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コメント
7件
めっちゃ雰囲気良すぎ🌸 続き楽しみ( *´﹀`* )☆
『お子さんは…喉の疾患により声を出すことが出来ません』
俺が生まれてから母が先生に告げられた最初の言葉はそれだった。
人が何気なく使っている「言葉」というものを俺は今までずっと使えずにいた。
学校の奴らは昔から声の出せない俺を避け続けてきた。
そのため俺は人と関わる機会が減って内気になっていった。
自分の本当の気持ちを誰にも理解してもらえないまま過ぎていく日々を過ごした。
でも俺が高校に入学した、太陽が外を照らす暖かい春の日。
その日俺は桜の花びらのような綺麗で穏やかな少女に会った。
その少女だけは…琴美だけは俺の気持ちを受け止めようとしてくれた。
なぁ…琴美。
もしこんな気弱な俺が…少しでも勇気を出せたその時は…。
恋ってものをしてみてもいいんだろうか…。