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聖次
514
霜月夢徒
380
11
最近、ミドリ君が分かりやすく不機嫌。
理由は見当がつく。
それは僕が忙しさを理由に全然構ってあげられてなかったから。
自分で好きだからずっとそばにいてとお願いしてるのにそれ相応のことをしてあげられてないのはすごく申し訳なく思う。
ミドリ
……翔さん…?
僕、寂しいです。
忙しさを理由に全然抱いてくれないから。
デートもしてくれない。
翔
ごめんね…
じゃあ今からデート行く?
ミドリ
ふぇっ?!
翔
この時間なら…
夜出掛けてディナーくらいは出来るでしょ。
という訳で僕が寂しいと言ったら速攻でデート予定を組んで連れ出された。
翔さんが住居を構えるのは港区。
高収入の人達が集まる所謂エリートが当たり前にいる区域。
翔さんと付き合わなければプライベートで足を踏み入れることは無かったと思う。
翔
今日はここで全部済ませちゃう♡
連れてこられたのはとんでもなく高いビルのような商業施設。
低層階は一般層でも足を踏み入れやすい商業施設なのだが高層階に行くにつれフォーマルな装いをした人達ばかりのいかにもな場所である。
ミドリ
この建物…全部で何階ですか?
翔
ん〜54階だったかな?
ミドリ
……!!!!
翔
レストランの予約まで時間あるから、下に行ってお買い物しよっか。
足りてない学用品とかある?
ミドリ
あります!
ノートとか参考書とか色々…
翔
そっか。
じゃあ行こっか。
そうして買い足したい学用品を買い足し、高層階のレストランに向かった。
外が見えるエレベーターには、東京の夜景が広がっていて綺麗だった。
店員さん
ご予約のお客様ですね。
翔
はい、6時半に予約をした山本です。
店員さん
はい、ありがとうございます。
当店では本人確認のため、スマホのQRコードで来店登録をして貰うシステムとなっております。
では、こちらのQRリーダーにスマホをかざしてください。
そうして席に案内された。
ただでさえ高級感溢れる内装なのに予約が難しそうな窓際の席。
しかも個室。
ねぇこれ本当にごく一般の大学生が来て大丈夫な場所なのっ?!
翔
人前だと緊張してゆっくり食事出来ないだろうから個室で予約しちゃった♡
ミドリ
あ…ありがとうございます…
わかってはいたが翔さんと食事に来ると絶対に0が何個もつきそうな値段の料理が出てくる。
そうして食事を楽しみ、ビルから出て深夜帯の商業施設の周りの夜景を夜風に当たりながら楽しんだ。
翔さんは少しソワソワしながら辺りを見回ししていて僕はほんのり疑問に思った。
ミドリ
……翔さん?
翔
ふふ、ミドリ君…
ミドリ
ッ…………////?!
恋愛漫画でありそうな夜景をバックに2人きりでキスをした。
キスをされたのは唇じゃなくて首筋だった。
ミドリ
ふぇ…////
でも、なんで唇じゃ…////
翔
唇にキスするのはまた後でね♡
お耳が真っ赤♡
ミドリ
もうっ…!!
翔さんはいつだって
焦らしが好きなんですね…////!!
翔
可愛い反応を見るためにしてるから〜
ミドリ
むぅっ…!
翔
それじゃ帰ろっか?
僕に沢山甘えたいでしょ?
ミドリ
はい…////
(ずるい…////)
僕は恋愛感情的な緊張をさせられたまま車で翔さんの自宅に帰ってきた。
ソファでスーツのまま一息つく翔さんを押し倒した。
翔
…!
ミドリ
初めてですよ、スーツのままの翔さん押し倒してみたの。
このまま襲っても良いですよね?
ずーっと構って貰えなかったんですから。
翔
ん〜…
ミドリ
ひゃうっ?!♡
襲おうと思ったら喉仏目掛けて甘噛みされ、一瞬だけ力が緩んでそこを翔さんに逆転されてしまった。
翔
抱いて欲しいなら言ってよ♡
ベッド行こ?
久しぶりの優しい翔さんが嬉しくてそのまま素直に抱き上げられてベッドに向かった。
ミドリ
………////
翔
ふふ、もうっ…♡
僕の生着替えまじまじ見つめて…♡
えっち…♡
ミドリ
ひゃ、すす、すみません…////
翔
ほら、シャツ1枚になるまで脱ぎ終わったからミドリ君、脱がせて欲しい?
