今では考えられない3年前のとあるCPのお話…今ではそのカップルは周りからは理想のカップルと言えるだろう。
しかし、そんなカップルにも危機はいくつもあった。
〜第一章〜
私の視点
今年で20歳になる私(れお)と彼(ゆう)。16の時に付き合って早4年がすぎようとする。
今では理想な幸せカップルといわれているほど巷では有名。そんな私達も3年前。付き合って一年過ぎた17歳の時の物語…
〜6月24日〜
「ゆうくん!今日で1年だね!何食べに行きたい!?」
私はそういうが最近の彼の返事は、
「そうだね。なんでもいいよ。」
とても冷たい態度だった。
1年経つとそんなもんかと思い特に気にしてはいなかったが、そのことを一応親友である友梨奈に話してみた。
「冷たくない?なんでもいいよ。って。なんでもいいがダメなの!!」と私よりも熱が入っていた(笑)。
確かに私も最近冷たいようなと感じていたが私生活に影響はなく浮気など頭にもなかった。この時軽い事だと思いゆうくんに伝えなかったことに後々後悔することとなる……
彼は最近部活動にとても熱心に集中している。そう。誰もが羨ましがる”“超モテ男”“だったのだ。そんな彼はマネージャーのみならずクラス、学年、学校中で好かれていた。
こんな私でいいのかっと思う日は時々ある。ただそれを踏まえて青春だと全ていいきかせてきた。”モテる”と共に彼の対応は”塩”となることになった。1年前の彼は彼女のことをまっさきに思いなんでもいいよなんて言うことは無かった。これも部活の影響だろうか。テニスのことになると周りが見えなくなり彼女なんのそののようなものだ。1年前は沢山話していたが今では連絡事項や少しの雑談のみ。日に日に私たちの距離は少しずつ離れていった…
その事から私は自分を責めるようになり、定期的に病む状態になってしまった。その度には友達に慰めてもらったりなどより迷惑をかけたと思い中々止まらない。滲む赤色。滴る雫。それでも彼のことは見捨てなかった。応援してあげたかった。”頑張る”彼のことを。友達からは早く別れて忘れなよと言われる日々。何が正解で何が間違いなのかも分からず私は学校に行く時間が減って行った。
俺の視点
俺は学校内トップを走るエースだった。そんな俺にはれおという彼女がいる。付き合って1年だ。そんなれおは「今日で1年だね!何食べに行きたい?」と元気よく聞いてきた。しかし俺はテニスの大会が近くテニスのことしか考えていない中、「なんでもいい」この言葉を言ってしまったのだ。後々後悔をすることとなる…
さいきん、れおが自分から離れていくような気がした。それもそのはずだ。連絡事項以外は話さない。必要最低限の会話しかしない。俺は別れることも覚悟をしていたが中々1歩に進めない。彼女が学校にいていないことも知らず。。。
その状態が1ヶ月以上も続いた。相変わらず彼女の姿を見ない。親友に
「れおは?最近見ないけど、」
と尋ねても、
「しらない。」などのよく分からないようだ。
まさかと思い。家に尋ねても出てきてくれない。学校にも来ない。どうしよう。と内心だけでなく傍から見てもわかるような焦りをしていた。とても怖い。。。