丁寧語になってしまった。
『ぶはっ笑なにそれイムさんって笑』
「ちょっ笑うんじゃねぇよっ」
『そうそうそれでいいんだよ〜?』
「…そういえば、なんで俺だってわかったんだ?」
彼はきょとん、とした顔をする
『写真あげてたでしょ?』
「いやでも顔は隠して…」
『髪型とか、服装の特徴とか。てか待ち合わせ場所でこんなツンツンヘアなかなかいないよ(笑)』
彼は今笑って流したが、かなり怖いことを言った気がする。
「……そうか。」
『さ、行こ?』
彼の手を取りベンチを立つ
「そういえば、どこで服見せるか決めてなかったな…」
『それは大丈夫安心して、ホテル予約してるから』
「それはどっちの?」
『ラブ』
「ふざやがって」
『高いんだもん、普通のホテル』
「…それもそうか」
『最後にホテル行ってホテルで飲もうよ!ほら最近流行ってたじゃんラブホ飲み会!』
「あぁ、あったなそんなの」
『したことないから夢だったんだよね!』
「変な夢だな」
『そこ静かにっ』
「…」
『どうしたの?お兄さんに見惚れちゃった?』
「いや、お前髪の毛長いし後ろから見たらガタイの良いお女だなって」
『まぁまつ毛長いし髪の毛も長いし…確かにそうかもね、だからヒゲ伸ばしてるんだけど』
「いや肩幅でわかるだろ剃れよ」
『ここまで育てたし、手入れする以外で剃りたくないの!』
「変なプライド」 『うっさい』
『それにぃ、お兄さんヒゲある方が似合うでしょ?』
「そうかなぁ…ひげ剃った姿見たことがないからなんとも言えねぇよ」
『ふーん…』
1軒目の飲み屋
「プハーッ」
『ちょっと飲むペース大丈夫?トイレ行きたくならない?』
「あー?全然?全然!」
『酔っちゃうの早いねぇ』
「酔ってねぇよばーか!」
『…』
「なんだよその目」
『かわいいなって』
「は?」
『じょーだん。』
「そうかよ」
2軒目の飲み屋
「いい雰囲気の店だな」
『でしょ?お気に入りなんだよね』
「確かに、好きそうだな」
『絶対気に入ると思ってさ』
「にぎやかな雰囲気とか好きそうなのに、以外」
『お兄さんは静かな方が好きかな』
「でも、ラブホ飲み会するってことは騒ぐ気満々じゃねぇか?」
『甘いねぇ、アイリッシュコーヒーぐらい甘い!』
「やや正解なのか」
『静かな雰囲気を楽しむために借りる可能性もあるじゃない?』
「そ、そうか…」
『あ、ここアイリッシュコーヒーあるよ、飲む?』
「あ、飲む」
3軒目の居酒屋
「ここつまみの種類多くていいなガヤガヤしてるけど」
『韓国系の居酒屋だからね、そりゃ人は多いよ』
「辛いの別に苦手じゃないからいいな、ここ」
『でしょ?お兄さんセンスあるよね~』
「はいはいそうだな」
「次でラストか?」
『そうだね、早く見たいし』
「…はいはい。」
少し、不安なんだよな
あのときはその場のノリで言ったが、ネットで、しかもリアルではほぼ初対面な人に自分の女装を見せるって…まぁ今更無理だって言ったら払わされそうだし…今金欠だからそれは避けないと…
『…?大丈夫?』
「え?あぁ少しぼーっとしちまった。」
『眠いの?まぁ明日でもいいけど最後の店は…』
「いや、大丈夫少し考え事だ」
『あ、そう。』
4軒目の居酒屋
「スシダ!」
『そうだよ〜ここ予約大変だったんだからね?』
「わぁ、すげぇ、すげぇ…」
『コースだけど、好きなもの途中で頼めるから、好きなもの食べていいよ』
「…そういえば、何の仕事してるんだ?」
『俺?…えっとぉ…えへへ。』
「なんだそれ」
『社長だよ』
「?!ど、どこの?!」
『言わないよ(笑)』
「そ、そうか…」
「でもすごいな、社長なんて…」
『でしょ?でしょ?』『もっと褒めていいんだよ』
「わーイムさんすごいー。」
『ちょっ。(笑)』
コンビニ
『何飲む〜?』
「俺最近ビール飲んでねぇからビール飲もうかな」
『お、いいねぇ俺もそうしよっと』
ラブなとこ
『そう言えば、ここ来るのは初めて?』
「へ?あ、まぁ…」
『ずっともじもじしてるもんねー、何もしないと思うから大丈夫だよ』
「曖昧すぎて不安になるんだが」
『いやぁ?』
『あ、そうかここ来たことないってことは君…』
「殴るぞ」
『怖。(笑)』
さっきっから何だこいつは…
ガチャ
『ふぁー、久しぶりだわこの感じ』
「何回も来たことあるのか?」
『うん、俺結構前はヤンチャだったからねぇ。』
「まぁそりゃ俺を馬鹿にできる立場ではあるよな…」
『えへへ、ごめんって』
『先飲む?それとも着替えてから飲もっか』
「着替えてから飲む、あっち向くか部屋から出てけ」
『ひっど、わかったよ買い忘れあったから買ってくる』
「あいつ遅えな…」
『買ってきた…ぉぉ、かわいいね(笑)』
「あんまジロジロ見るもんじゃねぇからな」
…気持ち悪いな
笑って誤魔化してるけど、気持ち悪い目をしてやがる
「見たし、もう着替えていいか」
『へ?いやだよまだ着てて』
「…やだ」
『いや、奢ったのにさすがにそれはないよ(笑)』
「…」
『ほら飲も?まだ夜は長いよ』
「そう言えば、何買ってきたんだ?」
『た、ば、こ♡』
「くっせぇ。」
この辺で帰れば良かったのに。
なんで
俺は。
こいつに
『ねぇ、』
『今どんな気持ち?』
『お前ほんとにバカだなぁ。』
『ネットで会った人。そんな信用しちゃだめだよ』
「…」
『ま!後悔しても遅いか!』
「やだ…」
『ずっっっっと楽しみだったんだ』
『君とこうして、会えることを、さ?』
「あっが…」
『怖くないよ』
「やっやだ、やだ!」
「あっぁぁあっぁぁ」
『好き、だよ。』
次の日
あぁ、まじで抱いちゃった。
え?楽しすぎない?最高じゃん。
……嫌がってた?
まあいいや。
会えたんだから。
END…?
コメント
3件
ああ、これ、すごく怖かったです……。「ネットで知り合った人」の距離感が、前半は楽しくて親しみやすいのに、だんだん「知ってていいことと悪いことの境界」がズレていく感じがじわじわ来ましたね。 特に「写真載せる時は気をつけたほうがいいよ」のセリフ、あの時点で読んでて背筋が冷えました。ラブホのシーンも、嫌がってるのに「好きだよ」で流されるのが本当に胸くそ悪くて……。 「END…?」のクエスチョンが、余韻を消さずに突き放してくる感じで、ゾッとしました。フィクションだからこそ、こういう注意喚起になるんだなって思いました。 読ませてくれてありがとうございます。続き、もしあるなら気になりますね……。