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今日で最終日!!!3日間連続投稿!!!しかも木曜以外全部出しています!これは偉業だ!!といつもよりテンション高めでやっていきます。
しかしここで残念なお知らせが!!10月は投稿頻度が下がると思います。詳しい情報がわかり次第、こちらで報告させていただきます。まあ完全な週1になる感じですね。日曜とか出さない的な。
長くなりましたが13話ガンバリマス
~あらすじ~
フォルステンの策略にはまり見事やられてしまったぐさりんたち!!いったいどうなるの!!
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フォルステンは長い間幹部として組織にいたが、龍と対峙するのは初めてだった。
戦いには勝ったものの「怠惰」最終奥義でも倒せなかった。さすがは龍といえよう。だが龍に戦う力は残っていない。あとは雑魚を殺すだけだ。
(フォルステン)終わりだ。死ね。「零の領域・2式盲風」
見えない殺意が弱った雑魚を襲う。だが雑魚は死ななかった。
イラつく。また手間が増える。面倒だ。そんな念に駆られた。
しかし雑魚の命は風前の灯火。再び能力を発動しようとしたとき。かすかに地に倒れ伏していた雑魚の姿がぶれた。
(フォルステン)!?
気づけばフォルステンは森に突っ込んでいた。
戦場から少し離れた森まで吹っ飛んでいた。突然の出来事に思考が停止する。「零の領域」を自身の体の周りに展開し、防御に回していた。それを搔い潜ってやられた。魔法も武術も武器も通さぬ領域をいとも簡単に無効化された。
(フォルステン)くそがっ!「空間を支配する王よ我が願いに呼応し我が力の一助となれ」
手を抜けば殺される。最大限の力で、最小限の働きで殺す。だから…
(フォルステン)死ね「零の領域・歪曲命焉」
2回目となる最終奥義。雑魚を包むように最小限の広さで、最大限の威力で放つ。
そして「歪曲命焉」は喰われた。「歪曲命焉」よりもどす黒く、薄気味悪い何かに。
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めめんともりは怒りに任せ、己の出せる最大威力の魔法を行使しフォルステンを追い詰めたところまでは良かったもののさっきのやつを使われた。
死ぬかもしれない。しかし現実は違った。発動されなかった。そしてフォルステンとめめんともりの間にどす黒い何かがいた。
(めめんともり)!?何あれ!
数秒前まで死ぬことへの恐怖と怒りのはざまにいた。一瞬でかき消され、驚きが上書きされる。
(めめんともり)こちらには意識は向いてなさげ…?
しかし焦るときほど冷静にと師から教わっためめんともりは確認すべく中指を立ててみた。が反応なし。フォルステンのほうに意識が向いているようだった。
(めめんともり)無視されてるって可能性もあるけど…手出しされないうちに回復でも…
そういい二人に回復魔法をかけていく。
(ぐさお)あ…私は…
(めめんともり)ぐさりん!説明したいけどいったんここからはなれよ!今の戦力じゃ太刀打ちできない!
(ぐさお)!わかりました…なぜそんなに急ぐん…!?
(めめんともり)後ろに怪物いるから一回離れるよ!
(ぐさお)なぜ…「黒雲」が…
(めめんともり)どうでもいいからっ!早く!
(ぐさお)めめさん!ひなさんを連れて行って下さい。あいつを殺さなくちゃいけない。
その言葉には強い恨みが、怒りがこもっていた。
(めめんともり)ぐさりん回復したばっかなんだからおとなしくしてなよっ!どうせフォルステンがやってくれるって!
(ぐさお)でもっ!あいつの封印を、世界を護るのが世界樹の「守護者」としての役割だ!あとは任せました。ルカさんたちのところに向かってください。
(めめんともり)そんなことはできない!ならひなを治療してからまた戻ってくる!
(ぐさお)大丈夫です。私だけで。
(めめんともり)でもっ!
(ぐさお)後ろに護るひとがいるとかえってやりづらくなります。足手まといになる前に行ってください。お願いではなく、命令です。私がここの代表です。従ってください。
(めめんともり)くそがっ!
走り出す。どれだけ魔法に通ずる才能があろうと所詮は人間である。人外の足元にも及ばない。
(めめんともり)くそがくそがくそが!!!
