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※吸血鬼パロ
カイSide
俺は家族から代々伝わる吸血鬼の遺伝子を持っている。吸血鬼とは主食を人や動物の血とし、太陽に当たらず生きる種族のこと。
その吸血鬼にも珍しい種類があり
①太陽を克服し人や動物の血以外も食える種
②超能力を使える種
などがある、俺の家族は父親が①の能力、母親が②の能力で大体はどっちかの血が強く、強い方に偏るのだが、俺は奇跡的に半々の血を受け継いで①と②が入った吸血鬼になった。
側から見るとただの人間だ。
「いやー、やっぱり昼夜問わず外へ狩りに出かけられるのは便利だなー」
①の血が入っているから人間を狩りに行く必要はないと思うのだが、やっぱり吸血鬼ということもあり、普通の料理より人の血の方が栄養があるのだ。
「ここら辺にいい血はないかなー?」
とその辺をうろうろしていたら、1人の男性に声をかけられた。
『あの、すみません…道に迷ってしまって…』
そう言い俺に話しかける男性は白っぽくてすべすべしていそうな肌だった。
無意識に涎がでる、だが見た感じ華奢な体つきだったのでこの男性には血があまり無いと判断。適当に促して帰ろうと返答する。
「あー、俺もこの道詳しく無いんで…」
『…そうですか、』
そう言って、俺の横を通り過ぎようとする。
その時、肉付きの良い脚が俺の視界に入ってくる。この獲物は逃してはまずい。
本能的にそう感じた。
「あの、!」
『!、はい?』
「その格好、もしかして部屋着でここに?」
『?!!』
『…実は、家の近くのコンビニに行った帰りに猫がいて追いかけていたらここまで、///お恥ずかしい限りです…笑』
「よければ交番まで一緒に行きましょうか?」
『本当ですか?!!』
『助かります!』
「いえいえ、では行きましょうか」
なんとか逃さずに済んだ。
あとは交番に着く手前で超能力を使えば一生この人は俺のものになる。
「そう言えば、お名前は?」
『あぁ、船津稜雅です』
『あなたは?』
「俺は小笠原海です、よろしくお願いします」
『海さん、ほんとに助かりました。ありがとうございます』
「いえいえ、この道は危ないらしいですし、困った時は助け合いでしょう」
『お優しいんですね』
そう言って俺の目を見つめる船津。
なぜか心が温かくなるのを感じた、だがそんなことに気を取られて獲物を逃しては困る。
気にせず俺は足を進める。
『あれ、足取りが早いな…』(心の声
交番に着く20分前、話しが尽きなく楽しそうに話していたことに気づく。
俺としたことがどうしたのだろう。
そんなことを思っていたら、通りすがりの男子高校生5、6人が…
1(見ろよ、あの色白の男の人!
2(うわ、部屋着で外来てんじゃん笑笑
3(けど、なんかエロくね?
4(それ思った笑 いい感じに肉あるし笑
5(遠目で見ればほぼ女じゃね?笑
3(うわ、俺抱けるかも
そう言い俺の横を通り過ぎる。
なぜか俺の心にはモヤがかかった、きっと獲物を取られそうになったからだろう…
『海さん?』
「え、ぁ…どうされました?」
『いえ、ずっと男子高校生の方を向いていたので何かあったのかと』
「…いえ、特に何も、笑」
『それなら良かったです』
『あ、もうちょっとで交番ですね!』
「そうですね」
『ここまで本当にありがとうございました』
「あの、稜雅さん」
『?はい』
「俺と契約しましょう」
その瞬間俺の目が青く光りそれと同時に稜雅の力を奪っていく。
「さぁ、俺と契約してくれますね?」
『んぁ、はい…』
「じゃあ、俺の召使と言うことで」
「ここに一生一緒というサインを」
『はぁい…/』
書類にサインした瞬間稜雅は俺に抱きつく、俺は交番と草原の間の奥に行き、誰もいないところで稜雅の足を美味しそうに舐める。催眠にかかってはいるものの感度はあるので稜雅は甘い声を出す。
『んぁっ、ひぅ///』
「可愛いな」
『あっ、海ッやぁっ//』
「海”さん”な?笑」
『海ッ、しゃんっ…/すきれすっ///』
そう言われた時、何かに気づいた。
そうか、俺がなぜ稜雅にあんなことを思っていたのかそれは、俺は稜雅のことが好きだからだ。それに気づいた俺は稜雅の頭を優しく撫でる。
「俺も、好きだよ」
『んふっ、/両想いですねっ、////』
そして、俺は稜雅の頬にキスをし足に噛みつき血を吸った。稜雅は嬉しそうだった。
主です!やっぱり🐢登校になりましたね。
しかも超短編…笑
人外パロ好きなんですけど同じ人いますか?