TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

【実話ストーリー】

⚠おおよそは史実と同じですが、少し変えたりしてる部分があります。ご了承ください!⚠




……!!!!

「頭痛が……何時もよりするな〜。」

「……。」

「相談してみようかしら?」

わたしはエリザベート・バートリ貴族で、有名な家系に産まれた少女!!

きんしんそうかん?みたいな所で産まれて、最近頭痛が酷くなってる気がするの。

「お母様?今良いかしら?」

『あら?どうしたの?』

「さ、最近、頭痛が激しくなっている気がして、、治す方法とかあるかしら?」

『…それくらい耐えなさい。』

『お兄様やお姉様も耐えてるのよ。』

「そ、…そうですよね!エリザ頑張ります! 」




それなら数ヶ月?くらいかしら?お母様達が家を出て、お家にはわたしと、使用人の2人が残ってた。

「……。黄色いお花は今日も綺麗ね!」

『ええ、そうですね。』

「……」

『先に、ご飯をお作りになられますか?』

「…えぇ!そうするわ!!!」


何時も…こんなに痛かった?いや、今日は、一段と痛い気がする、痛い…痛、い…痛いよ。痛い。

『どう…され…や、め、』



「………。」

(痛く…ない?)

目の前には血を流した使用人と…わたし?

鏡を見たら。わかった。

「…ッッ!!!!」

綺麗に輝く肌と、わたし。嗚呼。嗚呼!!!!

「これが…求めてたわたし、エリザだわ!!!」



【1575年。5歳年上のハンガリー貴族。ナーダシュディ・フランツ二世と結婚した。】

わたしは彼をそれなりには好いていた。優しいし、英雄としても称えられてたらしいわね。

でもだからこそ、彼は家を空ける事が多い。多分話したのも、手で数える程度。

…私は彼の義母が嫌いだ。何時も何かと史実してきて、私の方が下の立場にあるから。

嫌い。大嫌い。でも彼は好き。それに別れたいなんて言ったら私達の家系が壊れる、、。

「……え?」

ある日。彼は死んだんだって。まあ戦いに死は付き物だもの。でも少し驚きちゃった。

…あ、そしたらこの街の最高権力者は私ってこと?……

「……綺麗に、なる方法…いっぱい試せるのね!!!」

嬉しいな!!!

じゃあじゃあ色んな事試そ!!!…まず要らない人を排除しよっと。


「やっぱりこれを浴びたらわたしは綺麗になれる!!!これでずっとみんなに好かれる綺麗なエリザで居られるわ!」

「それを保つ為にはいっぱい血が必要。」

「……。街から女の子を奪って来たら解決か。」


『い、いや。』

「大丈夫よ!すぐ終わるわ!それに私の役にもたてる、いっせきにちょうって奴よ!」

『そ、それでも!!!』

「五月蝿いわね。私が綺麗になれるからなんだっていいでしょ?」



『なあ、知ってるか?』

『あの女の貴族、夫が死んだと同時にやりたい放題らしいぞ?』

『知ってる。街の処女を連れて行っては鉄の処女で殺してるらしいわ、』

『なんで捕まらないんだろうな。』

『決定的な証拠がないし、あそこの家系、そこそこ地位が高いからね、私達では手も足も出ないわ。』

『はあ、こんな所早く出ていきたいよ。』

『そうね。でも私達に好き勝手する義務は無いものね、』

「ホント、腐ってるな。」


【森を駆け抜ける音。】【久しぶりの自然。】【赤く染ってない場所。街。】

『嗚呼。嗚呼!!!!逃げ出せた。』

『あ、ぁ、ぅ、』

おい!こっちに居るぞ!!

【人の声。あの女じゃない。やった。わたし。生きてる。ぁ、ぅぁ゛】

『……何があった?』

『あの人に、エリザベート・バートリ様に、鉄の処女で…殺され…かけて、』

『やはり、』

『彼奴は悪魔だ!!!まるで、まるで、、血を浴びて、喜んで自分を保つ姿は、吸血鬼よ…。』


「あーあ。逃げ出しちゃった。綺麗になるチャンス。なくなっちゃった。」

「まあ良いわ!今でも結構綺麗だし!」

「頭の痛みも和らいで来たし!」

「……でも、貴方の血は浴びたいと思わないわ。フローラ。」

『な、なぜ?』

「貴方…生理でしょ?そんな血を浴びたら汚れちゃう…から、その隣に居る友人にしてあげる!!」

『は、?』

『そ、そんなの許す…訳!!!』

「逆らう気?」

『……いや、でも。』

『…大丈夫よ、、貴方が助かるなら。わたしが犠牲になるわ。』

『え、嫌!!!それ…は……。』

「あら!!!あっさり受け入れるのね!!有難いわ!そのお陰でエリザが綺麗になるもの! 」


『ヤダ!!そんなの、や、め。』


【1610年12月30日:ハンガリー王国総監トゥルゾ伯爵の調査隊が城へ。】

『……言い逃れなど出来ないぞ?エリザベート・バートリ。』

「言い逃れなんてしませんわ。わたし…エリザは綺麗になりたいだけですもの!」

『……。』

「満足はしてませんわ!!でも見てください!みんなのお陰で。わたし。」

「こんなに綺麗になれましたの!」


【1611年1月2日:裁判が始まる。】


『…。最後に言い残す事はあるか?』

「…わたしは間違ったことをしたのね。それは今理解出来た。けど…」


「なんで誰もそれを教えてくれなかったの?」


【エリザベート・バートリは史上最多の人を殺害した女性です。多分女性だけで軽減した時の最大でしょう。日記を見るに彼女が殺した人数は600〜700人程の女性を殺害してると思われてます。同期は「頭痛を無くす為。」「綺麗になる為。」だそうです。吸血鬼伝説の発祥は彼女から来てると言われてます。そして彼女は近親相姦で産まれた少女。バートリ家は血縁者同士で結婚をしていたそうです。彼女の頭痛がずっとするのもそれが原因だとか。裁判がされた日。彼女の年齢は50代程。それでも彼女の見た目は30歳程に見えたらしいです。その見た目から発せられた言葉は純粋無垢な少女のような発言。見た目との差でトゥルゾ伯爵はとても不気味に感じたそうです。終身刑を言い渡されてから彼女の見た目はみるみる老けていったらしいです。】

そして彼女が鉄の処女。アイアン・メイデンを造った者だと考えられていたりします。

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