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過去に書いた物語です。誤字脱字あるかもしれません。
異世界への道
登場人物
八乙女 巫(やおとめ みこ)
中学3年生 大和と神社で2人暮らしている
親がいない 大和と同じ学校
御子柴 大和(みこしば やまと)
中学3年生 巫と神社で2人暮らしている
親がいない 巫と同じ学校
神社の裏手にある私たちが毎日通っている見慣れた中学校。学校には夜、学校に行った人が戻ってこないという妙な噂が流れている。
ある日神社に同じクラスのモブさんがやってきた。
モブ「御子柴、八乙女。実は、最近夜の学校で友達が行方不明になっていてね……。幽霊がいるかもしれないから君たちの実家の神社で、除霊かお祓いをできないだろうか」
そう言ってモブさんは去って行った。
大和「お祓いねえ……。」
巫 「お祓いは『場を清める』だけだから幽霊がいても効かないかも…。除霊とか無理だし……。」
大和「専門じゃないし…」
巫 「でも依頼されちゃったからなー」
2人 「行きたくないー」
その夜私たちは神職の装束を着て、懐中電灯を持って学校に向かった。
巫 「行きたくないなー」
大和「もう学校ついちゃった…」
学校の門は私たちに入れと言っているかのように空いていた。
大和「……本当に入る?」
巫 「入るしかないよね……」
入った瞬間門が閉じられ、出られなくなった。
巫 「えぇー!閉まっちゃった!」
大和「出られないじゃん…」
2人 「オワッター」
私たちは恐る恐る学校に入り、1部屋ずつ見て回った。
巫 「もうここが最後の部屋じゃん。」
大和「音楽室か…」
巫 「あれ?今なにか光らなかった?」
大和「えぇ?どこだよー」
巫 「ほら!ってあれベートーヴェンの目じゃん!」
大和「まじじゃん!ん?よく見たら目に金色のシール貼ってあるけど…」
巫 「シールかよ!」
大和「誰だよーシール貼ったヤツ」
巫 「心臓止まるかと思ったー」
大和「そういえば、誰もいなかったね…」
巫 「たしかに…」
大和「じゃあ門飛び越えて帰っt…」
2人 「え?!」
2人が見た先には昼間はなかった、今にも壊れそうな古びたコンクリートの階段があった
巫 「怖…」
大和「この学校4階までだよな?なんで5階に続く階段があるんだ?」
引き返せばよかったのに、私たちは気が付けば吸い込まれるように階段を上っていた。
大和「…9…10…11…12……」
2人 「……じゅう、さん」
巫 「13段?!」
私たちが上り終えた瞬間、階段が大きく揺れ始めた。気が付くとさっきまで上ってきたはずのコンクリートの階段が消えていた。そこにあったのは冷たいコンクリートのただの壁だった。
大和「あれ…ここは1階か…」
巫 「なんだったんだろう……」
大和「帰る?」
巫 「帰ろう!」
私たちは昇降口に向かった。
大和「昇降口ここなはずだけど…」
巫 「なくなってない?」
いつもなら靴が並んでいる場所はなくなっていて、代わりに長い廊下が続いていた。出口が丸ごと消えてしまった。
大和「嘘だろ……。」
巫 「これ…本当に私たちの学校?」
大和「窓から出られないかな?」
巫 「あれ!窓も開かない」
2人 「……オワッター」
巫 「また1部屋ずつ見て行くしかないか」
大和「またかよ…」
1階の端の調理室を見たとき、中から包丁を持った幽霊が出てきた。
大和「なんかいる」
巫 「幽霊じゃない?」
大和「やばい!こっちきた」
巫 「これでも喰らえー!エイ!」
幽霊が消えた。
大和「なにそれ」
巫 「これ?は・か・〇・の・塩」
大和「ナイスすぎw」
巫 「あれ?こっちの窓は空いてる?」
運動場側の窓だけ空いていた。私たちは運動場に出た。
巫 「なんか走ってない?」
大和「二宮金次郎?なんかこっち来てる?」
巫 「やばい!二宮金次郎が追いかけて来てるー」
大和「よし!トマトを投げよう」
巫 「なんで持ってるんだよ!」
大和「え?…なんでだっけ?」
現実世界
先生「誰か、御子柴と八乙女見た人いないか?」
クラス「見てませーん」
ざわざわ
モブ「…本当に夜、学校行ったのか?」
異世界
大和「エイ!」
巫 「ナイスー」
二宮金次郎は消えていった。すると、今度は後ろから「ぽぽぽ」と不気味な声が聞こえてきた。
巫 「え?…もしかして八尺様?」
後ろを見てみると八尺様がいた。
大和「八尺様の対処法わかんないよ!」
巫 「…たしか部屋の4隅に塩を盛ればよかったきがする」
大和「八尺様を部屋まで引きつけよう」
私たちが窓から部屋に入ると八尺様も窓を割って入ってきた。逃げないように窓やドアを閉め、4隅に塩を盛ると八尺様は消えていった。
私たちは2階に行った。
大和「また誰かいる?」
巫 「向こう行ったね…」
理科室から音がして、覗いてみると人体模型が動いていた。
大和「巫!見なかったことにして離れよう」
巫 「わかった!」
3階までの階段を上り終わったとき、話しかけられた。
??「私、綺麗?」
大和「綺麗じゃn…」
巫 「黙れぇー」
巫 「普通です!これあげます…」
??「わーい!べっこうあめだー!ありがとう」
私たちは逃げた。
