コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
雪解け。
冷たい風はあっという間に暖かい風になった
『あったかくなってきたね』
「だな」
だいぶ軽く返事をする五条
1年が入ってきて学校案内がてら裏庭で散歩している
「七海ー!見て!茸!でっけぇ~!」
「灰原さん、はしゃぎすぎないように」
1年生は相変わらず元気いっぱい
『元気だね~』
「黒梛先輩、そう見えますかね」
『あれ、違った?』
一言出すの忘れてた、1人を覗いて
『七海、たまにははしゃいでいいんだよ?』
「これが普通です」
このだいぶ大人びてるのが七海、1年生
その隣ではしゃいでるのが灰原。灰原も1年
「暑ー…」
「まだ春じゃないか」
あの溶けてるのは硝子、私と同級生
で、あの前髪が夏油。夏油も私と同級生
「〇〇、」
『なあに』
「あの花なんだ?」
『どれどれ』
私は花が好きだから誕生花、花言葉などの知識がある
『この時期に咲くなんてだいぶ珍しいね、黒百合だよ』
「黒百合?」
『そう、黒百合』
『ここでいつもの花言葉タ~イム!』
「げっ」
『黒百合の花言葉はなんでしょーぅ! 』
「これなんの花?」と聞かれたらいつも花言葉クイズを出すのが日課。もし当たったらなにか奢る約束をしている。
みんな少し面倒くさがってることは私は知らない。
「んなもんしらねーよ」
文句を言ってくる五条
『ちっちっちっ、君たちによ~く関わってるものだよ』
「よく関わってるもの?」
と硝子。
「私たちに関わってるものか」
悩む前髪。
『深く考え過ぎないように! 』
「深く考えない、か」
「あっ」
「呪いか?」
「呪いですか!?」
『2人ともビンゴ!黒百合の花言葉は呪い、復讐~』
「よっしゃ~!じゃあ〇〇限定シュークリーム奢ってな!」
「うぐ…あの大行列に並ぶのですか」
「奢ってくれるよな?(圧)」
『ハイナラビマス』
「灰原もなんか言うなら今のうちだぞー」
「えっ、俺ですか?」
「そう。このクイズ正解したら〇〇が奢ってくれんの」
「先輩!奢ってくれるんですか!」
『も、もちろん!』
『あっ、灰原はごじょー見たくならないでね…』
「聞こえてるぞー」
「じゃあ皆さんと出かけたいです!」
「そんなのでいいのか?」
「ええ、もちろんです!」
『灰原ーー!なんでそんなやさしいのぉ”ぉ”』
『じゃあ、ごじょー以外で出かけましょーぅ!』
「はっ!?」
『冗談に決まってんじゃん』
「お前な(怒)」
『キャーハイバラータスケテー』
後輩に泣きつくみっともない先輩です。
…… ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ
黒梛〇〇 (くろなぎ 〇〇)
12.4
👍🏻¦ 花、後輩
👎🏻¦ 特になし
※ 『』が黒梛ちゃんです