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やっと、トレーニングに戻ってこれた
「じゃあ、よーい、、どん!!」
トレーナーの声と共に走り出す
「、はっはっ、はっ、はっ、、」
足を1歩1歩しっかり前に出す
あぁ、レースの感覚が戻っていく
3回目のカーブを曲がり、スパートをかける
ぐんぐん抜かしていって先頭にたつ
『レースいっつも見てるよ。走ってるのも。』
『ずぅっと僕のものにしたかったんだ。』
「っ、ぁ、」
誰か見てる
視線を感じる
走ればまた、あんなことが…
見ないで
誰も見ないで
もう、っやめ、
「うぁ”っ!?」
バタッ
「っ!ゴールドシップさんっっ!!!?」
保健室
「、、ん、、あれ、アタシ、、」
「目が覚めたか、大丈夫か?」
「あぁ、ゴルシちゃんなら大丈夫だぜ!さっきよそ見したら転んじまってな!」
「捻挫だと。あんま無理すんなよ?」
「あぁ、もちろんだ!、、っう、っいて、」
「大丈夫か、!?頭も打ったからな、安静にしとけよ?」
「、はい。わかりましたわ、。」
「、?ゴルシ?」
「はい、、なんの御用で、。」
「、、っ?マックイーン!」
「はい、?なんですの、?」
「、、ゴルシの様子がおかしいんだ。」
「えぇっ!?ゴ、ゴールドシップー、?」
「はい、?私、体調は万全ですが、。少し足が痛む程度で、。っいた、」
「いってぇぇ、勘弁して欲しいぜ、、。」
「あの、ゴールドシップさん?」
「おぅ?どした?」
「さっきまで私のような口調になっていましたわ、。どういうことですの?」
「あー、それ。マックイーンの因子。」
「嘘はおやめなさい?そんなことした覚えがありませんわ。」
「…。まぁまぁ、また今度な!」
「……。」
数日後
「はぁ〜、やっと治ったぜ、、。」
「災難でしたわね、。それで、どのレースに出るつもりですの?」
「、、まだ考えてんだけどな。宝塚記念かな。」
「いきなりGIですの!?」
「アタシ、走るのが不安なだけで体調は万全だぞ?」
「あぁ、そうでしたわね、、。」
でも、もし負けてしまったら…
きっと、また塞ぎ込んでしまう。やっと見えてきたゴールドシップさんがまた居なくなってしまう。
「さ、まずはトレーニングしないとな!あと、走るって公表しないと始まんねぇ!」
「、そうですわね…。」
「ん?どした?マックイーン。ゴルシちゃんに走って欲しくないって顔だな?」
「な、なんでわかりますの、、。
…貴方はもう十分頑張ったではありませんか。こんな無理してまで走る必要など…。」
「マックちゃん。アタシはな、走るのが楽しくてレースに出てんだ。勝利なんておまけだ。」
「でも、!走ってまたトラウマが蘇ったら、、っ。私はもうゴールドシップさんにあえないじゃありませんか、!!」
「マックちゃん。」
「、!すみません、。」
「アタシは大丈夫だ。なんてったってマックちゃんが支えてくれるからな!」
「、!」
「だから安心しろ!アタシは大丈夫だから!!」
満面の笑顔
この笑顔を守らなくては。