[ #初恋組 ]
⚠️ 初恋組 の CP 入ります!
原作 と違っている 可能性 あり
若干 腐 あります
神酒T 口調迷子 です 💦
❗️ なんでも許せる人向けです ❗️
凛太郎 ➞ 「 」
晴明 ➞ 『 』
3月3日。昼休み。
生徒たちが駆けてゆく廊下。
通りすがりの生徒達から祝福の言葉を沢山貰う。
“ 誕生日おめでとう ”と。
「 ふふっ、ありがとう 」
「 あーあ、年取るのが怖いわぁ 」
と、笑いながら言う。
なんてことのない雑談を交わして、
「 それじゃ、僕は職員室戻るんで君達は遊んどいでな〜。 」
生徒たちが居なくなったことを確認してから
ふぅ、とため息をついた。
「 顔が良すぎるのも問題やわぁ、女子共が集まってきてしまうし… 」
そんなことを言いながら、職員室へ向かっていると、
『 あ!いたー!凛太郎くん! 』
明るい声が凛太郎の耳に届く。
振り返ると、満面の笑みを浮かべながら走ってくる晴明がいた。
「 晴明君かいな、どぉしたん? 」
今さっきまでの疲れが全部吹き飛んだ気がしながら、晴明に話しかける。
晴明は、息を整え、
『 えへへ、お誕生日おめでとう! 』
『 あのね、今日の夜とかって予定空いてる…かな…? 』
と凛太郎の顔を覗きながら言った。
「 …ふふっ、空いとるよ〜 」
口元に手を当てながら笑う彼は、まるで可憐な花のようだ。
『 本当!? 良かった〜 』
晴明はほっと胸を撫で下ろし、
『 じゃあ今日僕の家でご飯食べよー! 』
と、にこにこしている。
「 別にいいけど…何やその顔、なにか裏でもあるんかいな? 」
『 いやいや!何も無いよ!! 』
とにやにやしながら言う。
「 まったく、ほんまかいな… 」
凛太郎は晴明を怪しむ顔をしながら、なんだかんだ嬉しそうだった。
夜、凛太郎は晴明の部屋に来ていた。
2人でご飯を食べ終わると、晴明から“ ちょっとまってて ” と言われ、凛太郎はテレビを見つめていた。
数分後、
『 改めて、お誕生日おめでとう! 』
『 これ、僕からの誕生日プレゼント! 』
と、小包を渡された。
『 僕とマシュマロで選んだんだー!開けてみて! 』
「 え!?ほんまにありがとう…! 」
小包をあけると、
「 おわ、これマンドラゴラのタンブラーやん! 」
「 それと…これ、櫛? 」
『 そう!凛太郎くん髪綺麗だからさ、櫛に、しようってマシュマロが言ったんだー! 』
凛太郎は、 “ どうかな? ” と尋ねる晴明の隣で、呆然としている。
『 ぁ、嫌だったら全然捨ててもいいからね!? 』
何の反応がない凛太郎に 不安になり、あたふたとする晴明に、
凛太郎は飛びついた。
『 へ!? 』
「 ほんまにありがとう、一生大事にするわ。 」
『 喜んでくれたなら良かった、けど、
… えっと、この体勢は…? 』
「 プレゼントくれたお礼 」
『 て、照れるんだけど… 』
キャーと小さい声で言う晴明をハグしながら、
ありがとうと何度も繰り返す凛太郎。
その時、晴明は気付いていない。
凛太郎が目を潤ませていたことに。
翌朝。
凛太郎の胸ポケットには昨日まで入っていなかった櫛が収まっていた。
“ その櫛どうしたの? ”
と生徒が尋ねると、
「 大切な人からのプレゼントやねん 」
笑顔を見せて、そう答えた。
コメント
2件
初恋組がてぇてぇすぎる~!!!!!!!!!! カイラちゃんの作品行き過ぎたキャラ崩壊とかなくてすっきり読めて好きすぎる!!!!!!!!!!