ミドリ
はい…お願いします…
翔
白いねぇ…ミドリ君は♡
(耳元)
まぁこれから僕がいっぱい赤く染めるけど♡
ミドリ
いじわる、しないでくださいっ…♡!
翔
嬉しいのに?
まぁ意地悪したくなっちゃうんだから…
しょうがないよね〜♡
ほら、ミドリ君無防備だよ?
どうするの?
ミドリ
どうするもこうするも無いです…
いっぱい甘やかしてほしいので…////
翔
ふぅん…♡
そっかぁ…♡
ミドリ
んぁぁっ♡♡
首筋から耳の裏をなぞるように舐められた。
そして、耳の上の部分に優しく甘噛むと心地よい力加減で何度も何度も噛まれた。
翔
声我慢して…
(耳元)
だぁめっ♡
ミドリ
〜〜〜〜ッ♡♡!!!
んやぁっっ?!♡
翔
(耳元)
ふふ、このまま耳の中ぐちゅぐちゅって蹂躙でもされれば…
きっと大変なことになっちゃうね?
ミドリ
じゃ、あ、やめっ…!
翔
(耳元)
やだっ♡
ミドリ
あ゛〜…♡
ひっ、ぁ、あぁっ♡
ん、うぅっ♡♡
落ち着きのあるしっとりとしていて、程よく低くて、でも優しい、そんな声の翔さん。
甘めのオレンジの香りがして、その匂いを嗅ぐといつだって翔さんがそばに居る、そんな気持ちになる。
翔
ふふ、もう蕩けちゃったの?
まだキスもしてないのに♡
ミドリ
ほ、ほしい…♡
ちゅー、して?
翔
かわいいなぁ…♡
上手におねだり出来たいい子は…
うんと気持ち良くしてあげる♡
しっとりしていて吸い付きも良い唇が触れると唇の柔らかさも感じることが出来る。
とうに腰は砕けて翔さんにぎゅっと抱きしめられている。
優しいオレンジの香りを堪能しながら僕は目を閉じた。
翔
んふふ…
幸せそう…♡
ミドリ
はい…♡
しあわせ、です…♡
翔
舌いれて欲しい?
ミドリ
(コク)
あ…////
開けた口にそのまま重ね合わせるようにキスをされると、ぬるりと生き物のような生暖かい粘液を纏った舌が口内に入ってくる。
最初はされるがまま絡められて幸せな気分に浸っていたものの、もっと気持ちよくなりたくて翔さんの口内に舌を差し出した。
翔
ふふ、舌先だけじゃ足りないよね♡
深いキスしてもらいたいよね♡
ミドリ
ッ……?!♡♡♡
ん〜っ♡♡!
ひゃめ、んんっ♡!
ぐちゅぐちゅと激しく口内を掻き回されるみたいに翔さんの舌は暴れ回る。
これはただ相手を完全に無力化して言いなりにするためのキスで、堕とす為のキスとは全く違う。
堕とす為のキスは本番中や事後にしかしてくれない、まぁ当たり前か。
トドメのような物だし…
僕はその堕とす為だけのキスが好きなのに。
卑猥な液体の音、いや、僕の零れそうな唾液を啜り上げる音が響いた後、ようやく口は開放され、つぅっ…といやらしく光る糸が僕の目に映って恥ずかしくなって目をぎゅっと瞑った。
翔
んん…♡
ごめんねぇ、激しくしちゃって…
苦しかったでしょ?
ミドリ
(ふるふる)
きもち、よかった…////
翔
とろとろのミドリ君かわいい♡
ふふ、いつだってニコニコ笑ってるミドリ君もね、見てて幸せになれるから好きだよ♡
ほっぺむーってしながら怒るところも、感情丸出しでぐしゃぐしゃ泣きじゃくるところも…
全部全部、可愛くて大好きだよ♡
今こうして、堕とされまいと必死そうな顔してるところも♡
表向きは齢29のいつも穏やかで冷静沈着なちょっぴり怖くて怪しげな大人の男性だけど、僕にしか見せない素顔は深くて重たい愛情を持った、ちょっと寂しがり屋な1人の男性であること。
特に、初めてを奪われた時の衝撃とか幸福感とかははっきりと覚えている。
ただひたすら愛で溺れさせて快楽の中で徹底的に刷り込んでくるあの感覚。
身体中暑くて疼いて苦しかったのを取り除いてくれた。
翔
ふふ…♡
ミドリ君のかわいいとこいっぱい見たいな♡
ほら、すごく苦しそう…♡
寂しかったよねぇ、ごめんねぇ…♡
ミドリ
ん、あっ♡
やっ…////
口紅を塗った女性みたいな優しい薄紅色のツヤがあってぷっくりとした唇が僕のそれの先端にキスをするように触れた。
十分に湿らせた膜が優しく覆いかぶさるような感覚だった。
ソレはゆっくりと翔さんの口内に飲み込まれて器用な舌使いで僕のソレから精液を搾り取ろうとしてきた。
案の定、気持ちよくてすぐにイかされ一滴もこぼさす飲み込まれた。
翔
んっふふふふ……♡
気持ちいねぇ…♡
ミドリ
はぁ…はぁ…////
ッえ?
