どうも翌日が日曜日でめっちゃ気が楽な主です。
ですが夜更かしもほどほどに…なのでこっちをできる限り面白く・長く・わかりやすく・早くできるようガンバリマス。
~あらすじ~
「零の領域」全開放フォルステンVS「龍化」ぐさりん
勝負の行方は…
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「龍化」したぐさりんの巨体が暴れる。
ぐさりんが「龍化」した時点で大抵の人間ならば即死。かの「剣聖」でさえ苦戦を強いられるであろう。だが今回ばかりは相手が異次元過ぎた。攻撃しようと接近すれば見えない刃に切られる。かといって距離をとれば飛ばしてくる。厄介だ。しかも今回は背後には守るべき、来客がいる。
(ぐさお)「早くくたばってくれ。修復に時間がかかるだろう?こちらとしても都合が悪いんだ。だから死ね。世界樹の養分となり朽ち果てろ。人間」
(フォルステン)あぁだりぃ。その体も見飽きた。「竜霊魔法」も見飽きた。なにも面白くない。だから消えてくれ。できれば自ら。
(ぐさお)「竜霊・超電磁界」
ぐさりんによりぐさりんの巨体とフォルステンを包み込むように黄色い結界が張られる。
(ひな)ちょちょ結界張られると回復魔法使いづらいんですけどー
(めめんともり)大体の結界は外から干渉できるし…
そう言いめめんともりは結界に触れた。その時だった。結界に触れためめんともりの指に電気が流れた。
(めめんともり)あばばばっ!!
(ひな)大丈夫!?回復魔法いる?
(めめんともり)痛って。なにこれ…結界に使う電力じゃねえよ。
(ひな)もしかして結界じゃない…?
(ぐさお)一応結界術の分類には入るけど、これは「電磁界」ちょっと仕様の異なる結界って感じかな…
(めめんともり)強いってレベルじゃないんですけど…こっち危うく感電死するところだったんですけど…
そんな電気からめめんともりを守ったのは王国から上位魔導士として認められたものにしか与えられない12指の指輪型魔道具の1つ「雷電竜の指輪」。
(めめんともり)これがなかったら死んでた。断言できる。
(ひな)触れたら…死ぬ…
そんな傍らフォルステンが攻撃を仕掛ける。
(フォルステン)話が長い。うるさい。目障り。死ね。「零の領域・2式盲風」
またもや見えない刃が飛ぶ。しかし見えなくても気配でさぐればいい。そう考えていたが、数が多いのだ。先ほどまで1~5個。最大でも10個ほどだったのに今回ばかりは100を軽く上回っていた。この時初めてぐさりんは気配察知に疑惑念を抱いた。しかし2度目も無数の刃を察知する。ここからが本番だ。そう考え今までのたるい気持ちをただす。全てはすべてを護りきるため。
(ぐさお)「竜霊・地場燦然」
目の前の地面が隆起する。完全にとは言えないものの刃の数を減らすことに成功。
(ぐさお)「竜霊・放電過流」
電気はフォルステンを殺す威力をしておらず、さらには目標もなくむやみに広がっていくだけだった。それでもなお30近くまで減った刃は健在。確実にダメージを与えるだろう。そうフォルステンは考えたが、それはぐさりんによってつくられた「超電磁界」によって阻まれる。
(フォルステン)くそが。長期戦は嫌なんだ。疲れるから…早く死ねよ・「零の領域・封殺烈風陣」
新たな能力。これで五つ目。もはや驚かなくなってきた。その猶予がある分ある程度早く迎撃の体制に移れる。魔法を発動しようとしたとき、違和感を覚えた。殺意の方向が、向きが先ほどよりも低い位置にあった。狙いは「守護者」ではなく、「守護者」の護るものである。来客であった。確実に自分に来ると考えてしまったせいで遅れてしまう。人間は気配察知ができない。死んでしまう。
(めめんともり)「蒼蘭・翆麓」
すかさずめめんともりが水魔法で防ぐ。さすがは宮廷魔導士である。しかし安堵するにはまだ早い。まだ一部残っている。さすがにそこまではめめんともりでもカバーができない。当たる…
そして、ひなの小さな体が宙を舞う。
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(ひな)ぐっ!!!
自分は狙われても、ぐさりんやめめさんがいるからある程度は安全という慢心、気の緩みから当たってしまった。傷が深い。回復するのには多少の時間が必要であろう。しかし幸いにも数が少なかったため生き残れた。
(ひな)私は大丈夫だから!ぐさりんはあいつを…
そう言いかけた時だった。ぐさりんが私に気を取られている間にフォルステンは粛々と詠唱をしていた。全てはこのため。「守護者」を葬るために。結界が歪む。そして消える。フォルステンの周りの空間も歪みだした。
(フォルステン)「零の領域・歪曲命焉」
フォルステンといえど数秒の詠唱が必要な「零の領域」最終奥義。「歪曲命焉」
空間が歪み圧力に耐えかねたようにくしゃくしゃになっていく。世界が漆黒に染まる。まだ明るいはずなのに真夜中のように真っ暗である。
そして数秒の時を経て視野が明るくなる。その眼前に広がっていたのは、「龍化」したはずのぐさりんが倒れ、めめさんが回復魔法を使いながらフォルステンを戦っているが相手になっていない。もはや一方的過ぎた。
ひなは自分を悔やんだ。自分のミスや判断の遅れで仲間を傷つけ危険にさらした。悔恨と恐怖や混乱に思考が染まり、停止する。そこを見逃すフォルステンではなかった。狙われるのはひなだ。
そこでひなの意識は途切れた。
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完全に不意を突かれた。竜人として護るべきものを護ろうとした。だが無理だった。いつもそうだ。何かしようとすれば失敗していた。うまく転ぶことなんてなかった。あの時お母様とお父様と約束した、見たい景色をみて竜人としてもっと強くなるとゆう約束も反故にしてしまった。情けない。その言葉しか出てこない。意識はあるものの体の奥底に沈んでいる。私は竜人を名乗ってもよいのであろうか。そう考えてしまう。
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あとがき
今回はすこし文字数が減りましたが、どうでしたか!
前回も今回もほぼぐさりんの戦いをメインにおいて書いていきましたが、明日も多分ぐさりんメインになってくると思います!
そしてぜんこぱすの戦いが気になっている諸君!火曜日まで待ってくれないか!本当に済まない!なんか筆が乗ってこうなりました!まあこのあとはほぼぜんこぱすメインになるんで許してください。
で前述の通り多分明日で最後かな「怠惰」戦
有言実行を大切にガンバリマス
今回はいつもより500ほど少ない2532文字でした!
次回 敗北の竜人
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