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シルク目線
シルク「どうも、フィッシャーズシルク!」
マサイ「マッサーイ‼」
ンダホ「ンダホ!」
ザカオ「ザカオ!」
ダーマ「ダーマ!」
俺たちはフィッシャーズというグループユーチューバーだ。皆二十代後半だが、いつも楽しくバカをやっている。今日は夜遅いが、川に撮影に来ている
シルク「早速遊んでいこう‼」
この川は深いので中には入らずに川原で水切りなどをして遊んでいた
すると少し離れたところから高校生くらいの男の子が出てきて俺は一瞬ビビった
マサイ「シルク、何見てるの?」
シルク「あそこに男の子いるじゃん、急に出てきたからびっくりしただけだよ」
マサイ「そっか」
話終わったあとにさっきの男の子がいた場所を見たけど誰もいなかった
ンダホ「シルク、マサイ!!!」
シルク「どうした⁉」
ザカオ「誰か川に沈んでる‼」
シルク「え?」
急いで川を見ると、さっきの男の子が浮かんでいた
ヤバイ、あのままだとあの子は死ぬ。そう思ったときには体が動いていた
それはマサイもダーマも同じだったようで、三人でその子を川から引き上げた
シルク「ハアッハアッ」
マサイ「死ぬかと思った」
ダーマ「寒い!だから冬の川は嫌なんだよ‼」
マサイ「その子、生きてる?」
ンダホ「うん!何とか」
ザカオ「でも一様俺らの家につれてった方がよくない?」
シルク「そうだな俺らシェアハウスだし面倒見れるもんな」
ンダホ「話はこの子が起きてからにしよう」
家にて
モトキ目線
眩しくて目が覚めるとそこは俺の知らない家だった
シルク「あ、起きた。おーいこの子おきたぞー❗」
そう男の人が叫ぶと四人の男の人たちが部屋に入ってきた
モトキ「えっと、ここは…」
マサイ「ここは俺らの家だ」
ンダホ「君が川に沈んでたから引き上げてつれてきたんだよ」
あ、俺母さんのとこにいけなかったんだ…
モトキ「ご迷惑をお掛けしましたじゃあ、俺帰りますね」
シルク「ちょっとまてい!!!」
モトキ「ビクッ」
シルク「お前、さては自殺しようとしたな」
ザカオ「え?」
モトキ「…」
マサイ「図星か…」
バレた、ヤバイ、なに言われるかわかんない、なんでバレたの?、逃げなきゃ、死ななきゃ……母さんのとこにいかなきゃ…
シルク目線
シルク「お前、さては自殺しようとしたな」
ザカオ「え?」
モトキ「…」
マサイ「図星か…」
この子は今なんでバレたんだって顔してるけど、俺にはバレバレだ
こいつがが帰るって言ったとき気付いたんだ、目に光が全くない。
それどころか起きたときに何の感情もないような表情で
「あ、俺母さんのとこにいけなかったんだ…」
って聞こえないような小さな小さな声で呟いてた
モトキ「…くれよ…」
マサイ「は?」
モトキ「死なせてくれよ!!!!!」
ン、ザ、マ、シ、ダ「ビクッ!」
ダーマ「なんでそんなこと言うんだよ!」
マサイ「そうだよ、なんd」シ「母さんのとこにいきたいのか?」
ンダホ「母さん?」
モトキ「!」
モトキ「ポロポロ」
ダーマ目線
こいつが急に泣き出した。正直俺は今、状況をあまり理解できていない
こいつは声こそ出さないものの、何かがプツンと切れたかのように大粒の涙を流していた
かと思えば口を開いて話し出した
モトキ「学校で虐められて、家で父さんに虐待されて、もう生きていたくなかったんだ…母さんは自殺してもういないし、助けてくれる人なんて、誰も…」
シルク「わかったわかった、もう話さないでいいから」
ンダホ「どっちか片方でも辛いのに両方なんて…」
マサイ「よく耐えたなポロポロ」
マサイが泣き出したのと同時に俺たち全員が泣き出した
シルク「誰も助けてくれないんだったら、俺たちが助けてやるよ!」
マサイ「そうだな」
ザカオ「もちろん」
ンダホ「うんうん」
そうだ、こいつを守れるのは俺たちだけなんだ
ダーマ「おう!」