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(前)懺悔
私は傍観者である。
このインターネットと言う世界を眺め、愚かな傍観者である。
私は幾つもの修羅場を見てきた。
タヒにたいと懇願する者
だがタヒねない者
人は彼等を否定した。
中には彼等の様な者を擁護する者も居た
だが彼等も非難の対象となった。
私も恐らく非難を浴びせる側だったのだろう。
ただ傍観者であったが故にそうではなかった。
それだけである。
人はタヒを恐れるが人を容易に葬ってしまう
我々は言葉の恐ろしさを理解しきれなかった。 理解しようとしなかった。
多数派の意見と言うなの凶器に押し潰された
勿論多数派が正しい場合もこの世には幾千もある。だが私達が悪の時はその倍あった
何故人は誤ちを犯した人に許しを与えれないのか
何故人は自分が過ちを犯した時許しを乞うのか
我々は実に愚かである。
牢屋の中の人々を見下し唾を、野次を、暴言を、暴力を、浴びせていたと思っていたらいつの間にか我々がその牢にいる。
正義という名の悪が偽善という名の善を潰す。
私は先人達の使い古されたボロ雑巾の様な味のしないガムをさもフルーティーで美味な食物であると皆に偽りを騙る。
人々は私を支離滅裂で頭の可笑しい人と思うかもしれない。私もそう思う。
実際私は狂っているし馬鹿である。
だから私は閉鎖的な空間でしか声を上げれない。恐らく皆そうなのだろう。
私が軽蔑してきた罪人や芸能人や彼等と私は一緒だ。
ではここで開き直るべきなのか?
答えはNOだ
我々は愚かだ実に愚かだ。
だが愚かだが私たちは知性がある。
触って考えて感じてという一連の動作がある。
感情がある。だからこそ生まれるトラブルもある、だが私たちは転んでもまた立ち上がると言うことが出来る。
勿論これが出来ない赤子のような大人も居る。
実に愚かだ。
まあ私も起き上がれない彼らと一緒なのだがね。
現代に巣食う病を私はどうにかしたかった
だがどうにかする事はできそうにない。
何故かって?私が傍観者だからだ。