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コメント
7件
続き待ってる!
最高です! 次の作品も待ってます!
最高すぎます!! 神作品をありがとうございます😭
心音「……らぴす、起きて」
もう一度、声をかける。
でも返事はない。
ロゼ「ほら、寝てるだけ」
らいと「無理に起こさなくてもいいやん」
みかさ「迷惑かけすぎ」
メルト「……」
その言葉の中で、心音だけが動かなかった。
(寝てるだけ……?)
(ほんとに、それだけ?)
心音はそっとベッドに近づく。
肩のあたりを見つめる 。
少しだけ、違和感が強くなる。
心音「……ねえ」
声が小さくなる。
心音「らぴす……」
そのとき。
ほんの少しだけ、指が動いた気がした。
心音「!」
ロゼ「……今の」
らいと「気のせいやない?」
みかさ「え、動いた?」
メルト「……」
空気が一瞬だけ止まる。
心音は息を飲んで、もう一度呼ぶ。
心音「らぴす!」
ゆっくり。
ほんの少しだけ。
らぴすのまぶたが動いた。
らぴす「……」
かすれた息のような声。
心音「起きた……?」
らぴすはぼんやりと天井を見たまま、すぐには焦点が合わない。
らぴす「……何、してるの」
その声は、いつもよりずっと弱かった。
ロゼ「いや、仕事来ないから」
らいと「心配されてんやけど」
みかさ「普通に遅刻」
メルト「……」
らぴす「……ああ」
小さく息を吐く。
らぴす「別に……いいのに」
心音「よくない」
その一言が、思ったより強く出た。
らぴす「……」
少しだけ、目が揺れる。
(なんでこんなに胸がざわつくんだろ)
(ただ寝坊じゃない気がする)
らぴすはゆっくり体を起こそうとして、途中で止まる。
らぴす「……なんか、だるい」
ロゼ「ほら、やっぱり体調じゃん」
らいと「じゃあ今日は休みでいいっちゃろ」
みかさ「迷惑かけないならそれでいい」
メルト「……」
心音は、その言葉を聞きながらも視線を外せなかった。
(違う)
(これ、ただの体調じゃない)
らぴすは布団に手をついたまま、小さく笑う。
らぴす「……ごめんね」
その笑顔は、どこか空っぽだった。
にとる
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心音の胸の奥で、何かが少しだけ形を持ち始める。
心音「……帰ろう」
その言葉に、誰も逆らわなかった。
らぴすはそのままベッドに戻る。
扉が閉まる。
静かな部屋に戻ると、また時間が止まる。
らぴす「……」
天井を見つめる。
(起きたのに、何も変わらない)
(むしろ、余計に疲れる)
目を閉じる。
そしてまた、静けさの中へ沈んでいく。
──第10話 終わり。
【次回予告】
気づき始めた“違和感の正体” そして、少しずつ崩れ始める日常──
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