sho side
ロボロはずっと泣き叫んでいた。
訳が分からなくなって思わず俺もパニックになってしまう。
すると、ロボロはいきなり包帯を取って左腕を掻きむしっていた。
sho「ロ、ロボロ…?」
rbr「ウアゥッ…ハァッングッ…」ポロポロ
苦しそうに泣くロボロ。
見てる俺まで心が苦しくなるくらい、ロボロの泣き声は苦しそうで…
俺は立ったまま、何も出来なかった。
tn「ロボロ!」
数秒してトントンたちが来る。
tn「ロボロ!やめろ、傷開いとる!!ロボロ!」
トントンはロボロを見るなり、すぐにかけつけ、ロボロの手を止めるよう、宥める。
でもロボロの手は止まらなかった。
ずっと泣きながら腕を掻きむしってて…
rbr「…ごめん」
sho「え…?」
rbr「ッッッ…ごめんっシャオロン…こんな弟でごめん、迷惑やったよな、ごめん、俺死ぬから..だからもう嫌わんといてよ、死ぬからもう好きに生きてよ、俺の分まで楽しく生きてよ、俺の事なんて忘れていいから…っ!!」
ロボロがいきなりまくしたてる。
え…?死ぬ?ロボロが、?
そんなんやだよ?
…俺、学校で成績良い方で、皆から期待されてた。親にも友達にも先生にも…「シャオロンはすごい」って言われて…
でも、俺にとっては呪いでしかなかったんや。
でも…でも、ロボロだけは違ったんや!!
「まだ勉強しとるん?」「頑張るんはええけど、無理したあかんで、?シャオロン倒れたら悲しいし…」「え、90点台!?すごいやん!!シャオロンいつも勉強頑張っとるもんな!!努力してて偉いで〜!!」
どんだけロボロの言葉に助けられたか…
だから…だからっっっ!!!!!
ロボロの頬を叩いた、
すぐに目を見開く。
sho「ロボロッッッ…」ポロポロポロポロ
rbr「シャオ…ろん?」
「ッッ…ご、ごめん、シャオロン。俺死ななきゃいけないよな、ごめん、まだ生きてて…」
すぐ死ぬから…と小さい声で言う。
sho「違うっ!!!」ポロポロ
rbr「ビクッ」
少しびくついてるが、そんなのお構い無しだ。
そんなのよりもロボロがいなくなる方が嫌だ。
sho「俺…ロボロに死んで欲しくないっ!!ロボロが生きてないと嫌だ!!ロボロと一緒やないと、俺、俺っ…!!」ポロポロポロポロ
rbr「で、でも、シャオロン、俺の事、いらんって…」
ロボロは少し困った様子で俺にそう言った。
そんなの言ってない、思ったこともないよ…
tn「…はじめまして、やな、ロボロ。トントンって言うで」
「シャオロンな、ロボロが寝てる間ずっと、待っとったんやで、ずっとロボロは?って聞いてきてな」
rbr「…」
tn「何を言われたんか知らんけど、それは悪夢や。シャオロンはそんな事言ってない」
「それは…1番ロボロが知っとるんちゃうか?」
rbr「ッッ…」ポロポロポロポロ
「…俺、…….の?」
sho「ん?」グズッ
rbr「俺、生きててええの、?」ポロポロ
sho「生きててや」
「何があっても俺が守ったるからさ」ニヘ
そう言うとロボロはシャオロンの胸に抱きついて、そのままずっと涙を流していた。
コメント
2件
ナイスシャオロン👍´-ロボロ~ちゃんと幸せに生きろよ?
rbr良かったね… 2人共幸せにな()