テラーノベル
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翔太 side
亮平💚『うんおいひぃ////待ってそんなに一気に入らない』
翔太💙『毎日俺は食ってんだぞ吐くまで食わせてやる』
不乱に愛し合った昼下がり、漸く作り続けたケーキにフォークが入れられた。リスみたいに口いっぱいに生クリームを詰め込んで頬張る亮平の唇の左上にあるほくろが、今日はいつも以上に目立って見える。向かい合うと全く同じ位置にある亮平のほくろが俺は大好きだ。
〝シンメだね♡〟なんてテーブルの上に腕組みして顔を乗せてうっとりと亮平を見つめると、モゴモゴ言いながらきっと〝何の事?〟って言ってるんだろうけど〝なんて言ってるか分かんないよ〟って意地悪言ってみたりして、こんな無駄な時間が愛おしいんだ…分かる亮平?
1人分の真っ白な総レース柄のお皿に不恰好に潰れなさた苺のショートケーキを頬張る亮平は苦しいと言いながらも何処か嬉しそうだった。
亮平💚『翔太も手伝ってよ?お皿持っておいで』
翔太💙『誰かさんが割ったからお皿一つしかないもん』
どんな思いで欠けたお皿を拾い集めたかなんて亮平には分からないだろう?滴る血に染まるお皿を見て自分の手を切ってしまったのだと気付くほど、心の方がうんと痛かったあの時を今でもふいに思い出す。 俺も亮平がどれだけの期間悩んで俺に触れたのかなんて知り得ない。ただ一つ分かっている事は亮平じゃなきゃダメだって事…きっと亮平もそうでしょう違う?
亮平💚『じゃぁ今度のおやすみお皿買いに行こう?クリスマスケーキ用にもう一つ必要でしょ?』
翔太💙『クリスマスはライブ中じゃん。イチャイチャ出来ませーんケーキも作る時間ありませーん』
〝都内だからいけるでしょ?頑張れよ💢〟唇に生クリームつけたまま言ったところで怖くないんだよ。そもそも亮平は怒っても怖くない。少し頑張れば出来る事…求められる事が嬉しくてついつい意地悪を言いたくなる。
バカみたいにトナカイの角なんか付けちゃったり、サンタの帽子を被ってみたり、やりたい事は沢山あるけど亮平が居てくれたらそれでイイ。何だかこれ以上の幸せはバチが当たりそうな、俺の我儘のような気がした。本当はね一緒にツリーの飾り付けしたかったんだ。テッペンの大きなお星様は亮平と2人で飾りたかったな。チカチカと点滅するライトがクリスマスに浮かれて見えてちょっとイラっとした。
幸せから一転不安が押し寄せる。当たり前に目の前にある幸せがまたいつか突然崩れてしまう恐怖に駆られる。また愛想尽かされて捨てられてしまうんじゃないかって、その時俺は耐えられるだろうか。
亮平💚『どうした?まだ具合悪い?』
亮平の長くて細い綺麗な指が俺の頰を撫でおでこに当てられた。急にやめてよ心臓止まっちゃう…〝まだ少し熱あるね〟冷蔵庫から取り出した熱さまシートをベチッと乱暴に貼った亮平は〝お布団で寝てな〟と言って鼻を小突いた。その間にケーキ残す気だろうと言うと〝バレた?…うそ冗談ちゃんと食べるよ〟と可愛らしくウインクすると抱き抱えられて寝室に戻された。もっと見ていたかったのに…
亮平💚『何?まだエッチしたりないとか?』
何で上目遣いで見ただけでそうなるんだよ…
翔太💙『亮平がケーキ食べるの見てたいだけ//ずっと見てたいだめ?』
〝特等席で見せてあげる〟だなんて言ってイヤラしくお尻を撫でた。違うよ…ケーキ食べてるとこ見たいのにと言うと、自分が食べられるとこもなかなか興奮するよ?今度ラブホ行く?だなんて〝盛ってんじゃねえよ変態〟興奮したくて見たいんじゃないのに目に焼き付けたいんだよ少しでも不安を拭い去りたい。亮平がここに居るんだって安心したいんだ。本音は言えずにベットに沈んでいく。
だって俺って面倒くさいよね?自分で亮平を傷付けておいて捨てられて、再び愛されれば怖いだなんて…また君が居なくなるそんな怖い事を考えてしまって瞬きするのも惜しいくらいに亮平だけを見ていたい。
亮平💚『言いたい事あるなら言いなさい?それとも俺には言えない事?』
翔太💙『怖いだけ…』
亮平💚『ずっとここに居るって言ったろ?翔太の隣空いてますか?泣かないで大丈夫だから』
翔太💙『鈍感なくせに////急にエスパー出してくるなよ』
〝嬉し泣きなら大歓迎〟なんて言いながら涙を舐めとった亮平はサラサラな前髪を邪魔そうに掻き上げた。何の癖もない亮平の髪はサラサラとまた元の位置に戻った。本来は滝を割ったような真っ直ぐな性格の亮平が事恋愛においては迷ったり、躊躇ったり俺に翻弄されっぱなしで本当に俺と一緒にいて幸せだろうか?
