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20 - 17話〜パトロールという名の散歩〜

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2024年05月23日

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スタート


〜鈴side〜

奈々ちゃんから血液と手紙が届けられた。チョコちゃん大変だな()にしても久々に奈々ちゃんから手紙届いたな。


『東鈴殿

葉桜の終わる時期になりより一層忙しくなられていることと思います。

つきましては五十嵐様からの頼みを受け重症患者と、軽症患者の血液を同封させていただいた所存です。

鈴殿の文書に記してあった犯人と思しき人物は五十嵐様と末吉様が詮索をしていただいております。

鈴殿の益々のご健闘お祈りいたします。

久家奈々』


ベル「相変わらずだねぇ、奈々ちゃんは」

鈴「ねっ姉さん⁉︎いつからいたの?というかなんで奈々ちゃんのこと知ってるの⁉︎」

ベル「鈴のことずっと見てたから何でも知ってるよ」

鈴「こわいよ!」

ベル「ヘッ(`・▽・´)」

鈴「ヘッじゃない!怖いよ……」

まあ、あとでこのストーカー()には問い詰めるとして、血液の成分調べたいけど、時間がないし…有給使うか。


〜Re side〜

Re「調べるのって何すればいいの?」

末吉「俗に言うパトロールして、変なやつ探すの」

Re「へー」

末吉「やる気ないだろ」

Re「かっきーが言わないで」

というか会話を経て、末吉とパトロールという名の散歩してる。奈々さんが後ろには気を付けてって言ってたから怖いけど。

トントン(肩)

Re「誰⁉︎」

末吉「俺」

Re「死ね」

悪ふざけがすぎる。そう言う性格なのかもしれないけど大人がやる行動じゃない()。多分こいつこの仕事に飽きてる。1時間くらいさんp…パトロールしたけどそれっぽい人はいなかった。いや、厳密には話しかけてる人はいたけど道聞いてるだけっぽかったし、まぁ姿は覚えてるし厳重注意だな。

奈々「おかえりなさいませ五十嵐様」

Re「メイド?」

奈々「違います。誰かの下につくくらいなら死を選びます」

Re「なんかすんません」

奈々「いえ、何かわかりましたか」

Re「特に何も。厳重注意したほうがいい人はいたっすね」

奈々「なるほど……似顔絵描けます?」

Re「無理」

奈々「なるほど………まぁそうですよね…見た目だけ教えていただけないでしょうか」

Re「えっとね………」

そいつはパーカーをのフードかぶっていたからあまり表情は見えなかった。チラッと見えたのは黒髪で、目の色が翡翠っぽい色だったことくらい。体格だけ見たら男ではないと思うって言おうとしたけどかなたも体格だけ見たら男じゃないな。

奈々「かなた………?あぁ、猫夢の二つ名を持つ猫族の冒険者様ですね」

Re「そんな二つ名あったんだ」

奈々「ご存知なかったんですね…」

末吉「かなたは単なる猫族じゃなくね猫族と普通の人間のハーフだからな?」

Re「へー」

末吉「どーでもいいんだな」

Re「どーでもいい!」


kanata「ヘクシュ」

夢「かぜ?」

kanata「いや、寝不足」

夢「寝不足?」


まぁ、昨日調べたいというか聞いたのと合わせると、『黒髪のやつのフード被ったやつが犯人説』が出てきた。いや、探すの大変で草。

従業員さん「奈々様!患者様です!」

奈々「わかりました。今向かいます。五十嵐様ついてきていただけますか?」

Re「え、ああ、はい」

奈々さんに連れられて診療室にきた。俺らが最初奈々さんにあったところとは違うところ。そこには、俺らが散歩……パトロールしてた時に道を聞かれてた人だった。その人は男の人で、俗に言うイケメン、あの、アニメとか似ててからモテるやつみたいな感じの人だった。そう言えば患者の人も顔面偏差値がある程度高そうなひとたちが多かった気がする…気がするだけ。

奈々「お待たせ致しました。久家奈々と申します。今日はどういったことから診察に来られましたか?」

奈々さんが患者さんに色々聞いてた。患者さんは顔は火照ってるし、舌が回ってない。それに部屋に入ってくる時フラフラしてた。これは、確定かな………。

奈々「中症患者……本来なら入院してもらう手筈なのですが、あいにく部屋が足りないのです。少し遠いですがこの病院に向かっていただいてよろしいでしょうか。招待状はお渡しいたします」

患者「えっと………難しい気がします」

奈々「大丈夫です。うちには魔術が得意な方がいらっしゃいます。転移術で転移させてもらいましょう。」

患者「よくなりますか?」

奈々「わたくし共も特効薬の開発に勤しんでおります。時間はかかるかと思いますが……必ず」

患者「そうですか………ありがとうございま…」

奈々「どうされましたか?」

Re「ん?」

嫌な予感がする。構えていた方がいいかもな。

患者「あの、その魔術が得意なのって……?」

奈々「女性です。彼ではありません」

患者「そうなんですね……よかった………」

よかった……?何がよかったんだろうか。男子が苦手とか?まぁ何にせよ鈴のところに行くなら確実に実験台になる。残念ながらご愁傷様です。その人はさっき奈々さんのこと呼びにきたひとに連れられていった。

奈々「……危なかったですね」

Re「なにがすか?」

奈々「あの人…わたくしではなく、五十嵐様の顔を見て反応していたので。先程の『よかった』は危害を与えずに済んだとかではないかと。鈴殿に男性はあてるなと連絡しなければ」

Re「・・・」

え、そう言うこと⁉︎


おわり

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