無力な自分を卑下することしかできない。どうか持ちこたえてくれ。そう願うばかりであった。
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(ぐさお)逃げてくれましたね。やっとこれで本気が出せるってもんですよ!「龍化」
もとのかわいらしい体が膨張し、変化する。
(ぐさお)今代「守護者」の名において今ここで貴様を封印する。侵入者も許さない。
戦場は混戦状態となった。
「黒雲」を封印すべく守護者が動く。しかし「黒雲」も抵抗する。それに乗じてフォルステンが守護者を攻撃し始める。「黒雲」の攻撃は標的もくそもないのでもちろんフォルステンにもあたる。
30分ほどたったであろうか。いまだに戦いは続き、もはや体力勝負となっていた。
少しでもほころびが出れば殺される。そんな状況だ。
そこに新たな乱入者が現る。
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新たな乱入者が入りフォルステンと「黒雲」は危機に陥る。一時は協力を考えてフォルステンだったが、「黒雲」は考える知能がない。だから暴れるだけ暴れる害悪トラップとなっていた。
しかしフォルステンは気づいていた。最初に対峙した時より明らかに覇気が違う。龍のほうは今まで通りだったが、人間のほうは違った。
密度が、濃度が全てがフォルステンいや龍すらも上回っていた。
魔法の威力も、詠唱時間も、数も違う。もはや「大賢者」と同じぐらいだ。
さらに人間はある技を放った。
(めめんともり)「地獄異世界」
時が止まりものすごい風が吹いた。そして隣にいた害悪トラップこと「黒雲」が消えた。まるで掃除機のように吸われた。
(ぐさお)「ありえない…!」
(フォルステン)異次元過ぎるだろ…
どうやら「守護者」も驚いていたようだ。普通に考えても異常すぎる。封印なんて瞬時にできるものはあってないようなものだ。
もはや負けは濃厚だ。いい働きをしていた「黒雲」が消え防戦一方になってしまった。こっちは体力ももう少ないのに、相手はまだ元気だ。隙を与えれば封印してくるかもしれない。
詰んだかもしれない。
(めめんともり)「廃魔の道しるべ」
(フォルステン)神聖魔法…!お前異次元過ぎるだろ…!はぁ、相手してらんねえ。「零の領域・盲風」
さすがによける。だが魔法は継続している。
(めめんともり)「退魔人死」
まだ魔法は残っているのに2つ目を展開した。魔法の同時展開。人ができてはいけないような代物。
(フォルステン)お前どんなチート使ったらそんなことできるんだよ。しかもまた神聖魔法。しかも殺傷力が低くて、相手を廃人にする魔法ばかり…そんな恨みかってたっけ?
(ぐさお)「まだ戯言ほざけるなんて余裕だね。でもこれはどうかな?「七天公」」
(フォルステン)お前も神聖魔法かよ…なんで使えるんだよ。
ぐさりんの魔法により7人の天使が創られる。そして1回づつ攻撃をしていく。
よけるよけるよける。ときどき当たる。
(フォルステン)マジでなんなん?お前ら…
結局4本あたりさらにはめめんともりの適当に打った「龍撃魔法」に当たり、フォルステンは虫の息だった。
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目が覚めると誰もいなかった。やっと意識が戻ってきた。
(ひな)あれっ?傷が…
傷が少し回復していた。
(ひな)ちょっと回復したけどまだ動けない…「命与」もクールタイム明けてないし…「回復・無限治癒」
ひなは本気を出した。かの悪いやつをぶっ飛ばさなければと決意した。
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なんとかフォルステンは持ちこたえているが、もうすぐ死ぬであろう。
(フォルステン)やっぱお前ら異次元だって。部下つれてきたら、いなくなるし宮廷魔導士もいるし、「守護者」もいるってどんな地獄だよ。来なきゃよかった…
(めめんともり)「風蘭・緑千」
(フォルステン)話を聞かないしっ!ああ早く「終わらせたイ」
突然めめんともりの体中の力が抜けた。
(ぐさお)!!「竜砲」
ぐさりんは驚きつつも迎撃をするために魔法を使うが…
(フォルステン)「消えロ」ああ「戻レ」
ぐさりんも体中の力が抜け、「龍化」前の姿に戻る。
(ぐさお)力が入らない…!
(めめんともり)動け…ない…
(フォルステン)うるさい「黙レ」
口が動かせなくなる。
(フォルステン)「潰れロ」
重力が倍増する。ぐさりんは慣れていないようで驚いているが、めめんともりは多少慣れている。がそう長くは耐えられない。
(めめんともり)ぐっ!!
(ぐさお)くっ
蚊の鳴くような声だった。確実に弱ってきている証拠だ。
(フォルステン)うるさい。うるさい。うるさい。うるさーいっ!「黙レ」
再び口が動かなくなる。
(ひな)ちょちょちょ何!どうしたの!
回復が終わり、後方支援をするために戦場に再び戻ってきたひなが声を上げる。
(フォルステン)うるさい。消えろ。うざい。うじうじわいてすぐに回復して、異常な能力で圧倒しやがって。ああだるい。だるい。だるい。だるい。ああうるさいよ。うるさいんだ「黙レ」
ひなも口を動かせない。口が使えなきゃ魔法使えない。
(フォルステン)ああ、ああ「動くナ」うざったい。うざったい。うざったい。ああ、ああ死ね「零の領域・6式盲風・風斬」
動けないひなを強い風がさらい、見えない刃が襲う。
切り刻まれる…
風にさらわれながら、ひなは右の森に突っ込んでいった。
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あとがき
終わった!終わった!わっしょい!わっしょい!
やっと終わりました!
ほんとうに長い長い時間をかけ頑張りました!
これからはこっちにあまり書かずにアフタートークのほうで流していきたいので!そちらも読んでください!
じゃ
次回 生きた証