亮平💚『パーマかけようかな?うねうねさせてみる?』
翔太💙『ふふっ…似合わない//亮平は真っ直ぐがいい』
亮平💚『ごめんね不安にさせてるのは俺のせいだね』
首が飛んじゃうくらいに横に振るとキャッキャッと無邪気に亮平は笑った。慈しむように頭を撫でた手が背中に回されるとギュッときつく抱き締められ、亮平の肩に顎をちょこんと乗せ応じるように俺も背中に腕を回した。
亮平💚『安心はプライスレス2人で築いていくものだよ//泣かないの可愛子ちゃん♡』
折角感動してるのに、いやらしく伸びてきた手が俺のシャツを剥ごうとお腹でゴソゴソ動いている。
翔太💙『安心が脅かされてる…』
亮平💚『バカね愛を育み中だろうが💢』
〝育んでる〟と言えば何でも丸く収まる思っているこの男…その考え方嫌いじゃないぞ。
熱があるから眠るように言った癖に早速俺を食べようとしてる…〝また熱あがっちゃう〟 また意地悪言っちゃった。
亮平💚『ふふっ//それ意地悪のつもり?大丈夫翔太は横になってればいいから』
何だかガツガツと求められて嬉しいけど、いつもの亮平じゃないみたいですごくドキドキしてしまう。ほらまた熱が上がってきた気がする。
唇を重ねるとシンメのほくろが重なるね…亮平気付いてる?啄むように上唇を吸われると身体中が熱を帯びドキドキと高鳴る心臓が目を潤ませ、息が荒くなる。そんな状態で亮平を見つめれば〝イヤらしい子〟だなんて言われて服を剥がされていく。淫乱だなんて思ってる?亮平にしかこうはならないんだよ?伝えたくても返って言い訳がましくて、口にギュッと力を加えた。
亮平💚『ごめん…言い方不味かったね?色っぽい翔太綺麗だよ?』
翔太💙『亮平怖いよどうしよう幸せ過ぎる//』
亮平 side
無理もない翔太が情緒不安定なのは俺のせいだ。不安な気持ちを取り除くにはどうしたら良いのだろうか?時折涙を堪えるように潤んだ瞳を俺に向けた。何か言いたげな表情を見せては涙を見られまいとシーツに顔を擦り付けて拭いてる…気付いてるよ翔太その原因は俺だよねごめんね。思った言葉をそのままぶつけた。オブラートに包んだり、少しのエッセンスを加えたりすればそれはもう俺の言葉ではなくなるしきっと余計に不安にさせる。可愛いや、愛してるを、抱き締めたいもエッチしたいも…
亮平💚『翔太だけだよ?触れたくてドキドキうるさい心臓の音…ほら聞こえる?』
背中に回した翔太の腕が緩むと胸に耳を当てた。ゆっくり横になる俺の上に乗っかってドクドクと音を立てる心音を聞いている翔太は〝ふふっ大騒動だよ///〟だなんて言って頰を赤らめた。翔太は俺のシャツをゆっくりと剥いだ。小さな口を首筋に押し当てて可愛らしくチュッとリップ音を響かせて恥ずかしそうに鎖骨を吸い上げると薄くキスマークを付けた。
亮平💚『そんなんじゃぁ明日には消えちゃうよ?持ち前の肺活量は何処行ったのよ?』
普段おっとりしている翔太は目をパチクリして見せると〝はぁーっ〟と勢いよく息を吸い込むと鎖骨に噛みついた。
亮平💚『痛いよ💢息吸うんじゃなくて吐きなさいよ?おバカなのかな?』
翔太💙『ははっ///間違えた』
何処までも天然で可愛らしい。仕切り直しにとふうーっと息を吐いて優しく唇を押し当て吸い上げると顔を赤らめて苦しそうにシーツをバシバシ叩いて降参するとベットにゴロンと横たわり胸を上下させている。同じように鎖骨に噛み付くとくすぐったそうに小さく〝んっ〟と声を上げた。
身体を重ねたって安心は得られない。そんな事は分かってる。でも止めようもなく君を求めてしまうのは許してね?魅力的すぎる君にどうしようもなく夢中なんだ。
潤んだ瞳も、優しく握られた小さな白い拳もドキドキと鳴る鼓動も独り占めしているこの時間さえも愛おしい。恥ずかしそうに目を逸らした翔太は声を出すまいと薄い唇をキュッと結んだ。
亮平💚『翔太のトレードマーク可愛い……////』
翔太💙『えっ?』
人差し指でなぞる薄い唇。肩を上下をさせて鼓動が速まっているのが分かる。僅かに開かれた唇の隙間からは息が漏れ、右上にある翔太のほくろを舌先で舐めとると戸惑いとも取れるように瞳が揺らいだ。
亮平💚『ごめんイヤだった?』
