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第18話 賑やかな王都
「では、我々は巡回あるので、失礼いたします」
そう言ってラファーガがソファから立ち上がる。
「別の部屋を用意していますので、連絡係に案内させます」
ジェイドに言うと、ラファーガが後ろを振り返る。
「頼むぞ」
「……はい、副団長」
ラファーガの視線は、最初にジェイドに噛みついた団員に向いていた。
返事はしているが、不満そうである。
(さっきのやり取り考えれば、当然か)
理世は内心で苦笑するのだった。
「では殿下、失礼いたします」
「ああ。何かあればすぐ知らせる」
ジェイドの返事を合図に、もう一人の団員と共にラファーガは部屋を出ていった。
「殿下、お部屋にご案内いたします」
団員を先頭に応接室を出て、理世はジェイドと並んで廊下を進む。
廊下に三人の足音が響く。
(この人、ずっと一緒にいるのかな……だとしたらどうしよう)
理世が少し****************************
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