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そうか。別の世界。かも知れない。前にレヴィが言ってた。えっと、確か『元の世界ではごく普通の平凡な主人公が魔法のある異世界に召喚されて、チートを駆使して人生イージーモードでラーメンを作る話』だったか? いや、『ハーレムをつくる話』か。まぁどっちでもいいか。


「お前、人間か?魔法が使えるのか?」



「いきなり何ですか?! 知りたいのであれば答えますが…。僕は人魚ですよ。で、 魔法が使えるか、でしたっけ? えぇ、勿論使えますとも。」



人魚…? いや、そこじゃないな。


「魔法はみんな使えるのか?」


「基本的にはそうですね。なんですか、貴方。まるで僕たちが魔法が使えるのが不思議であるかのように話して…。」



ここは、やっぱり異世界かも知れない。こいつにそう言ってみた。


「異世界…ふむ、現実的ではありませんが…冷蔵庫に侵入するのがそもそも現実的ではありませんからね。今回はそういうことにしておきましょう。で、貴方にはラウンジを手伝っていただきます。」


まだ終わってなかったのか。その話。


「仕事内容は、ジェイドとフロイドに説明していただきますが…今は生憎ゴミ掃除に出かけておりまして…。」


ゴミ掃除に出かける? 変な言い方だな。


「あぁ、そうです。今日は学園長から依頼が来ているんでした! 何でも、編入生がいるから、あの建物の片付けの手伝いを各寮から1人ずつ出せ、と。学園長も顔を見せに来るようですから、貴方のこともその時に話しましょう。貴方は、オクタヴィネルではありませんが、要は労働力が必要なのでしょう。」


学園長? ディアボロみたいな奴か? 


「あぁ、僕としたことが自己紹介がまだでしたね。僕はオクタヴィネル寮寮長、アズール・アーシェングロット。年齢はさほど変わらないでしょうから、アズールで構いませんよ。」



アズールか。本名は…何だっけか? 長すぎて聞き取れなかった。もう一度聞いても、覚えれる気がしないから、聞かなくていいか。人魚の年齢はわからないが、おそらく俺の方が長生きだな。


「あの建物までは近いですし、僕が案内して差し上げますよ。着いてきてください。」


よくわからないが、ついていけばいいのか。ベルフェ達が心配してるかも知れないからな。早く終わらせて、帰る方法を探さないとな。

本当に僕が異世界へ?!

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