ぽかんとするセシリアに向かって、自己紹介を終えたゼスランはにこりと微笑む。
(この人が皇宮医師? こんなに若かったっけ?)
セシリアが疑問に思うのには訳があった。
というのも、転生前のセシリアはギルベルトの気を引く手段として、何度か体調不良を訴えたことがあるのだ。
もちろんすぐに仮病だとバレるのだが、診察に来てくれるのはいつも年配の男性だった。
目の前にいるゼスランはどう見ても二十代後半くらいだが、きちんと白衣を羽織っている。首元で結ばれた茶色いリボンが、皇宮の医師であるなによりの証拠だ。
「陛下から負荷試験のお話を伺っております。本来なら皇族の担当医である父が請け負う案件なのですが、先日ぎっくり腰になってしまって……」
「えっ、大丈夫なんですか?」
「いやはや、お恥ずかしい……」
ゼスランは頭をかきながら苦笑している。
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