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理想の世界!?…かっけぇぇ!!
第2話
持っているあいつと何も無い自分
こちら、マイキャラ注意でございます。
スタート
チョ「……んー、なんでだろう?ここをこうしても…ダメかぁ」
薄暗いパソコン部屋。“あの世界”を復元しようとしているが、どうにもウイルスが入ってきて上手くいかない。
ミント「……あの子の存在が消えるのも時間の問題なの?」
チョ「そうならないようにしてみせるから…」
『エラーが発生しました。エラー05』
チョ「クッソ!持ってくれよ…“ピクト”さん」
ピクト「……ッ!?」
元いた世界が一瞬元に戻った気がした。
しかし、直ぐにそれは消える。淡い恋のように。
ピクト「らっだぁさん……」
ピクトの持っている写真には黒ずみのようなもので塗られた誰かと、笑い合うらっだぁがいる。
△▽記憶ノ欠片■□
ぺいんと「らっだぁ?!」
ぺいんと「ありがとう、らっだぁ」
らっだぁ「ぺんちゃん。大好き▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒」
▽△□■
ピクト「ぺいんとさん。人生勝ち組。」
神に愛されて、その癖に、らっだぁからも好かれてる。
ピクト「らっだぁ…思い出してよ」
そう言い、振り向く。
その先に周りを見渡すらっだぁが居た。
らっだぁ「……」
正直、なんでここに居るのか、ぺいんとはどこなのか、目の前の人は誰なのか。全く検討が着かない。
らっだぁ「君はどこかであった事ある?」
ピクト「ッ、」
苦しそうな顔をしている。
どこであったのかも、この人にどういう想いがあるのか。自分でも分からない。
しかし、周りを見れば、俺とぺいんとの思い出で溢れかえっている。
その中に、まだ経験していない事まで鮮明に……
その上で、白い人の持っている写真は異常だった。
昔、20年前の写真も鮮明なのに、その写真だけ。
ピクト「……▫×**̣̩⋆」
らっだぁ「……?」
たしかに言葉にしているのは分かる。だけど言葉にモザイクがかかって読めない。
ピクト「☆。.:*・.*𓂃 𓈒𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸 𓈒𓏸.·」
まただ。また聞こえない。それに、頭痛が酷い。
考えて。
考えろ。
今、いちばん辛いのは誰だ?なら少しぐらい花を持たしてもいいじゃないか。
チョ「……このプログラムは数秒だけ。それでいい。」
このプログラムが完成するまで。
崩壊しないでよ……
“私の、私だけの理想の世界。”
らっだぁ「……!?」
頭の頭痛が収まり、ずっとあったモヤモヤが消えていく。
ピクト「……愛してる。ずっと居られたらって思っちゃうから。」
その言葉は愛の告白だった。
ピクト「……もう一度、す…**̣̩⋆」
しかし、肝心なとこで、またモザイクがかかる。
らっだぁ「……この想いは、何。」
その中で高鳴る鼓動は頭で整理できていない。
“会いたい”“支えてあげたい”
その言葉がスラスラと出てくる。自分の意思とは裏腹に。
らっだぁ「これは、何」
この想いに名前をつけて。