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-少しお話いいかしら。?…-

-あ。はい。-


「いのり学校ではどんな子だったの?」

「…そ、そうですね。元気でアホっぽいところがあって、大人しいけど…けど、」

「何故かいのりの周りに集まってくる人はみんな笑顔で、すごく楽しそうにするんです。」

「人が困ってたら放っておけなくて、勉強はできるって方ではなかったけど努力家で」

「それで。誰にも涙を見せないようなそんな子でした。」

「そう。ありがとう。私はずっと海外で仕事をしているからあまり話せてないの、」

「そうですよね。」

「たまにね、電話したりするのよ。その時にあなたの名前がよく出てくるの。」

「なっ。。。そうなんですか…少し照れますねw」

「笑顔が素敵で放っておけなくて、ムードメーカーで私とは真逆だって言い張ってたのよ?」

「1年生の頃から一緒なのでしょう?」

「はいっ。仲良くさせてもらってます。」

「あの子に彼氏が出来たって言うからどんな子かなって気になってたの。とってもいい子で頼りがいがある子だなって思ったのよ。」

「ありがとうございます。ですが、僕はいのりの近くにいたのに守ることも出来なかった。」

「……そ、うね。だけどいのりは男の子を自分の命をかけてまで守り抜いたの。希望の世代の種を守ったの。」

(…あぁ。そんなこと言ってくれるなんて)

私は幸せだな。(((こっそり後ろで聞いてたけど|ω・`)つ



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