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今日の放課後カフェで1人勉強をしていた
ふと窓の外をみてみる
見覚えのある顔と知らない顔があった
ゆあんだ
片方は知らない女
またデートか
俺には何も言う権利はない
やめて
なんて以ての外
だって俺は
彼氏でもない、彼女でもないただの
幼馴染なんだから
ゆあんたちが見えなくなるまで目で追った
少しイラッと来てしまった
‹カランコロン›
「いらっしゃいませー」
「2名で」
「かしこまりました〜コチラの席どうぞ〜」
耳がくさるほど聞いた声…
この声はゆあん…?
驚き隣を見た
「えッ」
「お〜うりじゃん勉強?エラ〜」
「この人誰~?ゆあんくんの友達〜?」
「ん〜幼馴染」
「へ〜…ちわー」
「こんにちは、」
うるせぇな
喋り方がキモい、
ゆあんに馴れ馴れしく触れるなよ
ギャル系か
あぁ、もう勉強どころじゃない
_________
💙
塾に行く途中だった
ゆあんくんを見かけ話しかけに行こうとした
すると隣には女の人がいた
ゆあんくんが女たらし
という噂は本当だったんだ
そう思うと胸がちくっと
針で刺されたような痛みを感じた
「こんにちは」
なんで話しかけたのか分からない
「…あ!センパイ」
「だれ~?」
「2年のセンパイだよ」
「へ〜なかなかイケメンじゃん」
「あはは、」
こいつに言われても嬉しくない
「名前は〜?」
「え?知らない」
「ウケる〜」w
「…僕の名前はなおきりです」
「へ〜!俺はゆあん!」
「あ、うちも名乗ったほうがいい?」
「うちは〜マリで〜す」
「なおきりさんか」
「はい」
「じゃあまた学校で」
「はい。さようなら」
…名前を呼ばれた
嬉しい
これだけで僕の胸はドキドキしている
単純な奴だ僕は、
END