テラーノベル
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風が吹き、花が散る。
まだ音がいつも来る時間ではない。
「…こんにちは。MEN。」
そこに立っていた人物は騎士団の団長、ドズルさんだった。
表情は笑っているが心の内がわからない。
「なんのようだよ。」
「んー…。助言、?」
「はぁ?なんのだよ。」
「わかってるでしょ?僕がMENの名前を知ってるってところに突っ込まないし。」
「…。」
そう言うと俺の隣に座って話を続けてきた。
「ほんとはもう、思い出してるでしょ?」
この人は、いつも仲間の事を言い当ててくる。
体調が悪い時も見分けるし、
隠し事をしている時も見分けてくる。
「…なんでわかったんだよ…。てか、今世では合ってないだろ?」
「まぁ、ね。勘ってやつ?」
「…。」
「それにしても、口が悪くなったなぁ。音には優しいのに。」
「…。」
「音はもう思い出してるでしょ?」
「…まぁ、そうでしょうね。」
「じゃあ何で前世のこと言わないの?」
「…なんていうか…、音の事を見ると、心臓がバクバクするっていうか…。
その、変な感じになるんですよ…。」
そう言うとドズルさんは「へぇ~。」、「ふぅ〜ん?」だとかニヤニヤしながらこっちを見てくる。
「なんですか、その顔…。」
「別に〜?」
「言いたい事もういいましたよね!?
仕事もあるでしょうし、帰ってください!」
「言いたいことは言ってないよ。」
「…なんですか?」
「いやぁ〜、音可愛いからさ?誰かに取られちゃうかもねってこと。」
「…はっ…?とと取られるって、別に取るつもりなんてないですけど!?」
「ま、なんでもいいけどっ!
お幸せに。」
それだけ言うとドズルさんは嵐のように去っていった。
「…ほんと、自由な人…。」
【誰かに取られちゃうかもね】…か。
「…そんなの、わかってるっての。」
…「」おんりー『』MEN
「MENが」
『おんりーと』
「幸せを築けるように」
『幸せになれるように』
「『頑張るね。』」
_fin
…先の未来がどうなったのか。
次回…番外編
コメント
1件
第7話、読ませていただきました! ドズル団長の軽妙な含み笑いと、MENが「音のこと見ると心臓がバクバクする」と認める場面がとても好きです。前世の記憶を抱えながらも、今世での関係に戸惑うMENの不器用な心情が丁寧に描かれていて、胸にくるものがありました。団長の「誰かに取られちゃうかもね」の一言がMENにどう響くのか、続きが気になります。素敵なエピソードをありがとうございます!
36
莉音
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128
#うりえと
すのの
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