着け心地のいい手錠をかけられ、後ろに回り込まれて翔さんに寄りかかる形で座る姿勢になると優しく抱きしめられた。
嫌な予感がした時にはもう遅かった。
荒い呼吸を無理やり押さえつけて耳に優しく息をふきかけられる。
ミドリ
ぃ゛やあ゛…////
やらぁ゛…////
翔
(耳元)
いやらしいとこ…
見られたくないんだ?
そうだよねぇ…人間の心理として当然か…
でもだぁめ♡
無理矢理にでも引き出してあげるから♡
舐めて貰えない、ただ翔さんの息が耳にぶつかるだけ。
はやく気持ちよくして貰いたくてもどかしくて生理的な涙が出てくる。
翔
(耳元)
あ〜ほら…
腰ガクガク言わせちゃって…♡
素直になれたら、噛んだりしてあげるのに…
ミドリ
ッ……!!
あ゛ッ……?!♡
下腹部を優しく押さえ付けられながら快感を逃がすのを阻止された。
翔
(耳元)
気持ちよくて、逃げたくなっちゃった?
ダメだよ…
どう頑張ったってミドリ君が僕から逃げる術なんてお見通しだし全部対策してるから…
要するに、逃げられないってこと♡
ミドリ
うぅ…♡
翔
(耳元)
ほら、大人しく…
僕に身体、許しちゃおうね♡
ついに耳に息を吹きかけるだけでなく甘噛みもして貰えるようになった。
でもまたすぐ足りなくなった。
ミドリ
んやぁ…////
んっ…♡
翔
(耳元)
声色が切なそうになってるよ?
欲しくてたまらないんだね♡
じゃあ…おねだりしてみよっか♡
ミドリ
おね…だ、り…////
翔
(耳元)
そう、もう逃げない?
好きって言ってくれる?
ミドリ君の頭の中…
僕でいっぱいにしてくれるかな?
ミドリ
する、するから…♡
にげな、いからぁ…♡
おみみ…もっとシて?
しょおさん、すきぃ…♡
ミドリ君に、かわいくおねだりをされて、抱きしめていた手を愛おしそうに握るとその手に優しくキスをされた。
翔
(耳元)
ん〜♡
かわいぃぃぃ…♡♡♡♡
おねだり上手に出来たねっ…♡
いい子だねぇっ…♡
そういうと意識が飛ぶ寸前まで気持ちよくされた。
なんと言うか、言語化が難しい。
生暖かい粘液が耳の中を暴れ回っていた。
翔
(耳元)
あーあ…♡
もうっ、最初は決まって嫌って言って抵抗するのに…♡
ほら、意識を失って逃げようだなんて…♡
僕は許さないから…♡
ミドリ
イ゛だぁっ……♡♡?!!?!!
翔
痛かったよね、ごめんねぇ…♡
僕ね、好きな人の血液見るの好きなの…♡
ミドリ
ひっ…////
翔
猟奇的な意味じゃなくて、僕は好きな人に怖い思いとか痛い思いさせるのは好きじゃない。
僕がたまーに強く噛みすぎてミドリ君傷口から血を流すでしょ?
その様が愛おしくて好きなの…♡
突然の翔さんの恐ろしい性癖開示に僕は驚きを隠せなかったが受け入れるしかない。
翔
傷口を舌で優しく抉ると、ミドリ君は甘い声を沢山出すから…♡
それでね?
何が来るか身構えた。
翔
吸血鬼でもないのに好きな人の血液って甘く感じるんだよ?
