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昨日は雨が降った。
道端には干からびたミミズ
可哀想なミミズ
ふと、車道を見ると
まだ生きているミミズが居た
一生懸命に進んでた
お前。凄いな。偉いな。生きてて。
そうしたら、車が来て
ソイツを、潰して行った
プツッ、と音を立てながら
あぁ、。結局、お前も死ぬのか。
俺は止めてた足を進めた
俺は一生懸命生きている。
あのミミズのように
でも
俺もいつか…
今日はよく晴れている
昨日と同じ道を歩く
今日もまた、足元を見ながら
すると、ありが1匹足元に
進めていた足を止める
何かとても大きなものを抱えていた
お前はすごいな。働き者で。偉いな。
そう思っていたら、
ありが2、3匹こちらに来る
どうやら手伝っているようだ。
お前らは、仲間思いなんだな。
俺は少し微笑んだ。
と、後ろから人が来る。
あ、と思った途端
目の前のあり達が潰されて行った
働き者も、仲間思いも
儚く散った
あぁ、可哀想なありだな
俺は止めた足を進めた
俺は、働き者だとよく言われる
俺は友達が居る
俺もあのありのように
儚く散るのだろうか
いや、寧ろ…。
俺は儚く散ってしまいたい。
一生懸命生きたって、
働き者だって
どうせいつかは死んでいく
それなら僕は
あのミミズのように
何も分からないまま潰されてしまいたい。
ひとりで必死に進んで
そのまま。
俺は儚く散ってしまいたい。
どうせいつかしぬならば
あのあり達のように
仲間と共に、
支え合いながら。
そのまま。
そんな
くだらない事を考えながら
今日も登校中。