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『一章 終焉の物語(2)』
雷「その、よろしくお願いします。乙葉さん」
乙「よ、よろしくお願いします」
俺は余ってしまい、乙葉さんと組むことになり中庭の係になった
乙「…雷電さん」
雷「どうしたの?」
乙「…三神、心を。殺してください」
そういい、深々と頭を下げていた
雷「…は?な、なんで」
乙「三神心は危険なんです…!長年記者をやってきた私ならわかるの!あいつは…」
?「…ぁ」
雷「待って、誰かの声が聞こえた」
乙「えっ?」
声の元を探してみると、どうやら草むらの中にいるようだ
?「みなさん、こんにちは」
雷「うわっ!」
乙「ロボット…ですよね?」
?「ここは、どこですか?」
雷「どこって…廃校だけど」
?「さ…君は無事ですか?ゆ…さんもは…さんも」
乙「えっと…、ごめんなさい砂嵐の音で聞こえなくて」
このロボットは誰かの名前を呼んでるようだが
ちょうど砂嵐とかぶってしまい聞こえない
乙「とりあいず持っていきませんか?ここに置いてくのはかわいそうですし」
雷「そうだね」
そしてロボットを持ったまま、中庭散策は終わった
乙「雷電さん、私やっぱりみんなのために三神心を殺します」
雷「えっ、でも殺したら学級裁判が…」
乙「…このロボットを持っていきますし、裁判が始まったら自首します」
乙「だから、みんなのために…」
雷「…わかった」
そんなことを言いながら体育館に戻った
どうやら寄宿舎らしきものは壊れていたため
荒川さんの提案により、布団を敷いて体育館で寝るようになった
皆は緊張による疲れのせいですぐ眠ってしまったが
俺は乙葉さんの言葉や庭で出会ったロボットなどのせいで少し遅くに寝ついた
朝、騒がしい皆の声で目が覚めた
荒「ミライ!早く起きろ!」
雷「えっ、なにが」
荒「食堂で、人が…!」
急いで食堂へ駆け込むと
乙葉さんが首を吊って死んでいた