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「もっと、なんですか? 言ってみなさい……」
「…………いつもよりも、もっと、エロティックで……」
真っ赤になって言う彼女に、チョコが溶けて纏わりつく甘い舌先を絡める。
「……私がいつもよりエロティックなのだとしたら、それはあなたを悩ましいくらいに待ち望んでいたからです……」
口の中で溶けてなくなると、またチョコを口に入れて、甘美なショコラを味わいながら抱き合った。
「……智香……チョコといっしょに、君を食べても……?」
「……食べて、私を……先生」
バレンタインの夜は、甘く溶けて……
end──
ちょっとだけ、あとがきです。
「責め恋」彼目線ver.「悩ましいバレンタインデー」にお付き合いをいただき、ありがとうございました。
政宗先生をちょっと可愛く書いてみたのですが、読者の方々に受け入れていただければと思っています。
先生は、初めて本当に人を好きになったので、初恋のように一途で純情な感じを出せたらとも思いまして、どうか伝われば嬉しいです。
※この後は、「責め恋」シリーズ最終章へ、続きます。