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このお話大好きだから、結末まで書いてくれてから一気にまとめ読みするの楽しみ🖤💙
目黒side
舘さんと飲んだ次の日
誰にも言ってこなかった気持ちを、存分に吐露したおかげか、決心めいた想いが体を満たした
もう翔太くんが俺を好きになってくれなくても、そんなことはどうでもいい
とにかく翔太くんに笑っていて欲しい、そのためだったら嫌われたっていい
最近の翔太くんは本当に辛そうに見える
以前にも増して作り笑いの仮面が厚くなったし、それが出る頻度も増えた
わかってしまう俺は見る度に悲しくなる
キレイで可愛くて、春風が吹くように、爽やかでぽかぽかとした元気がもらえる、無邪気な笑顔が見たい
他人の傷には敏感で、自分が傷ついたって構わずに、誰かを守って矢面に立つその強さに、優しさに、俺はもう充分に救われてきた
自分の傷には鈍感で、なおかつキレイに隠す人だと思ってたけど、人一倍、心の傷に敏感だから、誰かの傷にも気付いてあげられてるんだと、舘さんの話を聞いて分かった
だから、俺は翔太くんの傍を離れないって決めた
翔太くんが、俺がいなくなる不安に怖くなるって言うなら、そんなこと信じられなくなるくらいに
どんな日だって一緒にいるって決めた
例えそれが恋人としてじゃなくたって、1番の仲良しのままだって
翔太くんが泣きたい瞬間を取り零さずに隣にいたい
翔太くんの作り笑いが1つでも減るなら
気づいてもらえなくったって、翔太くんが翔太くんでいてくれて、笑っていてくれればそれでいい
俺の気持ちなんか知ってもらえなくても、傍にいることで翔太くんが心から笑えるなら、もうそれでいい
近ごろ避けられているのが、むしろ俺が翔太くんの心の近くにいる証拠なんだって言うなら、翔太くんが思っているよりも、さらに近くにいるって知ってもらうだけだ