大和「さっきのって口裂け女?」
巫 「そうだよ!」
大和「なんでべっこうあめ持ってるんだよ」
巫 「前モブ太郎さんからもらったやつポケットに入ってたw」
大和「あの時のかw」
4階に行き、音楽室まできた。
巫 「あれー?また目が光ってる…」
大和「本当だー!またシール?」
私たちは確認しに行った。そこにはシールではなく、本物の人の目が光っていた。
2人 「わぁーーー!」
🎵🎵🎵🎶🎵🎵🎵
巫 「なに?!ピアノが…勝手に動いてる」
大和「怖ー!」
勝手にピアノが動き出し、不協和音の混ざった『エリーゼのために』が鳴り響いていた。
大和「これ…たしか4曲目まで聞いちゃいけなかったきがする…」
巫 「逃げよう!」
私たちが逃げるとピアノが追いかけてきた。
現実世界
アナウンサー「中学3年生の2人が行方不明になってから3日たちました……」
モブ「戻ってくるよね?…」
学校に行った。
先生「本当にみんな何も知らないか?」
クラス「知らないでーす」
モブ子「モブさんなんか元気ないー」
モブ介「なにかあったか?」
モブ「えぇ!お前ら夜学校に行って帰ってこれなくなったんじゃなかったのか?」
モブ子「え?何のこと?」
モブ介「わからん」
モブ「あれ?」
異世界
2人 「ずっと追いかけてくるー」
巫 「やばい!次で4曲目じゃん!」
大和「もう運動場しか逃げ場ないー」
私たちは運動場に出た。
大和「まだ追いかけて来てる…」
2人 「もうプールに飛び込もう!」
巫 「さすがにもうこないでしょ…」
私たちがプールに飛び込むとピアノは去って行った。
2人 「疲れたー」
また校舎に戻って人を探し出すと後ろから音が聞こえてきた。
大和「なに?…テケテケ?」
巫 「タイミング悪い…」
2人 「もう逃げる体力残ってないー」
全力で逃げたのにすぐテケテケに追いつかれてしまった。
巫 「やばい下半身の感覚なくなった……」
大和「同じ☆」
巫 「☆じゃねぇよー」
2人 「もうお守り使おう!」
巫 「喰らえー」
私がお守りを掲げると中から神聖な光があふれた。テケテケは光に焼かれて消えていき、それと同時に異世界の空間がガラスのようにわれた。
校長「ぎゃあああ!幽霊ー」
校長先生の叫び声によって私たちは目を覚ました。音楽室の前の廊下にいた。
先生「どうしたんですか?!ってわあああ!幽霊だー!逃げろー」
2人 「え?そんなに怖いのか?」
鏡の前まで行って見てみた。
2人 「ぎゃあああ!怖!」
鏡に写った私たちの姿は幽霊と間違えられてもおかしくなかった。装束が血まみれになっていた。私たちが異世界で入ったプールは血のプールだったらしい。担任の先生に会いに行くために教室に行った。
ガラガラ
先生「誰だ!幽霊?!」
巫 「先生!違います!巫と大和です!」
先生「そうか…御子柴と八乙女は亡くなって、幽霊になって帰ってきたのか、」
大和「信じてくれない…」
モブ「はぁ、帰ってきたのかよ…あのまま一生帰ってこないと思ってたのに」
大和「……モブ、お前、今何て言った?」
巫 「どういうこと……? 私たち、モブさんに頼まれて友達を助けに……」
私たちが一歩近づくとモブは私たちに話した。
モブ「友達? 誰のことだよ。モブ子とモブ介なら、3日前から普通にそこにいるだろ」
モブの視線の先にはいつもと変わらない笑顔でこちらを見つめているモブ子とモブ介が座っていた。
巫 「え…? でも、2人は夜の学校で行方不明に……」
モブ「あはは! 騙される方が悪いんだよ。あいつらは最初から『こっち側』さ。お前ら神社の跡取りが邪魔だったから、あの階段にハメて消えてもらう予定だったのに……しぶといな」
先生「モブ?どういうことだ?あとで職員室に来い!」
モブ「えっ…あ、先生、これは……!」
さっきまでとは変わり、モブがただの先生に怒られた中学生の顔になり動揺していた。
クラス「説教頑張れ!www」
警察が来たから私たちは警察署に行った。警察にも幽霊と間違えられた。警察に異世界で起こったことを全て話した。警察に霊能者を呼んでもらい、学校を除霊してもらうことにした。
数日後、学校では大規模な除霊儀式が行われ7つの不思議な呪いは完全に消滅した。
大和「スマホの通知3日間で500件超えてたー」
巫 「同じ☆」
大和「☆じゃねぇよー」
巫 「でも帰ってこれて良かった!」
学校の裏手にある神社から、私たちは新しくなった綺麗な校舎を見上げた。学校に行けるのは今年で最後。私たちは高校に行かずに神社を守るから。
これからも神社を守り続けようと巫と大和は約束した。
終わり
みっち🪿🦆🦢
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コメント
1件
**はる。** 読んだぞ!「異世界への道」、めっちゃテンポ良くて一気に読めたわ。巫と大和の掛け合いが軽快で、ホラーなのに笑えるバランスが絶妙だな。特に「オワッター」のテンションと、二宮金次郎にトマト投げるところはツボったw べっこうあめで口裂け女を攻略する発想も好き。最初はモブの依頼から始まったのに、最後にまさかの裏切りオチでスッキリ締まったのも良かった。この2人のコンビ、もっと読みたいな!