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「‥‥っ離せ!」
「お前ら、傷付けるなよ」
「分かってますよ、ボス」
脚や腕、腹に刃物の背が当たる
纏っていた服がどんどん切り刻まれ捨てられていく
その時何処からか何かが焼けている様な臭いがした
足元の壁に小さなファンが弱々しく回っている
そこの穴から風に乗って来たのだろう
石油の様な臭い‥‥
工業地帯の近くなのだろうか
「不破はセックス上手いんか?」
「‥‥知らねーよ。そんな関係じゃない!」
「じゃあどんな関係ならこんな写真が撮れるんだ?」
男がもう一枚写真を取り出した
その写真を目の前に差し出される
俺は一瞬で目を逸らした
不破さんのアジト
ガラス張りの家‥‥
「見てられないか?自分たちの行為を」
また三人揃って笑い合う
男達が脚や腰を触り出す
「ボス、もうコイツの後ろに薬入れときましょうよ」
「そうするか。どこまで耐えられるか見ものだな」
何も書かれていない白いプラスチックの容器からジェルの様なものを指で掬い上げる
そして左脚の膝の裏に手を掛け、持ち上げられる
「っやめろ!何する気だ!」
「良かったな。痛い思いせずに済んで」
不躾に太い指が二本俺の中に入れられる
急な痛みに体を強張らせた
「‥‥ぅぐっ!‥‥っ‥‥」
「すぐに気持ちよくなるから。良い声で鳴いてみせろよ?」
「‥‥‥‥っ、‥‥ぁ‥‥!」
「ん?どうした?変わって来ただろ」
冷たいジェルを体の中に塗られた瞬間、ジリジリと変な感覚が襲いかかる
そして腹から徐々に身体が熱くなっていく
部下の男は執拗にある部分だけを責めて来た
「‥‥!‥‥っ‥‥くっ‥‥‥‥」
「我慢強いな。前もこんなに立たせてるのに」
ボスの男がもう一人の部下に顎で合図を送る
部下は俺の元へ顔を近づけて口を開けた
ワザとらしく卑猥な音を立てて俺のものを口へ含む
「んんっ‥‥‥‥っ‥‥んっ‥‥」
俺は下唇を噛み耐える
絶対コイツらの言う通りにはなりたくない
ボスの男が俺の顎を掴み口を割らせる
「良いねぇ、強気なお嬢さん。耐えてる顔もそそられる」
強引に割り込んでくる男の舌に口内を蹂躙される
気持ち悪い‥‥
嫌悪感に鳥肌が立つ
その気持ち悪さとは裏腹に、俺の身体は快楽に支配され始めていた
「もう良いだろ。お前らどいてろ」
「終わったら俺らにもヤラさて下さいよ?」
「気が向いたらな」
「酷いっすよボス。どうせアイツ呼んで殺したらコイツも殺すんでしょ?」
「気に入ったら俺らの店で売るかもしれねーし、俺が囲うかもな」
「ボスのものにするなら仕方ねーけど、店に出すならその前にヤラせて下さいよ!」
「うるせーな、分かったよ」
男は俺の脚を拡げ、自分のものに手を添える
「小柳ロウ。俺のものになるか?」
「‥‥なる訳ねーだろ」
「そう言うと思った」
そう言うと力任せに俺の身体を貫いていく
「んんっ!‥‥‥‥くっ、ぁ‥‥‥‥」
「‥‥狭いな。不破にいつも優しくしてもらってるからか?それとも俺のがデカすぎか?」
「っ黙れよ‥‥ぅ‥‥っ‥‥」
「お前は加虐心煽るの上手いな。屈服させたくなる」
「‥‥ぅあっ!‥‥や‥‥はぁっ‥‥」
身体の奥を馬鹿力で突かれる
内臓が飛び出そうな程に‥‥
多分薬のせいで痛みはないが、このままでは自分が壊れてしまいそうだ
「‥‥おい、そろそろ撮って送れ」
「はい」
激しく動かされる身体で男の動きを目で追う
スマホを取り出しこちらに向けた
「っや、やめっ!‥‥」
「こんな写真送られて来たら絶対来るよな」
「ボス、ここ番地がないんですけど‥‥」
「あぁ、溶鉱炉の隣‥‥いや、俺達も溶鉱炉に向かうから溶鉱炉に来いって伝えろ」
溶鉱炉‥‥?
熱せられた臭いは溶鉱炉だったのか
コイツ本当に‥‥
不破さんを街から消そうとしてる
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