またブンブン首振っちゃって可愛い…一体どうしたって言うのだろう何だか口数の少ない翔太に少し違和感を覚える。〝ごめん具合悪いよね?〟再び首をブンブン振って見せた翔太は〝嬉しいの〟と一言だけ言うと小さな手で顔を覆った。〝何が?〟手の隙間から覗かせた青黒い瞳が俺の瞳を捉えると、見る見るうちに耳まで真っ赤に染めた翔太は首にぶら下がって小さな声で耳打ちした。
翔太💙『シンメだね////俺大好き亮平のほくろ』
翔太とほぼ左右対称に位置する口元のほくろを翔太は親指でなぞり愛おしそうに啄んだ。深くなるキスに呼応するように膨らむ翔太の花茎を指でなぞれば甘美で艶やかな声で鳴いた。
亮平💚『素敵な恋愛ができるらしいよ?翔太はもう出会えた?素敵な人に』
くっきりと浮かぶ中指の下に位置する翔太の掌のほくろにキスを落とした。〝見つけちゃったよ素敵すぎて直視できない////〟指を絡ませ、恥ずかしそうに右を向いた翔太の左の首筋に唇を押し当てる。首に並んだ二つのほくろに目尻のほくろも色っぽくて大好きだよ。
亮平💚『俺しか知らないホクロもあるかな?』
翔太💙『見つけてみて……うそうそ恥ずかしい電気消して?』
いつの間にか迫る夕闇が部屋を真っ赤に染める。茜色の空に綺麗なグラデーションが現れると乾いた冬空に現れたのは……
翔太💙『うわぁ//ビーナスベルト♡』
亮平💚『翔太知ってるの?』
夕陽と反対の空に現れた青空と夕日の真ん中に伸びるピンクのラインが翔太の頰をまた赤く染めていく。恥ずかしそうに〝全部観てる〟と言った翔太は離れていた期間を思い起こしているのか少し悲しげな顔をした。
翔太💙『優勝6連覇おめでとう///凄いよ亮平…尊敬するおめでとうが遅くなっちゃってごめんね』
亮平💚『遅くなったのは俺のせい…ごめんね不安にさせて』
夕焼けの空を眺める翔太はまた涙を流して首を横に振る。出窓に膝立ちしながら外を眺める翔太の後ろから抱き竦めると首に唇を押し当て耳の中に舌を這わした。甘やかな刺激に夕陽に染まる翔太は口を開け天を仰ぐと吐息を漏らす。貪るように不乱に舌を這わした。ベットに沈む翔太の身体に指を這わすとくすぐったそうに腰を捩り、まだ微熱の残る翔太の体温に彼の存在を確かめながら、当たり前じゃない幸せを噛み締めていく。
唇のほくろが、鎖骨に印したキスマークが、二つのシンメが重なり合い繋がり合い、快楽の波に攫われながら愛を慈しむ2人の間に延びた糸からグチョグチョとイヤらしい音を響かせた夕暮れ時の愛の巣には裸のまま繋がり合って果てた2人姿があった。
〝服を着なきゃまた熱が上がるよ?〟と言う俺にまだ大丈夫と言って、いつまでも足を擦り合わせて互いのほくろを啄み数え合った。
翔太💙『ああっ15個?16?また分かんなくなったやり直しだ////…1…チュッ2……チュッ…さぁ〜ん』
亮平💚『ねぇわざとでしょ///ふふっくすぐったいたらもう////やっそこにはないでしょ?ンンンッやっ…やめろ💢終わんねえじゃねえか💢』
翔太💙『終わんなくていいもん//亮平Jr.さん♡ほくろは付いてますか?』
亮平💚『ないわ💢』
翔太💙『ふふっ////よく見えな〜いもう少し大きなって?』
亮平💚『バカやめろ💢ンンンッヤダやめてバカァッ』
熱茎を咥えて楽しそうな翔太…君が楽しく幸せならどうぞお気に召すまま召し上がれ。その代わりちゃんとご褒美いただきますからね覚悟なさい♡
翔太💙『あっ見っけ////やだァやらしいほくろ♡』
亮平💚『いい加減にしなさい💢あっもしかしてシンメかもよ?翔太Jr.に尋ねてみようか?』
〝ないない絶対ない〟大きくしてみないと分からないでしょ?青ざめる翔太を押し倒すと〝まだ数え終わってないのに〟と膨れっ面の翔太と打って変わって翔太Jr.は期待してるのかピクピクと反応しちゃってる。相も変わらず愛し合う。
翔太変わらないことの方が難しいと思わない?俺達は以前のようにバカみたいに愛し合える。だからきっと大丈夫だよ?ごめんね安っぽい安心しか与えてあげられなくて。でもこれが俺なりの愛なんだ。変わらない愛を一生翔太に与え続けるよ。
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数えあいっこするのかわいい💚💙 幸せ続け〜🫶🫶
ひさしぶりに泣かなくて済んだ💚💙私、亮平💚sideの文章大好きだなぁ😍😍阿部ちゃんぽい💚💚💚