あ、血液が甘いって物理的に甘かったら健康的に大 問題だし。
そういう事は置いといて…
とにかく、僕からすればミドリ君の血液は甘ったるくて…
僕にとっては危険な媚薬だって事♡
ミドリ
…………////(嬉)
翔
身体の相性も良くて愛し合えるんだから…
こんな幸せってないよね♡
あぁ…♡
ミドリ君の下のお口…
欲しくて欲しくてたまらないって感じ♡
とろとろで僕の指をキツく締め上げてくる…
ねぇミドリ君、欲しい?
ミドリ
…ほしくない。
翔
ふぇ…
そんな本気のトーンで、ムスッとした顔で言わないでよ…
悲しいじゃん…
ミドリ
ちょっとからかいたくなっただけです…////
ほしい、です…♡
翔
もうっ…♡
僕の事弄んで…
悪い子め…♡
いいよ、たくさんあげる♡
ミドリ
んぁっ、くぁぁっ♡
僕の中に翔さんのそれが入ってくる。
すんなり受け入れて全て飲み込んだ。
ミドリ
…どくどく、いってる…♡
あつい…♡
翔
へぇ…そうなんだ♡
あつい、ねぇ…
僕も一緒だよ♡
ミドリ君の中、熱くてとろとろ…♡
幸せ…♡
それから、何度も何度もした。
寂しかったぶん、たくさん愛してもらうために羞恥心を捨てておねだりをたくさんした。
翔さんは狂気じみた目付きの優しい笑顔で僕の要望に答えつつ自身の欲望を満たすかのように僕をたくさん求めた。
翔
ふふ、ふふふふっ…♡
きもちいいねぇっ……♡♡
ぼくだけを、みててくれるならっ…♡
きょうは、あさまで、してあげるよ?
ミドリ
ん゛う゛ぅっ♡♡♡
しょおさん、だけ、みるからぁっ♡
あさまで、してほしいっ…♡
そうおねだりをしたら、翔さんはぴたっと動くのをやめた。
ミドリ
ふぇ…?
なんれ、やめちゃうの?
翔
ううん…
うれしいっ…♡♡
ぼくだけを…みつめて?
ミドリ
……♡
翔
あぁ…きれい…♡
ふふ、すごく、おいしそう…♡
ミドリ
ッッ……!♡
目を舐められるかと思ってキュッと瞑った。
その予想は外れて僕の涙を舐めとっただけ。
ふっ、と目を開けるとそのまま翔さんのまっすぐな視線を見入った。
綺麗な赤と紫色の瞳がすぐ目に入る。
ハイライトもなくて僕しか見えていない、と語っているようだった。
次に特徴的なのは丁寧に手入れされているであろう綺麗な青みがかった銀髪。
いついかなる時もサラサラでしっとり汗ばんで首筋に張り付くとキラッと光って色気しかない。
儚げで人に全く興味が無さそうな顔付きなのに限られた人に対しては頬を赤らめて愛情表現をする恋する男性の顔になる。
そうして暫く挿入したまま見つめ合っていると急にキスをされてずっと期待していた堕とす為のキスをしてもらうことができた。
堕とすためのキスとは、快楽で溺れさせて不意打ちでもなんでもいいので優しく口付けたあとぬるりと優しく舌を絡めるキス。
無力化するためのキスとはまた違う。
翔
中に出して欲しい?
ミドリ
ほしい…♡
いっぱいだして?
優しく舌を絡めながら二人で絶頂した。
翔
ふふ…かぁわいっ…♡
約束通り朝までシようねっ…♡
本当に朝まで抱かれた。
翔さんスタミナお化け過ぎでしょ…
翔
お疲れ様、水飲も?
そうして渡されたグレープフルーツとりんご、小松菜の入ったデトックスウォーター。
ほんのり果物や野菜の味がして飲みやすい。
朝風呂をし、軽食を取って翔さんに抱きしめられて布団の中で泥のように眠った。
翔
ふふ、かわいい…♡
次のデート何処に連れてってあげよう?
コメント
1件
うおおお、31話読み終えたわ…! ミドリ君が寂しさ爆発させてから翔さんが即デート連れ出す流れ、最高すぎるでしょ。夜景デートからの個室ディナー、首筋キスで焦らしからの朝までコース…スタミナお化けな翔さんに全力で甘やかされるミドリ君、尊いが過ぎるわ。耳元で「おねだりしてみよっか」のとこ、声出そうになった。次回のデートも楽しみにしてる🔥