テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
33,376
𝒔𝒑𝒊𝒌𝒂
2,889
ml×mk
君のいる世界
物語長め
なんでも許せる方のみ見てください
これは 1年前の夏の話__。
mk)……また入院しなきゃなのか
俺は生まれつき体が弱かった。
だから何度も入退院を繰り返した。
mk)最近は調子良かったんだけどな…
最近は体調を崩すこともなく、
入院をすることは減っていた。
だけど昨日、突然激しい頭痛に襲われて
耐えられずに救急車を呼んだのを覚えている。
高校に入学して、友達を作れそうだったのに
また振り出しに戻るんだな…
そんなことを考えながら、
俺は今日もベッドの上で目を閉じる。
『ねぇ、君名前は?』
近くで声がした気がして
俺はゆっくりと目を開ける。
mk)…?
ml)…ぁ、俺の名前はml
ml)君の名前は?
mk)…mk
ml)mkか、素敵な名前だね
そう言って笑う君に
俺はどこか儚さを感じていた。
それからというものの、
俺たちは同級生だったことを知って
さらに話が弾み、2人でいる時間が多くなった。
俺は心臓が弱くて、君は事故の後遺症で
だんだん視力が低下している。
ml)ねぇmk、元気になったら何したい?
mk)そうだな〜…
mk)色んなところに行って、
mk)沢山綺麗なものを見たい!
ml)一緒に見に行こうね、
mk)うん、約束
1年経った今でも
君と約束したのを覚えている。
時は流れ 現在 __。
俺は高校2年生になった。
俺は手術をして普段の生活を取り戻し、
たくさんのものを見ることができた。
ml)…綺麗
辺り一面に咲き誇る花と、
華麗に宙を舞う美しい蝶。
この目に映るものはモノクロから
カラフルに生まれ変わり、当たりを照らす。
ml)ねぇmk、すごく綺麗だよ
そう呟くけど、返事は返ってこなくて。
改めて君が隣にいないことを実感する。
俺は事故によって視力が低下し、
ドナーが見つからない限りは
生きられないと医者に言われていた。
入院して数カ月して同じ病室になった君とは
同い年だったからすぐに仲良くなれて、
毎日のように一緒に過ごした。
そんなかけがえのない日常に、
医師からの言葉が釘をさしてきた。
医者)mlさん、ドナーが見つかりました。
ml)…!
ml)ほんとですか、!?
医者)はい、明日には手術を行います。
ml)やった、mk!手術できるって!
ml)これでmkと同じ世界が見られるよ
mk)…そうだね ニコッ
期待を胸に抱えて、手術当日__。
ml)じゃあmk、行ってくるね
mk)……行ってらっしゃい!
ml)行ってきます!
これが君と最後に交わした言葉。
目覚めた時にはもう君の姿はなくて、
残されたのは後悔と絶望の塊だけだった。
ml)ねぇmk、
君はもうこの世にはいないけど、
君に貰った手紙を何度も何度も読んで
忘れないようにって言い聞かせてる。
ml)本当に綺麗だね…
もう会えない君と
一緒に見ると約束した綺麗なもの。
そして、隣にいない君。
もう会えないけれど、
俺たちは永遠に繋がっている。
ml)…ありがとう… ポロッ
俺の目から流れるものには
気付かないふりをしながら、
遠くの景色を眺める。
これが君が見ていた世界だったんだね_。
君のいない世界は今日も光り輝く。
いや、君の目を持つ限り
俺にとって世界が輝くのは君がいるからだ。
だから。
君のいる世界は
今日もとても輝いている__。
END
お話を読んでいただきありがとうございます!
今回のお話では、心臓が弱いmkくんと
事故の後遺症で視力が低下しているmlくんが
出会い、2人で過ごすというお話でした。
最初はmkくん目線のお話、
途中からmlくん目線のお話に変わったのですが
気づいていただけたでしょうか?
気づいていただけたならとても嬉しいです!
物語の感想やリクエスト等
コメントお待ちしております♪
♡1000 >>>> mkくんからの手紙 公開