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俺は今日早めに登校した
教室には誰もいなかった
静かだ…
そう感じていたら誰かの足音が聞こえてきた
ゆあんだった
「おっ、おっはよー!」
「おはよ〜いつも早いの?」
「いや、たまたま早起きして…」
「へー」
「てか2人きりってなんかドキドキすんな」
「…変なこと言うなよ」
驚いた
アイツは平気でそういう事をいう
女たらしだから慣れてるのか分からないが
すこしドキッとした自分を殴りたい
でも俺も本当はめっちゃドキドキしてる
心臓の音、
聴こえてないかな…
ゆあんはそのままどこかへ去っていった
することがないのでトイレにいった
鏡をみてみた
耳が赤くなっていた
恥ずかしい
こんな姿、誰も観てないよな…?
見られていたらそのまま死ねる
__________
💙
僕はいつも早い時間に登校をしている
今日も誰も居ない廊下を歩いていた
すると前からゆあんくんが走ってきた
急いでいるのかと思い素通りしようとした
しかしゆあんくんは僕の前で止まった
なんだろう…
ドキドキした
「あの!」
「はい…?」
「これ!昨日プリント拾った時に一緒にとったみたいで…」
目の前に出されたのは小さなキーホルダー
僕の宝物だ
まぁ宝物、といってもしょぼい物だが
「ありがとうございます」
そのままゆあんくんはまた
走り去っていった
実はこのキーホルダー
ペアになっている
ハートが半分ずつになっている
その片方を持ち歩いている
これの片方を上げる人を悩んでいた
が…もう決まった
END