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☔「んん゛…もう朝、?」
いつも通り目を覚ます。
だが、いつもより身体が重い。
おでこに手を当てるとすぐに熱が集まる。
発熱だろうか。
今日はお泊り、しかも2人きりの予定だった。
めちゃめちゃ楽しみにしていた………のに、身体が動かない。
おぼつかない手で、近くの体温計を手に取る。
38.6。お泊りは絶対に無理だろう。
今この状況で会ってもすっちーに熱を移すだけだろうし、断りの連絡を入れなければならない。
☔「……ちょっと寂しいとか、我儘かな」
LINE
☔「すっちーごめん!」
〃「熱出ちゃってお泊り厳しいかも…!」
🍵「熱?」
〃「今向かうね」
…………、来るのは想定外すぎる。
しかも何の前振りもない。普通ちょっとは様子聞くでしょ、なんて思いつつも口角が上がっているのはこさだけの秘密。
期待してなかったといえば嘘になるが、もしすっちーに移ったら…と考えると少し申し訳ない。
でも今は、すっちーの善意に甘えることにした。熱の特権というやつだろう。
☔「……えへへ、」
今日なら素直に甘えられるかな。
意識ふわふわのがしやすい。
だって素面だと、ちょっと…恥ずかしいし。
なんかあっても、熱のせいだから。
がちゃ、と玄関のドアが開く。
来たのだろう。
お邪魔します、という声が微かに聞こえるが、いつもより小さい。
すっちーらしい。
気を遣ってくれているのだろう。
🍵「今大丈夫?」(こんこん
☔「早く入って」
〃「こさ病人…看病、」
🍵「かわいい、さすがに熱だといつもの元気ないね」(撫で
☔「今日はさ、ずっと此処居てよ」
〃「もとからお泊りの予定だったし、」(ぎゅ
すっちーが何度か目をぱちぱちさせた。
こさ、いつもこゆこと言わないからかな。
🍵「…りょーかい、仰せのままに笑」(撫
☔「んふふ、それでいい…」
こんなに幸せな時間があるか。
まぁ、熱だからちょっと苦しいけど…幸せ−苦しさしても幸せ圧勝すぎる。
🍵「ぁ、熱何度だった?」
〃「食欲とか大丈夫?」
☔「…38.6、食欲はね…んとね、ギリ」
〃「でも身体だるいからやだ、動きたくない」
🍵「はいはい、大丈夫そうだったらおかゆ食べよ〜ね」
〃「食べさせてあげるから」
☔「……ほんと?嘘だったら拗ねる」
🍵「拗ねるだけなんだ笑」
〃「かわい〜」
☔「……熱のせいだから、」
🍵「とりあえず寝ててね、悪化したら悪いし」
〃「俺はずっと此処いるから」
〃「おやすみ、こさめちゃん」
そうやって、すっちーはこさの手を軽く繋いだ。離す気は微塵も感じられない。
☔「………おやすみ、」
🍵「ぁ、起きた?おはよ〜」
☔「んんぅ…おはよ、」
〃「お腹空いた…」(ぎゅ
🍵「ゎ…、お腹空いた?」
〃「今作ってくるから、ちょっと待っててね」
〃「寂しい?笑」
☔「ちょっとだけ、」
〃「でも、こさ偉いから待てる」
🍵「……うん、偉い偉い」(撫
愛おしいものを見る目でこっちを見てくるものだから、ちょっと照れる。
🍵「じゃ、良い子にしててね」
〃「すーぐ動きたがるんだから」
☔「はーい…、」
行っちゃった、寂し。
今頃キッチンで何かやってるんだろうな…。
時間めっちゃ長く感じる。
早く帰ってこないかな。
☔「……んへへ、」
そういえば、寂しいときは嬉しかった思い出のこと考えれば寂しさ半減するって誰かが言ってた。
始めてすっちーとしたとき、お互い初めてで慣れなかったな〜。懐かしい。
今じゃ考えられないけど。
らんくんといるまくんはお盛んらしいしな、今。
すれ違いから抜け出した直後は確かにそうなっちゃうか…。
そんなことを考えていると、すっちーが戻ってくる。
🍵「はい、あーん」
☔「ん、んま…」(もぐもぐ
〃「すっちー作るやつ大体美味しい…」
〃「逆に下手なの作れないのかな」
🍵「え、作ろうと思えば?」
☔「ちょっと食べてみたい、」
〃「すっちーが作ったやつ不味いとか想像つかなすぎて」
というか、もう夜だ。
起きてから御飯食べたくらいで……、
☔「ていうか、こさ結構寝てたんだ」
🍵「うん、ぐっすり」
〃「割と冗談抜きで10時間くらい寝てたかもね、俺じゃないんだから」
☔「すっちー普通におかしいからね!?」
大きい声を出しすぎた。
いつもの感じで出したら結構キツイ。
ちゃんと体調崩してるんだ…実感。
というかちょっと眠い。
あんな寝たのに絶対おかしい…。
🍵「あれ、まだ眠い?」
〃「もうちょい寝ても……」
〃「…って、もう寝てるし笑」
☔「………💤」
知らないうちにこさは寝ていたらしい。
後日、お泊り分の✘✘をしたのは別のお話。
#sxxn