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スタート


〜Re side〜

末吉が奈々さんに質問してた

末吉「質問!」

奈々「いかがなさいましたか末吉様」

末吉「さっき行った部屋女の人しかいなかったけど、男の人の患者っていないの?」

奈々「男性と女性は基本的に別室ですね。治験だったら同じ部屋になることもありますが……。諸事情で1日だけ男女になってしまった時に男性側が暴走してしまったので現在は男女は厳守として別室にしています」

奈々「ちなみに患者数は男性の方が圧倒的に多いです」

主な症状は熱……男性側が暴走……この村の近くにいる催淫効果のある化け物……

Re「強制的に発情させられてる……?」

奈々「え?」

Re「あ、いやただ思いついただけで……、それに発情で亡くなるなんて考えられないすよね…」

奈々「いえ、欲求不満から呼吸困難を引き起こすことは多々あります。(フィクションだからな?(圧))『発情』と考えると、色々と合致いたしますし……だったら男性器が正常に働かなくなって……」

奈々さんがなんかぶつぶつ言い出したし、末吉はなんで真顔でこっちみてるんだ。もし、俺の仮説があっていたとして、どうやって原因を無くすんだ……?


夜、奈々さんに案内された部屋に泊まらせてもらうことになったから鈴に連絡するように手紙書くことにした。なんでかかなたが文鳥飛ばしてきて使えって手紙持ってたし、ちょうどいいや。スマホ使えないのほんと不便。

Re「かっきー、なんて書けばいいー?」

末吉「俺に聞くな。真面目に考えてるのお前だけだし」

Re「それはそれでどうなの?」

末吉が丸投げしやがったから、頑張って考えて書いて文鳥に届けてもらった。文鳥って頭いいなー()



〜鈴side〜

文鳥「クルルル」

かなたさんの文鳥のチョコちゃんが手紙持ってきた。かなたさんってバニラくんとかチョコちゃんとか基本アイスの味の名前つけますよね……。持ってきてくれた手紙は多分りーさんからのものだと思う。

ベル「あ!チョコちゃんだ、お手紙?いいこだねぇー」

姉さんは何故かチョコちゃんにベタ惚れしてる。チョコちゃんも姉さんに懐いてるし、まぁそれが起因してるんだろうけど。わたしはりーさんから届いたものであろう手紙を開いた


『鈴へ

なんて書けばいいかわかんないから多分苦しみながら書いてると思います。情報送れって言われたから書いてます。

俺らのこと案内とかしてくれた、久家奈々さんって人から聞いた話は、

男女で同じ空間にいると男性側が暴走する。

・奈々さんは患者さんの検診で部屋に行ったら襲われかけた

・空気感染ではない

主な症状は熱

って事で、患者さんから教えてもらったのは

症状が出る前に誰かに肩を叩かれた気がする。

・記憶が曖昧になっていてあまり覚えていない。

らしいです。俺は下線を引いてるところ合わせたら肩を叩いた人に強制的に発情させられてるってことかなって考えたけど、まだ確定じゃないっぽいです。仮説があってんのかもわかんないから返事ください。あと手紙渡した文鳥って名前なに?

莉緒より』


最後の文、りーさんらしいなとは思ったけど今関係あったのかな。というかりーさん達が行ったところで奈々ちゃんは働いてるんだ。今度姉さん連れて久々に会いに行こうかな。

ベル「りーちゃんなんて?」

鈴「これ、読んで」

ベル「んー………最後りーちゃんらしいね」

鈴「だね…w。でなんだと思う?」

ベル「りーちゃんの言う通り強制発情じゃない?かなたくん連れていなくて良かったね」

姉さんは医療の知識はあまりないけれど限られた情報から答えを見つけられるほど考察力が優れている。(正解かどうかはともかく)だから姉さんとりーさんの考えが同じだからほぼ答えは見つかった。研究したいからその人(人かどうかはわからないけど)の血とか送ってもらうように伝えよう。

ベル「チョコちゃん、鈴が書いたお手紙届けるの明日でいいから今日は休みなねー」

文鳥「クルル

勝手なことを言ってるけど、チョコちゃんを休ませた方がいいのは確かだな。かなたさんからりーさん、りーさんからわたしのところって結構な距離飛んでるし。

鈴「お水とご飯あげよっか」

ベル「そうだね」


次の日

〜Re side〜

昨日と同じように患者さんに話聞いてたら文鳥が手紙持って飛んできた。多分鈴からの返事。

Re「ありがとな文鳥、お前の名前知らんけど」

末吉「なんて?」

Re「今からだし」


『りーさんへ

鈴より

ご報告ありがとうございます。姉と話してみましたがおそらくりーさんの仮説通り強制発情で間違い無いのではと思います。そこでりーさんにお願いがあります。重症患者、軽症患者、患者の肩を叩いたと思われる者の血を同封していたもので採取していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

ちなみに文鳥の名前はチョコちゃんですよ』


あ、俺の仮説あってたんだ。それが一番最初の感情だったけど、『肩を叩いたと思われる者の血』は流石に取れなくないか?俺を便利屋だと思ってるんだろうか鈴は。でも、一歩解決に近づいた気がする。まぁ流石に人間相手に採血はできないから奈々さんに相談したら、

奈々「なるほど、採血ですか。それはわたくしにお任せください。準備出来次第鈴殿に送らせていただきますので」

って言ってくれた。頼もしい。

Re「あ、ありがたいです、じゃあお願いします」

奈々「はい、お役に立てることならなんなりとおっしゃってください」

Re「ありがとうございます」

俺らは採血を奈々さんに任せて変なやつ探しに向かった。末吉は乗り気じゃなかったけど。



おわり

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