テラーノベル
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都 side
「はぁッ…はぁ…」
咄嗟に逃げ出してしまった
でも、1人になるともっと泣いてしまう
なんで泣いているかも分からない
「…ッ…ぁッ……ッ」
走ってる中、小さな嗚咽が漏れ出る
正直気分は最悪
「…くにの?」
ふと聞き慣れた声がして振り返る
私服のイフちゃんが不思議そうな目でこちらを見ていた
少し安心してしまって思わず彼女の服を掴む
「ッ…やだッ…」
状況を伝えようとして咄嗟に出た言葉はそれだけだった
何も考えられない、ただただ泣いてる
理性なんてどこにもなくて大きななにで全てが潰されている
「…」
イフちゃんは何かを察したかのように優しく手を引いて近くにあった空きの会議室に入れてくれた
すると静かに抱きしめてくれて
「…泣いて泣いていっぱい泣け。ここには私しかおらん」
れむ side
普通にいつもの外でのライブしてて一曲が終わった後
なぜか舞台裏のスタッフさんが顔を青ざめてこちらに合図を送っている
「行ってくる」
かなちゃんがそう言ってスタッフさんの方へ向かう
《以上、Cherry summer。良い具合に盛り上がれてたじゃない》
アルちゃんが代わりに進行をする
スピーカーの音がジリジリと鳴る。風が強いからなのか
ふとかなさんの方を見ると顔が真っ青で今にも逃げ出したそうな顔をしている
ゆっくりとこちらに近づいてきて言われる
「…細かくは分からないけど、すたぽらメンバーがおかしいらしい。こえちむは今にも泣きそう、れるちゃんは不機嫌でくにのは訳もわからず号泣。ゆさんは話しかけてもどんなことをしても一言を話さなくて…こたさんだけが特に何もないらしい」
は、号泣…?
頭が真っ白になる。でも、ライブの最中…なんでそんなことが今…
「いれいすおよび事務所のスタッフさんからの連絡だと。…ライブと姉妹どっちを優先するかは任せるらしい。…まあ、私は決まってるよ」
そう言うとゆっくりかなめがマイクを構える
《なんかすたぽら感染症やばいんだと。姉様フラフラっぽいから…ごめんね》
…あーあ、結局れむたちにも行けって言ってんじゃん
《れむも〜…あいつに体調崩されたら何かと困るし》
《すたぽら一週間ぐらい活休なるんちゃうんこれ大丈夫か?》
全てを知った上でうるみやが気の利いた一言
…どう転んでも、炎上しないように。怪しまれないように
《私も帰らないとかな…💦ちょっと心当たりあるから》
しゃるのサラッとした発言
私たちにだけ伝わる暗号のようなもの。心当たりあるって言うのはその原因の話でしょ
観客席の人たちは姉妹のために帰るのが絆尊いとか言ってくれるだろうし。
しのにこっそり手を握られる。…任せてと任せたよの意味
…任せるから、任してよ
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
前回今回と解釈不一致があったら申し訳ないです…
それでは!また次回!
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